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公開番号
2025113037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007657
出願日
2024-01-22
発明の名称
無線通信システム、X線CT装置、及び、異常判定方法
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】無線通信システムに異常が生じた際に異常箇所を効率的に特定すること。
【解決手段】本実施形態に係る無線通信システムは、検出部と、異常判定部と、報知部とを備える。前記検出部は、送信回路から送信カプラに伝送される通信信号の信号レベルを検出する。前記異常判定部は、前記検出部により検出された前記信号レベルに基づいて、前記送信回路及び前記送信カプラに関する異常を判定する。前記報知部は、前記異常判定部による判定の結果が、前記送信回路に関する異常である場合と、前記送信カプラに関する異常である場合とで、異なるメンテナンス情報を報知する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
送信回路から送信カプラに伝送される通信信号の信号レベルを検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記信号レベルに基づいて、前記送信回路及び前記送信カプラに関する異常を判定する異常判定部と、
前記異常判定部による判定の結果が、前記送信回路に関する異常である場合と、前記送信カプラに関する異常である場合とで、異なるメンテナンス情報を報知する報知部と、
を備える無線通信システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記異常判定部は、前記検出部により検出された前記信号レベルが所定の信号レベルの範囲以下である場合は、前記送信回路に関する異常が発生していると判定し、前記信号レベルが前記所定の信号レベルの範囲以上である場合は、前記送信カプラに関する異常が発生していると判定する、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記検出部は、前記通信信号を前記送信回路から前記送信カプラに伝送する伝送路の特性インピーダンスより高いインピーダンスで、前記伝送路に接続される、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記検出部は、前記信号レベルとして電圧値を検出するための半波整流回路または全波整流回路を含む、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記検出部は、前記信号レベルとして電圧値を検出するための全波整流回路と、前記全波整流回路においてコモンモードとして伝わるノイズを抑制するコモンモードフィルタとを含む、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記伝送路は、差動伝送線路である、
請求項3に記載の無線通信システム。
【請求項7】
前記送信回路から送信される前記通信信号を入力し、当該通信信号を前記送信カプラに伝送すると共に、当該通信信号を前記検出部である第1の検出部に出力する第2の検出部、
を更に備える請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項8】
前記第2の検出部は、電力分配器または方向性結合器である、
請求項7に記載の無線通信システム。
【請求項9】
前記報知部は、前記送信回路が搭載された基板上に設けられた発光素子であり、
前記異常判定部は、前記発光素子を駆動させて前記メンテナンス情報を報知する、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項10】
前記発光素子は、前記送信回路に関する異常を報知するための第1の発光素子と、前記送信カプラに関する異常を報知するための第2の発光素子とを含み、
前記異常判定部は、
前記異常判定部による判定の結果が、前記送信回路に関する異常である場合、前記第1の発光素子を駆動させて前記メンテナンス情報を報知し、
前記異常判定部による判定の結果が、前記送信カプラに関する異常である場合、前記第2の発光素子を駆動させて前記メンテナンス情報を報知する、
請求項9に記載の無線通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、無線通信システム、X線CT装置、及び、異常判定方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
無線通信を行う無線通信システムが開発されている。例えば、無線通信システムでは、伝送データ(通信信号)を送信カプラから伝送する送信側の無線通信装置と、受信カプラを用いて静電結合または電磁界結合により通信信号を受信する受信側の無線通信装置とを備える。
【0003】
例えば、無線通信システムに通信エラーが発生した場合、何らかの事由により送信側の無線通信装置と受信側の無線通信装置のいずれかに異常が生じている可能性がある。この場合、まず、作業員は、送信側の無線通信装置と受信側の無線通信装置のアライメント(例えば、送信カプラと受信カプラとの位置関係)を調整する。アライメントを調整しても通信エラーが解消されない場合、作業員は、送信側の無線通信装置、または、受信側の無線通信装置を交換することで、トライ・アンド・エラーで異常箇所を特定する。しかし、作業員がトライ・アンド・エラーで異常箇所を特定することは、作業効率が悪い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-224233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、無線通信システムに異常が生じた際に異常箇所を効率的に特定することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る無線通信システムは、検出部と、異常判定部と、報知部とを備える。前記検出部は、送信回路から送信カプラに伝送される通信信号の信号レベルを検出する。前記異常判定部は、前記検出部により検出された前記信号レベルに基づいて、前記送信回路及び前記送信カプラに関する異常を判定する。前記報知部は、前記異常判定部による判定の結果が、前記送信回路に関する異常である場合と、前記送信カプラに関する異常である場合とで、異なるメンテナンス情報を報知する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態に係る通信システムが適用されるX線CT装置の構成の一例を示す図である。
図2は、本実施形態に係る通信システムがX線CT装置に適用される場合の具体例を示す図である。
図3は、第1実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
図4は、図3の送信側の無線通信装置の構成例を示す斜視図である。
図5は、第1実施形態に係る無線通信システムの送信側の無線通信装置の異常判定部の処理を説明するための図である。
図6Aは、第1実施形態に係る無線通信システムにおいて、送信カプラの電極の終端と基準電位導体(GND)間に配置された終端抵抗が短絡した場合のシミュレーション結果を示す図である。
図6Bは、第1実施形態に係る無線通信システムにおいて、送信カプラの電極の終端と基準電位導体(GND)間に配置された終端抵抗が開放した場合のシミュレーション結果を示す図である。
図7は、第1実施形態に係る無線通信システムにおいて、送信側の無線通信装置の波形検出回路の具体的な構成の一例を示す図である。
図8Aは、第1実施形態に係る無線通信システムの送信側の無線通信装置の異常検波回路において、送信カプラに異常が発生したタイミングからコンデンサに充電される電圧のシミュレーション結果を示す図である。
図8Bは、第1実施形態に係る無線通信システムの送信側の無線通信装置の異常検波回路において、送信カプラに異常が発生したタイミングからコンデンサに充電される電圧のシミュレーション結果を示す図である。
図9は、第1実施形態に係る無線通信システムの送信側の無線通信装置において、送信回路に関する異常が発生した場合を説明するための図である。
図10は、第1実施形態に係る無線通信システムの構成の他の一例を示す図である。
図11Aは、第2実施形態に係る無線通信システムにおいて、送信側の無線通信装置の波形検出回路の具体的な構成の一例を示す図である。
図11Bは、第2実施形態に係る無線通信システムにおいて、送信側の無線通信装置の波形検出回路の具体的な構成の他の一例を示す図である。
図12は、第3実施形態に係る無線通信システムを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、無線通信システム、X線CT装置、及び、異常判定方法の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
【0009】
本実施形態に係る無線通信システムは、例えば、X線コンピュータ断層撮影(Computed Tomography:CT)装置に適用される。
【0010】
図1は、本実施形態に係る無線通信システムが適用されるX線CT装置1の構成の一例を示す図である。X線CT装置1は、被検体のCT画像データを収集する。具体的には、X線CT装置1は、被検体を略中心にX線管及びX線検出器を旋回移動させ、被検体を透過したX線を検出して投影データを収集する。そして、X線CT装置1は、収集した投影データに基づいて、CT画像データを生成する。図1に示すように、X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。
(【0011】以降は省略されています)
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