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公開番号
2025113467
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025089675,2021104515
出願日
2025-05-29,2021-06-24
発明の名称
外科用切削バー
出願人
株式会社ナカニシ
代理人
主分類
A61B
17/56 20060101AFI20250725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】冷却効果が向上した外科用切削バーを提供すること。
【解決手段】課題を解決するには、回転軸線を中心に回転する軸部と、軸部の先端に設けられる切削部を備えた外科用切削バーであって、切削部は、球形状であり、表面にダイヤモンド砥粒を備え、先端側から軸方向に延びる縦溝を備え、縦溝は先端位置側が軸部側より回転方向側の位置となるように回転方向に傾くように形成されていれば良い。このように構成することで、冷却水を用いて外科用切削バーを用いた際に生じる切削部の発熱を効率よく冷却することができる。これにより、神経の周囲の組織の除去を行う緻密な外科手術を行う現場において、冷却効率がより高い外科用切削バーを提供することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸線を中心に回転する軸部と、前記軸部の先端に設けられる切削部を備えた外科用切削バーであって、
記切削部は、球形状であり、表面にダイヤモンド砥粒を備え、先端側から軸方向に延びる縦溝を備え、
前記縦溝は先端位置側が軸部側より回転方向側の位置となるように回転方向に傾くように形成されていることを特徴とする外科用バー。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記切削部には、前記縦溝と繋がる横溝が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の外科用バー。
【請求項3】
前記横溝は、前記縦溝から回転方向とは逆方向に延びることを特徴とする請求項2に記載の外科用バー。
【請求項4】
前記横溝は複数設けられ、それぞれの前記横溝は軸方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の外科用バー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外科手術用の医療器具である外科用切削バーに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、外科手術において、切削部を備えた外科用切削バーを回転させることで、骨や腫瘍等の組織を切除する医療器具がある。
このような医療器具に用いられる外科用切削バーは、回転軸線を中心に回転する軸部と、この軸部の先端に設けられる切削部を備えている。そして、切削部は球形状であり、表面にダイヤモンド砥粒を付着することで切削面が形成されている(特許文献1)。
術者は、医療器具を構成するハンドピースに、上記の外科用切削バーを取り付けて回転させ、回転する切削面を切除対象に押し当てることで使用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-138820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の外科用切削バーは、高速回転(20000~100000rpm)させて用いる為、切削面を切除対象に接触させた際に摩擦により発熱する。これにより、切削対象部分の周囲に、発熱した外科用切削バーが近接することで、切削対象部分の直接的な熱損傷、及び、切削対象物から熱が伝導し神経などの重要構造物を間接的に熱損傷させてしまう恐れがあり、慎重な操作を要求されるという課題がある。
外科用切削バーの発熱は、切削対象部分の熱による骨壊死、骨からの熱伝導で骨内に位置している又は近接する神経等が熱損傷する、という臨床上のリスクが指摘されています。
このような背景から、神経の周囲の組織の除去を行う緻密な外科手術を行う現場において、冷却効率がより高い外科用切削バーの要求が高まっている。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、冷却効果が向上した外科用切削バーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するためには、回転軸線を中心に回転する軸部と、軸部の先端に設けられる切削部を備えた外科用切削バーであって、切削部は、球形状であり、表面にダイヤモンド砥粒を備え、先端側から軸方向に延びる縦溝を備え、縦溝は先端位置側が軸部側より回転方向側の位置となるように回転方向に傾くように形成されていれば良い。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外科用切削バーの冷却効果を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る外科手術システムの概略構成図
実施の形態に係る外科用切削バーの構成図
実施の形態に係る外科用切削バーの切削部を回転軸線Lの軸方向から見た図
実施の形態に係る外科用切削バーの切削部のダイヤモンド砥粒を省略して表現した図であり、(a)切削部を軸方向から見た図、(b)切削部を径方向から見た図、(c)図4(b)の視点から先端位置Mを中心に90度回転した位置から見た図、(d)図4(c)の視点から先端位置Mを中心に90度回転した位置から見た図、(e)図4(d)の視点から先端位置Mを中心に90度回転した位置から見た図
実施の形態に係る外科用切削バーにおいて使用時の切削部における冷却水を示した図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態)
以下、図面を用いて実施の形態を説明する。
ここでは、本発明に係る外科用切削バーを用いる医療機器として、骨手術器械である外科手術システムを例示するが、これに限らず歯科用等の他の用途の医療機器であってもよい。
【0010】
<外科手術システム>
図1は、外科手術システム100の概略構成図である。
外科手術システム100は、コントロールユニット101と、ハンドピース103と、ハンドピース103をコントロールユニット101に接続する接続ケーブル105と、フットスイッチ107を含んで構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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