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公開番号
2025104160
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023223933
出願日
2023-12-27
発明の名称
ピンシリンダー錠。
出願人
個人
代理人
主分類
E05B
27/04 20060101AFI20250702BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】本発明は、本発明は、ピンシリンダー錠を不正に開錠するいわゆるピッキングを抑制するものであり、開錠に必要以上の時間を費やさせることで不当な行為を抑止することを目的とするものである。
【解決手段】本発明のピンシリンダー錠は、従来のピンシリンダー錠の構成に前記ピンシリンダー錠に挿入される鍵の摺接部10fと当接したときに上下ピンの境界がシャーライン9と一致する少なくとも1組の上ピン5f下ピン7fを設けたものであり、上下ピンの境界の探索を従来の上下ピンとは甚だしく異ならせて開錠までの時間を長引かせ、ピッキンクの抑制効果を得るものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外筒と、この外筒に対して回動自在に嵌挿され鍵穴を有する内筒と、前記外筒及び内筒に連通して設けられた複数のピン穴と、前記外筒の夫々のピン穴に対して移動自在に設けられるとともにバネにより内筒側の夫々の下ピンを付勢する夫々の上ピンとを有し、前記鍵穴に挿入される前記鍵の夫々の凹部に前記夫々の下ピンが嵌まり込んだ時に、前記外筒及び内筒のピン穴に設けられた上下ピンの境界が外筒と内筒との境界線であるシャーラインと一致して前記鍵によって前記内筒の回動を可能としたピンシリンダー錠において、前記鍵の前記鍵穴との摺接部に下ピンが当接したときに境界が前記シャーラインと一致する少なくとも1組の上下ピンを前記外筒及び前記内筒に連通して設けられたピン穴に設けたピンシリンダー錠。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記1組の上下ピンが当接する前記摺接部が前記鍵の少なくとも上下いずれかの端部である請求項1記載のピンシリンダー錠。
【請求項3】
前記1組の上下ピンが当接する前記摺接部が前記鍵の表裏面の少なくともいずれかの平板部である請求項1記載のピンシリンダー錠。
【請求項3】
前記1組の上下ピンが当接する前記摺接部が前記鍵の先端側である請求項1または請求項2記載のピンシリンダー錠。
【請求項4】
前記夫々の上下ピンの中間位置に設けられた前記1組の上下ピンが、前記夫々の凹部間の前記摺接部に当接する請求項1または請求項2記載のピンシリンダー錠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピンシリンダー錠を不正に解錠するいわゆるピッキングを抑制するものであり、解錠に必要以上の時間を費やさせることで不当な行為を抑止することを目的とするものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【0002】
なお、ピッキングとは、内筒に回転力を与えながら、特殊な不正解錠用の道具で下ピンを押し上げて、上ピンと下ピンの境界線を内筒と外筒との境界線であるシャーラインに一致させ、鍵を使用することなく開錠する不正行為である。
【0003】
従来のシリンダー錠を図2により説明する。1は外筒であり、2は前記外筒1に対して回動自在に嵌挿された鍵穴3を有する内筒であり、4a~4eは前記外筒1及び前記内筒2に連通して設けられた複数のピン穴である。
5a~5eは、前記外筒1の夫々のピン穴4a~4eに対して移動自在に設けられるとともにバネ6a~6eにより前記内筒2側に付勢される夫々の上ピンであり、7a~7eは、前記内筒1の夫々のピン穴4a~4eに対して移動自在に設けられた夫々の下ピンである。
以上のように構成されたピンシリンダー錠は、前記鍵穴3に挿入される鍵8の上端側の凹部8a~8eと前記下ピン7a~7eが夫々当接して前記外筒1及び前記内筒2の前記ピン穴4a~4eに設けられた前記上ピン5a~5eと前記下ピン7a~7eの境界が前記外筒1と前記内筒2との境界線であるシャーライン9と一致したときに前記鍵8によって前記内筒2の回動を可能として開錠するものである。
【0004】
なお、前述の従来のピンシリンダー錠では、鍵8の凹部8a~8eは上側の端部に設けられているが、鍵の表裏面に凹部を設けるディンプルタイプと言われるものもある。凹部を鍵の端部に設けていた従来のピンシリンダー錠に比してこのディンプルタイプピンシリンダー錠では鍵の表面及び又は裏面に凹部を設けたので、凹部の数を増やしシリンダー錠の上下ピンの組数を増やし、シリンダー錠としての構成を複雑にして、不正な開錠を困難にしたり、鍵のシリンダー錠への挿入時の方向性をなくすことができ、正規の鍵での操作性を向上などが図れるものである。
【0005】
以上のように、ディンプルタイプのシリンダー錠においては、上下ピンの数を増加させることで、ピッキング時の開錠までの時間を長時間化し、ピッキングという不正行為を抑制するという効果を有するとともに、鍵の挿入時の方向性の制約をなくすという利便性の向上も図れるものとして使用されている。
【先行技術文献】
【0006】
【特許文献】
【】
特開2006-77442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前述のようなピンシリンダー錠では、凹部の数を多くできず、ピッキングの抑制に限界があるとともに、ディンプルタイプのものでも、凹部の数を多くできるものの製造コストが高くなるなどの課題を有するものであった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明のピンシリンダー錠では、従来のピンシリンダー錠の構成に加えて、前記鍵の前記鍵穴との摺接部に下ピンが当接したときに境界が前記シャーラインと一致する少なくとも1組の上下ピンを前記外筒及び前記内筒に連通して設けられたピン穴に設けたものである。
【0009】
また、前記1組の上下ピンが当接する前記摺接部を前記鍵の少なくとも上下いずれかの端部に設けたものである。
【0010】
また、前記1組の上下ピンが当接する前記摺接部を前記鍵の表裏面の少なくともいずれかの平板部に設けたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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