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公開番号2025113919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008322
出願日2024-01-23
発明の名称X線透視撮影装置、および、X線透視撮影方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人山王坂特許事務所
主分類A61B 6/00 20240101AFI20250728BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】操作者がハンドルを押し続けなくても前進または後進を継続させることのできる移動型X線装置を提供することにある。
【解決手段】X線照射部から、可搬型のX線平面検出器にX線を照射する。X線照射部から照射されたX線のX線平面検出器への照射領域が、X線平面検出器の予め設定された透視・撮影エリア内に収まっているかどうかを検出し、収まっている場合、X線平面検出器の出力から生成された画像を透視画像とし、収まっていない場合、画像を撮影画像として、X線画像記憶部に保存する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
X線照射部と、可搬型のX線平面検出器と、前記X線平面検出器の出力から画像を生成する画像生成部と、X線照射エリア検出部と、X線画像記憶部とを有し、
前記X線照射エリア検出部は、前記X線照射部から照射されたX線の前記X線平面検出器への照射領域が、前記X線平面検出器の予め設定された透視・撮影エリア内に収まっているかどうかを検出し、収まっている場合、前記画像生成部が生成した画像を透視画像とし、収まっていない場合、前記画像を撮影画像として、前記X線画像記憶部に保存することを特徴とするX線透視撮影装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線照射エリア検出部は、X線照射が継続している間、前記照射領域が前記透視・撮影エリア内に収まっているかどうかの検出を繰り返し行ない、収まっていない場合には、前記画像を撮影画像として前記X線画像記憶部に保存し、
前記X線照射エリア検出部は、前記画像を前記X線画像記憶部に保存した回数が予め定めた回数を超えた場合、前記X線照射部のX線照射を強制停止させることを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項3】
請求項1に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線平面検出器には、前記透視・撮影エリアの周縁を取り囲む外側の領域であって、前記X線平面検出器のX線を検出可能な有効エリア内にインターロックエリアが設定され、
前記X線照射エリア検出部は、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されているかどうかを検出し、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されている場合には、X線の照射領域が透視・撮影エリア内に収まっていないと判定することを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項4】
請求項3に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線照射エリア検出部は、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されておらず、かつ、前記透視・撮影エリアにて閾値以上のX線が照射されている場合には、X線の照射領域が、前記X線平面検出器の前記透視・撮影エリア内に収まっていると判定することを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項5】
請求項3に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線照射エリア検出部は、前記画像生成部が生成した画像に基づいて、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されているかどうかを検出することを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項6】
請求項1に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線平面検出器には、前記透視・撮影エリアの周縁を取り囲む外側の領域に、インターロックエリアが設定され、前記インターロックエリアには前記X線平面検出器のX線検出素子とは異なるX線検出器が配置され、
前記X線照射エリア検出部は、前記インターロックエリアのX線検出器の出力に基づいて、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されているかどうかを検出することを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項7】
請求項1に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線平面検出器には、2次元配列されたX線検出素子と、前記X線検出素子を収容するケースとを含み、前記ケースの外周には額縁形状のX線検出器が取り付けられ、前記額縁形状のX線検出器は、インターロックエリアを形成し、
前記X線照射エリア検出部は、前記インターロックエリアの前記X線検出器の出力に基づいて、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されているかどうかを検出することを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項8】
請求項1に記載のX線透視撮影装置であって、前記X線平面検出器には、2次元配列されたX線検出素子と、前記X線検出素子を収容するケースとを含み、前記ケースには、透視・撮影エリアの外側に設定したインターロックエリアに、X線吸収材料のマークが取り付けられ、
前記X線照射エリア検出部は、前記画像生成部が生成した画像に、前記マークの像が含まれている場合、前記インターロックエリアに閾値以上のX線が照射されていると判定することを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項9】
X線照射部から、可搬型のX線平面検出器にX線を照射し、
前記X線照射部から照射されたX線の前記X線平面検出器への照射領域が、前記X線平面検出器の予め設定された透視・撮影エリア内に収まっているかどうかを検出し、収まっている場合、前記X線平面検出器の出力から生成された画像を透視画像とし、収まっていない場合、前記画像を撮影画像として、X線画像記憶部に保存することを特徴とするX線透視撮影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬型のX線平面検出器を用いて透視を行うX線透視撮影装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
X線透視撮影装置は、被検体に対してX線を照射するX線源が支柱によって、寝台の上方に支持され、寝台内にはFPD(フラットパネルディテクタ)が配置されている。X線源とFPDは常に向かい合うように配置され、位置関係を保った状態で寝台を起倒動させたり、寝台に対してX線源を移動させたりすることができるように、X線源とFPDの位置は制御装置によって制御されている。
【0003】
一方、回診車と呼ばれる移動型X線撮影装置や、X線源を天井や床面に配置されたレールに沿って移動させるX線撮影装置は、被検体の撮影したい領域にFPDを配置するとともに、X線源を比較的自由度高く撮影したい領域に向かって配置し、X線撮影を行うことができる。
【0004】
一方、X線透視を行う場合には、X線源からX線が照射される領域が、X線検出器の検出領域から外れた状態で行ってはならないという規格が定められている。
【0005】
そのため、例えば特許文献1では、X線照射領域と、平面検出器との位置関係を判定し、X線照射領域が平面検出器の検出領域内にすべて収まっている場合にはX線透視を可能にし、X線照射領域が平面検出器の検出領域からはみ出した場合には、透視撮影を停止させる装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の技術は、透視中にX線照射領域が平面検出器の検出領域に収まっているかどうかを判定するため、判定した結果、X線照射領域が平面検出器の検出領域からはみ出していた場合には、一瞬規格を逸脱してしまうという問題がある。
【0008】
また、特許文献1の技術は、透視中に、X線照射領域が平面検出器の検出領域から少しでもはみ出すと、瞬時に透視を停止してしまうという問題もある。
【0009】
また、FPDは、内部に2次元に配列された半導体検出素子の出力を、予め定めたラインに沿って順番にひと続きの出力として読み出すように構成されている。このため、実際にFPDの出力から、X線照射領域がFPDの検出領域に収まっているかどうかを瞬時に判定することは技術的に困難である。
【0010】
本発明の目的は、可搬形のX線平面検出器(FPD)を用いて、規格を逸脱することなく、X線透視を行うことのできる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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