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公開番号2025111834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025080982,2022580324
出願日2025-05-14,2020-06-25
発明の名称最適混合のためのバイアル幾何形状
出願人バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 5/178 20060101AFI20250723BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】身体内の治療領域に放射性化合物を送達するように構成された医療デバイスのバイアルアセンブリ構成要素を提供する。
【解決手段】バイアルアセンブリは、バイアルと、少なくとも1つのポートを有する針とを含む。バイアルは、微粒子材料、セプタム、第1の幅を含むネック領域、および第1の幅よりも大きい第2の幅を含む微粒子領域を含む。バイアルアセンブリは、係止位置へ移動するように構成される。針は、係止位置にあるときネック領域内にあるように構成される少なくとも1つのポートによりセプタムを穿刺するように構成され得る。少なくとも1つのポートは、第1の方向におけるバイアル係合機構の作動の際に、微粒子材料と混合するためにバイアルアセンブリ内へ流体を注入するように、および第1の方向とは反対の第2の方向におけるバイアル係合機構の作動の際に、結果として生じる混合流体をバイアルアセンブリから受容するように構成され得る。
【選択図】図12A
特許請求の範囲【請求項1】
バイアルアセンブリであって、当該バイアルアセンブリは、
微粒子材料、セプタム、第1の幅を含むネック領域、および前記第1の幅よりも大きい第2の幅を含む微粒子領域を備えるバイアルと、
少なくとも1つのポートを備える針と、を備え、
前記バイアルアセンブリは、係止位置へ移動するように構成され、
前記針は、前記バイアルアセンブリが前記係止位置にあるとき、前記バイアルアセンブリの前記セプタムを穿刺するように構成され、
前記少なくとも1つのポートは、前記バイアルアセンブリが前記係止位置にあるとき、前記バイアルアセンブリの前記ネック領域内にあるようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのポートは、第1の方向におけるバイアル係合機構の作動の際に、流体を、前記微粒子材料と混合するために前記バイアルアセンブリ内へ注入し、結果として生じる混合流体を、前記第1の方向とは反対の第2の方向における前記バイアル係合機構の作動の際に、前記バイアルアセンブリから受容するように構成される、バイアルアセンブリ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバイアルアセンブリであって、前記第2の幅は、前記第1の幅よりも少なくとも2倍大きい、バイアルアセンブリ。
【請求項3】
請求項1に記載のバイアルアセンブリであって、前記ネック領域は、円筒形状を含む、バイアルアセンブリ。
【請求項4】
請求項3に記載のバイアルアセンブリであって、前記円筒形状は、断面において、互いに対して平行であり、前記第1の幅において離間される、一対の側壁を含む、バイアルアセンブリ。
【請求項5】
請求項4に記載のバイアルアセンブリであって、セプタム幅は、前記ネック領域の前記第1の幅の約1.2倍~10.0倍の範囲にある、バイアルアセンブリ。
【請求項6】
請求項1に記載のバイアルアセンブリであって、前記ネック領域は、円錐形状を含む、バイアルアセンブリ。
【請求項7】
請求項6に記載のバイアルアセンブリであって、前記円錐形状は、断面において、互いに対して近位および外向き方向にテーパ状になる一対の側壁を含む、バイアルアセンブリ。
【請求項8】
請求項1に記載のバイアルアセンブリであって、前記ネック領域および前記微粒子領域に隣接する接続壁は、前記バイアルの長手方向軸に対して角度付けされている、バイアルアセンブリ。
【請求項9】
請求項8に記載のバイアルアセンブリであって、前記接続壁は、前記長手方向軸に対して約20度~約90度の範囲で角度付けされている、バイアルアセンブリ。
【請求項10】
請求項1に記載のバイアルアセンブリであって、前記ネック領域および前記微粒子領域に隣接する接続壁は、前記バイアルの長手方向軸に対して傾きを有している、バイアルアセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、概して、がんを治療するための医療デバイスの構成要素に、およびより詳細には、経動脈的放射線塞栓療法などの手技において患者の身体内の治療領域に放射性化合物を送達するように構成され、またそのように動作可能である医療デバイスのバイアルアセンブリ構成要素に関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
[0002]放射線療法を伴うガン治療において、放射性治療薬からの放射線への不用意または過剰な曝露は、患者または医療従事者にとって有害であり得、死を招く可能性もあり得る。したがって、放射線療法のための医療機器は、患者の身体の特定の領域への放射性物質の送達を局部にとどめながら、その他の領域が不必要に放射線に曝露されることから守るように構成されなければならない。
【0003】
[0003]経動脈的放射線塞栓療法は、画像下治療によって実施される経カテーテル動脈内手技であり、一般的には、悪性腫瘍の治療のために用いられる。この医療手技の間、マイクロカテーテルが、患者の肝臓内へナビゲートされ、そこでイットリウム-90(
90
Y)などの放射性化合物で充填された放射線塞栓ミクロスフェアが、標的腫瘍へ送達される。このミクロスフェアが、腫瘍に供給する血管を閉塞すると同時に、腫瘍細胞を殺すために放射線を送達する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[0004]一般的には、放射性化合物を手動で投与するための注射器と共に動作するバイアルアセンブリ構成要素は、バイアル内での混合からの一貫性のない流量および圧力が生じやすく、微粒子が留まって沈降し、バイアル内の流体と完全に混合されないということを可能にする。そのような沈降は、バイアルアセンブリ構成要素および/または接続された構成要素の洗浄を必要とし得、これは、不十分な注入速度および/または効率の悪い送達を引き起こして、減少したビーズ分散を生じ得る。そのような減少したビーズ分散は、治療の効能に影響を及ぼし得る。
【0005】
[0005]したがって、そのような混合および送達の間の微粒子沈降を防ぐ、または低減しながら、一定の流量および圧力の放射性化合物を患者の身体へ投与するための単純な設計および一貫した手段を組み込む放射線塞栓療法を実施するように構成される、およびそのように動作可能である医療デバイスのバイアルアセンブリ構成要素が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006]本開示の実施形態によると、バイアルアセンブリは、バイアルおよび針を含み得る。バイアルは、微粒子材料、セプタム、第1の幅を含むネック領域、および第1の幅よりも大きい第2の幅を含む微粒子領域を含み得る。針は、少なくとも1つのポートを含み得る。バイアルアセンブリは、係止位置へ移動するように構成され得、針は、バイアルアセンブリが係止位置にあるとき、バイアルアセンブリのセプタムを穿刺するように構成される。少なくとも1つのポートは、バイアルアセンブリが係止位置にあるとき、バイアルアセンブリのネック領域内にあるようにさらに構成される。少なくとも1つのポートは、第1の方向におけるバイアル係合機構の作動の際に、微粒子材料と混合するためにバイアルアセンブリ内へ流体を注入するように、および第1の方向とは反対の第2の方向におけるバイアル係合機構の作動の際に、結果として生じる混合流体をバイアルアセンブリから受容するように構成される。
【0007】
[0007]別の実施形態において、バイアルは、微粒子材料、セプタム、ネック領域、微粒子領域、および外壁を含み得る。ネック領域は、ネック領域第1の幅を含み得る。ネック領域は、円錐形状であり得る。微粒子領域は、第1の幅よりも大きい第2の幅を含み得る。外壁は、外壁幅、外壁と微粒子領域との間の微粒子領域厚、および外壁とネック領域との間のネック領域厚を含み得る。ネック領域厚は、微粒子領域厚よりも大きくてもよい。
【0008】
[0008]本明細書に説明される実施形態によって提供されるこれらおよび追加の特徴は、図面と併せて、以下の詳細な説明を考慮してより完全に理解されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
[0009]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、防護遮蔽体およびバイアル摺動部を含む送達デバイスの斜視図である。
[0010]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図1のバイアル摺動部の、図1の線2-2に沿った断面図である。
[0011]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、係合ヘッドを含むバイアルアセンブリの斜視図である。
[0012]図4のバイアルアセンブリの、図3の線4-4に沿って取られた部分断面図である。
[0013]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、一連の送達管路がバイアル摺動部に結合された状態の、図3のバイアルアセンブリが中に受容されている図1のバイアル摺動部の斜視図である。
[0014]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図3のバイアルアセンブリが中に挿入された状態の図1のバイアル摺動部の斜視図である。
[0015]初期係止位置にある、図3のバイアル摺動部に挿入された図3のバイアルアセンブリの、図6の線7-7に沿って取られた部分断面図である。
[0016]完全係止位置にある、図1のバイアル摺動部に挿入された図3のバイアルアセンブリの、図5の線7-7に沿って取られた部分断面図である。
[0017]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、レバーアームが図3のバイアルアセンブリに結合された状態の図1の送達デバイスに結合されたバイアル摺動部の部分斜視図である。
[0018]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、レバーアームが図3のバイアルアセンブリに結合され、延伸位置まで並進された状態の、図1の送達デバイスに結合されたバイアル摺動部の斜視図である。
[0019]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、レバーアームが図3のバイアルアセンブリに結合され、下位位置まで並進された状態の、図1の送達デバイスに結合されたバイアル摺動部の斜視図である。
[0020]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、バイアルの斜視図である。
[0021]図11Aのバイアルの側面図である。
[0022]図11Bのバイアルの近位端の近位縁の詳細図である。
[0023]図11Aのバイアルの上部遠位図である。
[0024]図11Aのバイアルの、図11Bの線12A-12Bに沿って取られた断面図である。
[0025]遠位端における図12Aのバイアルのネック領域の詳細図である。
[0026]図12Aのバイアルの下部近位図である。
[0027]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図12Aのバイアル、バイアルのネック領域内に配設される針、およびバイアル内の混合流体を含み、針が第1の位置にある、バイアルアセンブリの立面図である。
[0028]針が第2の位置にある、図12Dのバイアルアセンブリを示す図である。
[0029]針が第3の位置にある、図12Dのバイアルアセンブリを示す図である。
[0030]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図11Aのバイアルの別の実施形態の、図11Bの線12A-12Bに沿って取られた断面図である。
[0031]遠位端における図13Aのバイアルのネック領域の詳細図である。
[0032]図13Aのバイアルの下部近位図である。
[0033]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図13Aのバイアル、バイアルのネック領域内に配設される針、およびバイアル内の混合流体を含み、針が第1の位置にある、バイアルアセンブリの立面図である。
[0034]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図11Aのバイアルの別の実施形態の、図11Bの線12A-12Bに沿って取られた断面図である。
[0035]遠位端における図14Aのバイアルのネック領域の詳細図である。
[0036]図14Aのバイアルの下部近位図である。
[0037]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図14Aのバイアル、バイアルのネック領域内に配設される針、およびバイアル内の混合流体を含み、針が第1の位置にある、バイアルアセンブリの立面図である。
[0038]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図14Aのバイアルの別の円錐実施形態、バイアルのネック領域内に配設される針、およびバイアル内の混合流体を含み、針が第1の位置にある、バイアルアセンブリの立面図である。
[0039]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図11Aのバイアルの1つの他の実施形態の、図11Bの線12A-12Bに沿って取られた断面図である。
[0040]遠位端における図15Aのバイアルのネック領域の詳細図である。
[0041]図15Aのバイアルの下部近位図である。
[0042]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図12D、図13D、図14D、および図14Eのバイアルアセンブリについて、経時的な注入体積に対する残っているミクロスフェアの量のグラフである。
[0043]本発明に示され説明される1つまたは複数の実施形態に従う、図12D、図13D、図14D、および図14Eのバイアルアセンブリについて、経時的な注入体積に対する残っているミクロスフェアの体積のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0044]これより、患者に放射性化合物を投与するための送達デバイスの様々な実施形態について詳細に言及し、これらの実施形態の例は、添付の図面に例証される。可能な場合、同じ参照番号が、同じまたは同様の部分に言及するために図面全体を通して使用される。本明細書で使用されるような方向の用語、例えば、上、下、右、左、前、後、上部、下部、遠位、および近位は、描写されるような図に関連してのみ用いられるものであり、絶対的な配向を示唆することは意図されない。
(【0011】以降は省略されています)

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