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公開番号2025111084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005249
出願日2024-01-17
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03B 21/16 20060101AFI20250723BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】投射画像の揺れを抑制しつつファンを無駄なく駆動することで冷却性能を維持できる、プロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明のプロジェクターは、光源装置と、光源装置からの光を変調して画像光を形成する画像形成装置と、画像光を投射する投射光学装置と、外装筐体と、外装筐体内あるいは発熱源を冷却するファンと、パルス幅変調のデューティ比と回転数との関係を規定した駆動パラメーターに基づいてファンをパルス幅変調制御で駆動する制御装置と、を備えるプロジェクターであって、プロジェクターは固有振動数を有し、制御装置は、固有振動数に対応する共振帯域に重なるデューティ比を外すようにファンを駆動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光源装置と、
前記光源装置からの光を変調して画像光を形成する画像形成装置と、
前記画像光を投射する投射光学装置と、
外装筐体と、
前記外装筐体内あるいは発熱源を冷却するファンと、
パルス幅変調のデューティ比と回転数との関係を規定した駆動パラメーターに基づいて前記ファンをパルス幅変調制御で駆動する制御装置と、を備えるプロジェクターであって、
前記プロジェクターは固有振動数を有し、
前記制御装置は、前記固有振動数に対応する共振帯域に重なる前記デューティ比を外すように前記ファンを駆動する、
ことを特徴とするプロジェクター。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ファンを複数備え、
前記複数のファンは第1ファンと第2ファンとを含み、
前記制御装置は、前記第1ファンおよび前記第2ファンを互いに異なる前記駆動パラメーターに基づいて制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記制御装置は、前記ファンの仮想回転数を演算する内部デューティ比と、前記ファンを駆動する入力デューティ比と、を用い、
前記制御装置は、
前記内部デューティ比による前記仮想回転数を用いて前記駆動パラメーターの目標回転数に向けて演算し、
前記内部デューティ比が前記共振帯域に重ならない期間は、前記内部デューティ比を前記入力デューティ比として前記ファンを駆動し、
前記内部デューティ比が前記共振帯域に重なる期間は、前記内部デューティ比を前記入力デューティ比に反映させず、前記回転数を前記共振帯域に重ならないように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項4】
前記制御装置は、前記内部デューティ比が前記共振帯域に重なった後、前記目標回転数と前記内部デューティ比に対応する前記ファンの前記仮想回転数とを比較し、前記内部デューティ比を増加あるいは減少させることで、前記目標回転数に向けて前記ファンの前記仮想回転数を調整する、
ことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記制御装置は、前記目標回転数と前記仮想回転数とが一致した場合に、前記内部デューティ比を保持し、保持した前記内部デューティ比を前記入力デューティ比に設定して前記ファンを駆動する、
ことを特徴とする請求項4に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記制御装置は、前記駆動パラメーターに基づいて前記ファンに入力する前記入力デューティ比を増加あるいは減少させる際、
前記内部デューティ比を増加あるいは減少させ、前記内部デューティ比が前記共振帯域に重なると、前記内部デューティ比が前記共振帯域を超えるまで、前記入力デューティ比を前記共振帯域の境界値に保持する、
ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項7】
前記制御装置は、前記内部デューティ比が前記共振帯域に重なると、前記共振帯域を超えた値に前記入力デューティ比を変更し、前記内部デューティ比が前記共振帯域を超えるまで、変更した前記入力デューティ比で前記ファンを駆動する、
ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記制御装置は、前記入力デューティ比が前記共振帯域に重なると、前記入力デューティ比を前記共振帯域の上限側境界値に保持する、
ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項9】
前記駆動パラメーターは、前記プロジェクターの第1起動モードに対応するパラメーターと、前記プロジェクターの第2起動モードに対応するパラメーターと、を含み、
前記制御装置は、前記プロジェクターの起動モードに応じたパラメーターに基づいて前記ファンを駆動する、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項10】
前記駆動パラメーターは、前記プロジェクターの第1姿勢に対応するパラメーターと、前記プロジェクターの第2姿勢に対応するパラメーターと、を含み、
前記制御装置は、前記プロジェクターの姿勢に応じたパラメーターに基づいて前記ファンを駆動する、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プロジェクターの高画質化、プロジェクションマッピングなどの大画面化に伴い、輝度の高いプロジェクターが要望されている。このため、プロジェクターにおいて、パネルを含む画像形成装置、光源装置、あるいは電源装置等の熱源は温度がより高くなるので、冷却装置としてファンの冷却性能を向上させる必要がある。
【0003】
一方、冷却装置のファンの駆動に起因する揺れが投射レンズに伝わり、投影画像の揺れが発生し、画質の低下につながる。例えば、下記特許文献1に開示のプロジェクターでは、投射画像の揺れを抑制するために、ファンの駆動がプロジェクターの固有振動数に共振しないように、ファンを共振させる回転数を避けて駆動するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017―211492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記プロジェクターでは、ファンを駆動する回転数帯が限られてしまうため、ファンの冷却性能を十分に発揮させることが難しかった。よって、投射画像の揺れを抑制しつつファンを無駄なく駆動することで冷却性能を維持できる、新たな技術の提供が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の1つの態様によれば、光源装置と、前記光源装置からの光を変調して画像光を形成する画像形成装置と、前記画像光を投射する投射光学装置と、外装筐体と、前記外装筐体内あるいは発熱源を冷却するファンと、パルス幅変調のデューティ比と回転数との関係を規定した駆動パラメーターに基づいて前記ファンをパルス幅変調制御で駆動する制御装置と、を備えるプロジェクターであって、前記プロジェクターは固有振動数を有し、前記制御装置は、前記固有振動数に対応する共振帯域に重なる前記デューティ比を外すように前記ファンを駆動する、プロジェクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態のプロジェクターの構成を示した図である。
第1実施形態のプロジェクターの電気的な構成を示すブロック図である。
スキップ制御におけるデューティ比の変化を模式的に示した図である。
ファンの動作フローを示した図である。
制御装置がファン駆動時に使用するパラメーターの一例を示した表である。
制御装置がファン駆動時に使用するパラメーターの一例を示した表である。
比較例のファン駆動時に使用するパラメーターの一例を示す表である。
第1変形例のプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
第2変形例のプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
第3変形例のプロジェクターにおける制御方法を示す図である。
第2実施形態のプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0009】
(第1実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターの構成を示した図である。
本実施形態のプロジェクター1は、光源装置2から射出された照明光を変調して画像情報に応じた画像光を生成し、形成した画像光をスクリーン等の被投射面に拡大投射する。図1に示すように、プロジェクター1は、光源装置2と、画像形成装置3と、投射光学装置4と、外装筐体5と、冷却装置6と、電源装置14と、を備えている。
【0010】
以下の説明では、必要に応じてXYZ直交座標系を用いる。
各図面において、X軸は光源装置2から画像形成装置3に向けて射出される照明光WLの光軸AX1に沿う軸である。Y軸はX軸に直交し、投射光学装置4が画像光を投射する方向、すなわち、投射光学装置4の光軸AX2に沿う軸である。Z軸は光軸AX1および光軸AX2に直交する軸である。
また、本実施形態では、Z軸に沿う方向を「上下方向Z」、+Zを「上側」、-Zを「下側」とし、X軸に沿う方向を「左右方向X」、+Xを「右側」、-Xを「左側」とし、Y軸に沿う方向を「前後方向Y」、+Yを「前側」、-Yを「後側」と称して説明する。
なお、上下方向Z、左右方向Xおよび前後方向Yとは、単にプロジェクター1の各構成部材の配置関係を説明するための名称であって、プロジェクター1における実際の設置姿勢や方向を規定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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