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公開番号2025113663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024007930
出願日2024-01-23
発明の名称心電検出装置
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61B 5/276 20210101AFI20250728BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】移動体の乗員の心電図を高精度で得る。
【解決手段】心電検出装置10は、ステアリングホイール14を把持してセンサ電極30L、30Rを把持している乗員に、信号発生器38において生成された所定周波数の交流電力が給電電極32を介して付与される。検出部42は、センサ電極30L、30Rの電圧を検出すると共に、検出した電圧から心電波形を示す電圧信号を検出する。判定部44は、センサ電極30L、30Rの電圧から得られる交流電力の周波数の電圧を用い、一対のステアリングホイール14への乗員の把持状態を判定し、乗員が両手でステアリングホイール14を把持している場合に、乗員の心電波形を示す電圧信号を出力する。これにより、高精度の心電図を得ることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体に乗車している被験者としての乗員に予め設定している周波数の交流電力を付与する給電部と、
前記移動体において前記乗員の心臓を挟んだ二位置に対向されて配置され、各々に前記乗員が電気的に接触可能とされた一対のセンサ電極と、
前記一対の前記センサ電極の各々の電圧を検出すると共に、検出した電圧から前記乗員の心電波形を示す電圧信号を検出する検出部と、
前記一対の前記センサ電極の各々の電圧から得られる前記交流電力の前記周波数の電圧を用い、前記乗員が前記一対の前記センサ電極の各々に接触しているか否かを判定する判定部と、
前記一対の前記センサ電極の各々に前記乗員が接触していると判定された場合に、前記乗員の心電波形を示す電圧信号を出力する出力部と、
を含む心電検出装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記移動体は、前記乗員により把持される把持体を含み、
前記一対の前記センサ電極の少なくとも一方が前記把持体に配置されて、該把持体を把持する前記乗員が接触可能とされている請求項1に記載の心電検出装置。
【請求項3】
前記一対の前記センサ電極は、一方が前記把持体に配置され、他方が前記乗員の着座する座席に配置されていることを含む請求項2に記載の心電検出装置。
【請求項4】
前記一対の前記センサ電極は、前記把持体において前記乗員の右手の把持位置と左手の把持位置とに対で設けられており、
前記判定部は、前記乗員が前記把持体を両手で把持しているか否かを判定する、
ことを含む請求項2に記載の心電検出装置。
【請求項5】
前記把持体が前記移動体を操舵するためのステアリング体である請求項2に記載の心電検出装置。
【請求項6】
前記把持体は、前記移動体を操舵するためのステアリング体であり、
前記判定部は、前記乗員による前記把持体の把持状態を判定し、
前記出力部は、前記判定部の判定結果を出力することを含む請求項4に記載の心電検出装置。
【請求項7】
前記給電部は、前記乗員に接触される給電電極と、
前記給電電極が接続され、前記周波数の前記交流電力を生成する生成部と、
含む請求項1に記載の心電検出装置。
【請求項8】
前記給電部は、前記一対の前記センサ電極の少なくとも一方に接続され、前記周波数の前記交流電力を生成する生成部を含む請求項1に記載の心電検出装置。
【請求項9】
前記出力部は、前記一対の前記センサ電極の各々に前記乗員が接触していると判定されて、前記乗員の心電波形を示す電圧信号を出力している際、該電圧信号のピークを検出し、該ピークに欠落が生じている場合に、既に出力した前記乗員の心電波形を示す電圧信号を用いて、前記ピークの欠落範囲を補完することを含む請求項1に記載の心電検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、心電検出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、把持検出装置が開示されている。この把持検出装置では、ステアリングホイールの中立位置における左側の部位に第1センサ(L)が設けられ、右側の部位に第2センサ(R)が設けられており、第1センサ(L)及び第2センサ(R)は、車体などとの間に静電容量が生じる静電容量センサを形成する。第1センサ(L)及び第2センサ(R)は心拍検出部14に接続されており、心拍検出部14は、第1センサ(L)及び第2センサ(R)に所定周波数の高周波信号を出力し、第1センサ(L)及び第2センサ(R)の電位を検出してステアリングホイールへの乗員の接触を判定する。
【0003】
また、心拍検出部14には、第1電極(L)及び第2電極(R)が接続されている。ステアリングホイール22には、第1電極(L)が第1センサ(L)の近傍に設けられ、第2電極(R)が第2センサ(R)の近傍に設けられており、乗員が第1センサ(L)と共に第1電極(L)に接触し、第2センサ(R)と共に第2電極(R)に接触するように配置されている。
【0004】
心拍検出部14では、第1電極(L)と第2電極(R)の間の電位差(電圧パターン)から運転者のステアリングホイールの把持が片手把持か両手把持かを判定する。また、心拍検出部14では、運転者によるステアリングホイール22の把持が両手把持と判定された場合、第1電極(L)と第2電極(R)との間の電位差から運転者の振幅の信号を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-203660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1の把持検出装置では、運転者によるステアリングホイールの把持状態、及び運転者の心電図の検出するために、ステアリングホイールに第1センサ(L)及び第2センサ(R)に加え第1電極(L)及び第2電極(R)を設けている。また、把持検出装置では、第1センサ(L)及び第2センサ(R)の各々における静電容量の検出と、第1電極(L)及び第2電極と(R)の電位の検出を行っており、心電図の検出において改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、乗員の心電図を高精度で得ることができる心電検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係る心電検出装置は、移動体に乗車している被験者としての乗員に予め設定している周波数の交流電力を付与する給電部と、前記移動体において前記乗員の心臓を挟んだ二位置に対向されて配置され、各々に前記乗員が電気的に接触可能とされた一対のセンサ電極と、前記一対の前記センサ電極の各々の電圧を検出すると共に、検出した電圧から前記乗員の心電波形を示す電圧信号を検出する検出部と、前記一対の前記センサ電極の各々の電圧から得られる前記交流電力の前記周波数の電圧を用い、前記乗員が前記一対の前記センサ電極の各々に接触しているか否かを判定する判定部と、前記一対の前記センサ電極の各々に前記乗員が接触していると判定された場合に、前記乗員の心電波形を示す電圧信号を出力する出力部と、を含む。
【0009】
第2の態様の心電検出装置は、第1の態様において、前記移動体は、前記乗員により把持される把持体を含み、前記一対の前記センサ電極の少なくとも一方が前記把持体に配置されて、該把持体を把持する前記乗員が接触可能とされている。
【0010】
第3の態様の心電検出装置は、第2の態様において、前記一対の前記センサ電極は、一方が前記把持体に配置され、他方が前記乗員の着座する座席に配置されていることを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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