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公開番号2025113907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008307
出願日2024-01-23
発明の名称半導体集積回路
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H03K 19/0185 20060101AFI20250728BHJP(基本電子回路)
要約【課題】誤動作を防止したレベルシフト回路を備える半導体集積回路を提供する。
【解決手段】レベルシフト回路200は、第1抵抗R1は、第1端が、第1電圧VDD1が発生する第1ラインL1と接続される。第1トランジスタM1は、ゲートが第1抵抗R1の第2端と接続され、ソースが第1ラインL1と接続される。第2抵抗R2は、第1トランジスタM1のドレインと第2電圧VSS1が発生する第2ラインL2の間に接続される。第2トランジスタM2は、ソースが第1抵抗R1の第2端と接続され、ゲートが第2ラインL2と接続される。第3トランジスタM3は、ドレインが第2トランジスタM2のドレインと接続される。キャパシタC1は、第1抵抗R1と並列に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1電圧を上側電源電圧、第2電圧を下側電源電圧として動作する第1回路ブロックと、
前記第1電圧より低い第3電圧を上側電源電圧、接地電圧を下側電源電圧として動作する第2回路ブロックと、
前記第2回路ブロックの出力信号をレベルシフトアップして、前記第1回路ブロックに供給するレベルシフト回路と、
を備え、
前記レベルシフト回路は、
第1端が、前記第1電圧が発生する第1ラインと接続された第1抵抗と、
ゲートが前記第1抵抗の第2端と接続され、ソースが前記第1ラインと接続されたPチャンネルの第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのドレインと前記第2電圧が発生する第2ラインの間に接続された第2抵抗と、
ソースが前記第1抵抗の前記第2端と接続され、ゲートが前記第2ラインと接続されたPチャンネルの第2トランジスタと、
ドレインが前記第2トランジスタのドレインと接続されたNチャンネルの第3トランジスタと、
前記第2回路ブロックの前記出力信号に応じて、前記第3トランジスタを制御するドライバと、
前記第1トランジスタのゲートソース間に接続されたキャパシタと、
を備える、半導体集積回路。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記レベルシフト回路は、前記第1抵抗の前記第2端と前記第2トランジスタのソースの間に接続された第3抵抗をさらに備える、請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項3】
前記第2トランジスタはDMOS(Double Diffusion Meta-Oxide-Semiconductor)トランジスタである、請求項1または2に記載の半導体集積回路。
【請求項4】
前記第3トランジスタのゲートは前記第3電圧が供給される第3ラインと接続され、
前記ドライバの出力ノードは、前記第3トランジスタのソースと接続された、請求項1または2に記載の半導体集積回路。
【請求項5】
前記第3トランジスタのソースは接地ラインと接続され、
前記ドライバの出力ノードは、前記第3トランジスタのゲートと接続された、請求項1または2に記載の半導体集積回路。
【請求項6】
前記レベルシフト回路は、前記第1トランジスタのドレイン電圧を受けるインバータをさらに備える、請求項1または2に記載の半導体集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レベルシフト回路を備える半導体集積回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
半導体集積回路は、異なる電源電圧で動作する複数の回路ブロックを含む。低い電源電圧で動作する回路ブロックから、高い電源電圧で動作する回路ブロックへと、二値の信号を伝送する際に、レベルシフト回路(レベルシフトアップ回路)が利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-169029号公報
【0004】
DC/DCコンバータのコントローラIC(Integrated Circuit)、電源管理集積回路(PMIC:Power Management Integrated Circuit)やモータドライバなどのICは、スイッチングノイズを発生する。スイッチングノイズが、レベルシフト回路に混入すると、レベルシフト回路が誤動作し、回路システム全体に悪影響を及ぼす。
【0005】
[概要]
本開示は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、誤動作を防止したレベルシフト回路を備える半導体集積回路の提供にある。
【0006】
本開示のある態様の半導体集積回路は、第1電圧を上側電源電圧、第2電圧を下側電源電圧として動作する第1回路ブロックと、第1電圧より低い第3電圧を上側電源電圧、接地電圧を下側電源電圧として動作する第2回路ブロックと、第2回路ブロックの出力信号をレベルシフトアップして、第1回路ブロックに供給するレベルシフト回路と、を備える。レベルシフト回路は、第1端が、第1電圧が発生する第1ラインと接続された第1抵抗と、ゲートが第1抵抗の第2端と接続され、ソースが第1ラインと接続されたPチャンネルの第1トランジスタと、第1トランジスタのドレインと第2電圧が発生する第2ラインの間に接続された第2抵抗と、ソースが第1抵抗の第2端と接続され、ゲートが第2ラインと接続されたPチャンネルの第2トランジスタと、ドレインが第2トランジスタのドレインと接続されたNチャンネルの第3トランジスタと、第2回路ブロックの出力信号に応じて、第3トランジスタを制御するドライバと、第1トランジスタのゲートソース間に接続されたキャパシタと、を備える。
【0007】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明あるいは本開示の態様として有効である。さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る半導体集積回路のブロック図である。
図2は、レベルシフト回路の回路図である。
図3は、比較技術に係るレベルシフト回路の動作を説明する波形図である。
図4は、実施形態に係るレベルシフト回路の動作を説明する波形図である。
図5は、変形例1に係るレベルシフト回路の回路図である。
図6は、変形例2に係るレベルシフト回路の回路図である。
【0009】
[詳細な説明]
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
【0010】
一実施形態に係る半導体集積回路は、第1電圧を上側電源電圧、第2電圧を下側電源電圧として動作する第1回路ブロックと、第1電圧より低い第3電圧を上側電源電圧、接地電圧を下側電源電圧として動作する第2回路ブロックと、第2回路ブロックの出力信号をレベルシフトアップして、第1回路ブロックに供給するレベルシフト回路と、を備える。レベルシフト回路は、第1端が、第1電圧が発生する第1ラインと接続された第1抵抗と、ゲートが第1抵抗の第2端と接続され、ソースが第1ラインと接続されたPチャンネルの第1トランジスタと、第1トランジスタのドレインと第2電圧が発生する第2ラインの間に接続された第2抵抗と、ソースが第1抵抗の第2端と接続され、ゲートが第2ラインと接続されたPチャンネルの第2トランジスタと、ドレインが第2トランジスタのドレインと接続されたNチャンネルの第3トランジスタと、第2回路ブロックの出力信号に応じて、第3トランジスタを制御するドライバと、第1トランジスタのゲートソース間に接続されたキャパシタと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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