TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025115247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009693
出願日
2024-01-25
発明の名称
電磁比例弁
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16K
31/11 20060101AFI20250730BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】手動ピンを操作することによって制御対象の強制動作と制御対象の停止とが可能である電磁比例弁を提供する。
【解決手段】電磁比例弁30は、軸方向に移動可能な比例弁スプール24を有し、比例弁スプール24の移動により制御対象への制御圧を制御する弁ユニット40と、ソレノイドコイル33と、ソレノイドコイル33に励磁電流が印加されることにより軸方向に移動することで比例弁スプール24を駆動するプランジャと、比例弁スプール24を軸方向に移動させる手動ピン36と、を備え、手動ピン36が第1移動範囲に移動されると、比例弁スプール24が駆動して弁ユニット40から制御対象へ制御圧を出力し、手動ピン36が第1移動範囲から更に第2移動範囲に移動されると、比例弁スプール24が駆動して弁ユニット40から制御対象への制御圧を排出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に移動可能なスプールを有し、前記スプールの移動により制御対象への制御圧を制御する弁ユニットと、
ソレノイドコイルと、
前記ソレノイドコイルに励磁電流が印加されることにより前記軸方向に移動することで前記スプールを駆動する駆動部材と、
前記スプールを前記軸方向に移動させるピンと、を備え、
前記ピンが第1移動範囲に移動されると、前記スプールが駆動して前記弁ユニットから前記制御対象へ制御圧を出力し、
前記ピンが前記第1移動範囲から更に第2移動範囲に移動されると、前記スプールが駆動して前記弁ユニットから前記制御対象への制御圧を排出する
電磁比例弁。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記弁ユニットは、前記ピンとは逆方向に付勢するばねを備え、
前記ピンが前記第1移動範囲に移動されたときに、前記制御対象に出力される制御圧によって前記スプールに反力が付与されて、前記ピンの移動が解除されると、前記ばねによって前記駆動部材とともに前記ピンが押し戻される
請求項1に記載の電磁比例弁。
【請求項3】
前記弁ユニットは、前記制御対象に出力された制御圧が排出されるドレン室と、
前記ドレン室に接続される排出通路と、を備え、
前記ピンが前記第2移動範囲に移動したときに前記排出通路が前記ドレン室と接続され、
前記ピンが前記第2移動範囲以外にあるときには前記排出通路が前記ドレン室と遮断される
請求項1に記載の電磁比例弁。
【請求項4】
前記弁ユニットは、ポンプから前記制御圧が供給される圧力室と、
前記制御対象に制御圧を出力する制御圧通路と、を備え、
前記ソレノイドコイルに励磁電流が印加されることによる前記駆動部材の移動によって前記スプールが駆動されるときに、前記圧力室から前記制御圧通路に制御圧が出力され、
前記ピンが前記第1移動範囲に移動することによる前記駆動部材の移動によって前記スプールが駆動されるときに、前記圧力室から前記制御圧通路に制御圧が出力される
請求項1に記載の電磁比例弁。
【請求項5】
前記制御対象は、アクチュエータに供給される作動油の給排を切り換える方向切換弁装置である
請求項1~4のいずれか一項に記載の電磁比例弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁比例弁に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の電磁比例弁では、ソレノイドアクチュエータへ印加する励磁電流を調整してスプールの位置を移動させることで制御対象の油圧機器へ供給するパイロット油の給排を制御する。
【0003】
電磁比例弁では、ソレノイドアクチュエータを制御するための電気系統に不具合が起きると、スプールの移動が困難又は不能となることがある。そこで、電磁比例弁に手動でスプールの位置を変更するための手動ピンが設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-274547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1に記載の電磁比例弁では、手動ピンが操作されるとスプールの位置が変更されるのは1つの位置だけであるため、制御対象の強制動作と制御対象の停止との両方を行うことはできない。そこで、手動ピンを操作することによって制御対象の強制動作と制御対象の停止との両方を可能とする電磁比例弁が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する電磁比例弁は、軸方向に移動可能なスプールを有し、前記スプールの移動により制御対象への制御圧を制御する弁ユニットと、ソレノイドコイルと、前記ソレノイドコイルに励磁電流が印加されることにより前記軸方向に移動することで前記スプールを駆動する駆動部材と、前記スプールを前記軸方向に移動させるピンと、を備え、前記ピンが第1移動範囲に移動されると、前記スプールが駆動して前記弁ユニットから前記制御対象へ制御圧を出力し、前記ピンが前記第1移動範囲から更に第2移動範囲に移動されると、前記スプールが駆動して前記弁ユニットから前記制御対象への制御圧を排出する。
【0007】
上記構成によれば、ピンを第1移動範囲に移動させることで、スプールが駆動して弁ユニットから制御対象へ制御圧を出力することができる。そして、ピンを第1移動範囲から更に第2移動範囲に移動させることで、スプールが駆動して弁ユニットから制御対象への制御圧を排出することができる。よって、ピンを操作することによって制御対象の強制動作と制御対象の停止との両方が可能である。
【0008】
上記電磁比例弁について、前記弁ユニットは、前記ピンとは逆方向に付勢するばねを備え、前記ピンが前記第1移動範囲に移動されたときに、前記制御対象に出力される制御圧によって前記スプールに反力が付与されて、前記ピンの移動が解除されると、前記ばねによって前記駆動部材とともに前記ピンが押し戻されることが好ましい。
【0009】
上記電磁比例弁について、前記弁ユニットは、前記制御対象に出力された制御圧が排出されるドレン室と、前記ドレン室に接続される排出通路と、を備え、前記ピンが前記第2移動範囲に移動したときに前記排出通路が前記ドレン室と接続され、前記ピンが前記第2移動範囲以外にあるときには前記排出通路が前記ドレン室と遮断されることが好ましい。
【0010】
上記電磁比例弁について、前記弁ユニットは、ポンプから前記制御圧が供給される圧力室と、前記制御対象に制御圧を出力する制御圧通路と、を備え、前記ソレノイドコイルに励磁電流が印加されることによる前記駆動部材の移動によって前記スプールが駆動されるときに、前記圧力室から前記制御圧通路に制御圧が出力され、前記ピンが前記第1移動範囲に移動することによる前記駆動部材の移動によって前記スプールが駆動されるときに、前記圧力室から前記制御圧通路に制御圧が出力されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
6か月前
個人
クラッチ装置
6か月前
個人
ホース保持具
3か月前
個人
回転伝達機構
3日前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
トーションバー
4か月前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
個人
地震の揺れ回避装置
16日前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
個人
固着具と成形品部材
6か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
株式会社アイシン
駆動装置
6か月前
株式会社オンダ製作所
継手
6か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
株式会社三協丸筒
枠体
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
個人
ベルトテンショナ
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
6か月前
株式会社不二工機
逆止弁
6か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
日東電工株式会社
断熱材
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
5か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社タカギ
水栓装置
1日前
矢崎化工株式会社
連結具
7か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
4か月前
続きを見る
他の特許を見る