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公開番号2025115379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2025004988
出願日2025-01-14
発明の名称フィルム転写ツール
出願人順徳工業股分有限公司
代理人個人
主分類B43L 19/00 20060101AFI20250730BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】供給リールに徐々に変化するブレーキトルクを付与できるフィルム転写ツールを提供する。
【解決手段】ケーシング10と、供給リール21とそれに連結された巻取リール210とを有するテープ供給アセンブリ20と、該供給リール21に対して移動できるブレーキ部材30と、を備えるフィルム転写ツール。
【効果】転写ヘッド40は、初期位置と操作位置との間を移動して、該テープ供給アセンブリ20及び該ブレーキ部材30を駆動して、それらを相対移動させる。該転写ヘッド40が操作位置に向かって移動する場合に、該供給リール21と該ブレーキ部材30との間で相対移動が発生し、ブレーキ力が徐々に低下する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシング(10)と、
前記ケーシング(10)内に配置され、供給リール(21,21A,21B,21C,21D)と、前記供給リール(21,21A,21B,21C,21D)に連結された巻取リール(210)と、を備えるテープ供給アセンブリ(20,20D)と、
前記ケーシング(10)内に配置され、前記供給リール(21,21A,21B,21C,21D)に対して移動するように構成されるブレーキ部材(30,30A,30B,30C,30D)と、
前記ケーシング(10)内に延びる端部を有し、テープ供給アセンブリ(20,20D)に接続され、前記テープ供給アセンブリ(20,20D)に対して初期位置と操作位置との間で移動し、前記テープ供給アセンブリ(20,20D)及びブレーキ部材(30,30A,30B,30C,30D)の一方を駆動して、前記テープ供給アセンブリ(20,20D)及び前記ブレーキ部材(30,30A,30B,30C,30D)の他方に対して移動するように構成される転写ヘッド(40,40A,40B,40C,40D)と、
前記ケーシング(10)内に配置され、前記転写ヘッド(40,40A,40B,40C,40D)を駆動する弾性力を提供して、前記初期位置に向かって移動させるするように構成される弾性部材(50,50D)と、
を備え、
前記転写ヘッド(40,40A,40B,40C,40D)が初期位置にある場合に、前記ブレーキ部材(30,30A,30B,30C,30D)は前記供給リール(21,21A,21B,21C,21D)に当接して最大ブレーキ力を提供し、
前記転写ヘッド(40,40A,40B,40C,40D)が初期位置から操作位置に向かって移動する場合に、前記供給リール(21,21A,21B,21C,21D)と前記ブレーキ部材(30,30A,30B,30C,30D)との間に相対移動が生じ、前記ブレーキ力が徐々に低下することを特徴とするフィルム転写ツール。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ブレーキ部材(30)は弾性構造(31)を有し、
前記転写ヘッド(40)が初期位置にある場合に、前記供給リール(21)の外周縁が前記弾性構造(31)に当接して前記弾性構造(31)を変形させ、
前記転写ヘッド(40)が前記初期位置から前記操作位置に向かって移動する場合に、前記供給リール(21)は徐々に前記ブレーキ部材(30)から離れ、前記弾性構造(31)は徐々に戻る、
請求項1に記載のフィルム転写ツール。
【請求項3】
前記転写ヘッド(40)が操作位置に当接された場合に、前記ブレーキ部材(30)と前記供給リール(21)とが分離する、
請求項2に記載のフィルム転写ツール。
【請求項4】
前記ブレーキ部材(30A,30B)は、前記供給リール(21A,21B)の上部(212A)に付勢され、その端部によって変形される弾性アーム(31A,31B)を備え、
前記転写ヘッド(40A,40B)が前記初期位置から前記操作位置に向かって移動する場合に、前記弾性アーム(31A,31B)の端部が、前記供給リール(21A,21B)の上部(212A)上を、前記供給リール(21A、21B)の軸から離れる方向に沿って移動する、
請求項2に記載のフィルム転写ツール。
【請求項5】
前記供給リール(21B)の上部が傾斜面(212B)を形成し、
前記傾斜面(212B)の高さが供給リール(21B)の軸から離れる方向に沿って徐々に減少し、
前記転写ヘッド(40B)が操作位置に向かって移動する場合に、前記弾性アーム(31B)の端部が前記傾斜面(212B)に沿って下降する、
請求項4に記載のフィルム転写ツール。
【請求項6】
前記供給リール(21A)の上部(212A)の表面粗さが、前記供給リール(21A)の軸から離れる方向に沿って放射状に減少する、
請求項4に記載のフィルム転写ツール。
【請求項7】
前記ブレーキ部材(30C)は、前記供給リール(21C)の上部(212C)上に付勢される端部を有する弾性アーム(31C)を備え、
前記転写ヘッド(40C)が、前記初期位置から前記操作位置に向かって移動する場合に、前記弾性アーム(31C)の端部は、前記供給リール(21C)の上部(212C)上を、前記供給リール(21C)の軸に向かう方向に沿って移動する、
請求項1に記載のフィルム転写ツール。
【請求項8】
前記転写ヘッド(40)の前記初期位置から前記操作位置までの変位は、端点を含めて0.4mm~2mmの範囲である、
請求項1に記載のフィルム転写ツール。
【請求項9】
前記ケーシング(10)は、少なくとも1つのガイド溝(13)を有し、
前記テープ供給アセンブリ(20)の外部は、前記ガイド溝(13)に挿入されるように構成された少なくとも1つの位置決め突起(24)を有し、前記テープ供給アセンブリ(20)が前記ケーシング(10)に対して移動するようにガイドする、
請求項1に記載のフィルム転写ツール。
【請求項10】
前記フィルム転写ツールは、前記ケーシング(10)に対してスライド可能に、前記テープ供給アセンブリ(20)に取り付けられるスライドラック(60)を備え、前記ケーシング(10)に対して移動される前記テープ供給アセンブリ(20)が装填される、
請求項1に記載のフィルム転写ツール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム転写ツールに関し、特に、供給リールに革新的なブレーキトルクを付与することができるフィルム転写ツールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
修正テープディスペンサーなどの従来のフィルム転写ツールは、ケーシングと、テープ供給アセンブリと、転写ヘッドと、を含む。テープ供給アセンブリは、ケーシング内に配置され、供給リール、巻取リール、及び転写テープを備える。転写テープの両端は、それぞれ供給リールと巻取リールに巻き付けられ、供給リールに巻き付けられた部分は、転写テープの片側が白色の不透明材料(例えば、二酸化チタン)でコーティングされている。転写ヘッドは、テープ供給アセンブリと連携してケーシングから突出している。転写テープの一部は、転写ヘッドに巻き付けられている。
【0003】
ユーザは、従来のフィルム転写ツールを、転写ヘッド上の転写テープの部分を紙面に当接させて、紙面上で引っ張ることができる。これにより、転写テープは張力によって引き出されながら移動し、供給リール及び巻取リールを回転駆動し、供給リールは(コーティング付きの)転写テープをリリースし、巻取リールは転写テープの使用済み部分を巻き取るので、コーティングが転写面に転写される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
初期段階(新たなテープ供給アセンブリを使用する段階)では、巻取リールに巻かれた転写テープの部分よりも、供給リールに巻かれた転写テープの部分の方がはるかに多い。したがって、転写テープの張力によって、巻取リールを回転させるトルクよりも供給リールを回転させるトルクの方が大きくなるから、供給リールが過剰に回転しやすく、ユーザが従来のフィルム転写ツールの操作中に適切な押し付けを怠る場合がある。そのため、コーティングが転写ヘッドから紙面にきれいに転写されず、コーティングの切断端が引裂端となりやすく、切断端が転写ヘッドから突出した小片を形成することもある。引裂端はコーティングの美観を損なうだけでなく、他の物体に付着する可能性もある。
【0005】
従来のフィルム転写ツールは、供給リールとケーシングとの間にギアリングを使用して、供給リールが簡単に回転することを回避し、転写テープの動作張力を維持して転写テープが緩まないようにしている。しかし、ギアリングは一定の張力しか維持できず、前述の張力変化の問題を適切に解決できない。加えて、ギアリングを使用すると、ユーザに操作時のぎこちなさを与えることがある。つまり、ギアリングの歯の噛合や分離がスムーズではなく、望ましくないユーザー体験につながる。
【0006】
本発明の主な目的は、従来のフィルム転写ツールの欠点を軽減する、供給リールに徐々に変化するブレーキトルクを付与できるフィルム転写ツールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のフィルム転写ツールは、ケーシングと、テープ供給アセンブリと、ブレーキ部材と、転写ヘッドと、弾性部材と、を備える。テープ供給アセンブリは、ケーシング内に配置され、供給リールと、供給リールに連結された巻取リールと、を備える。ブレーキ部材は、ケーシング内に配置され、供給リールに対して移動するように構成される。転写ヘッドは、ケーシング内に延びる端部を有し、テープ供給アセンブリに接続され、テープ供給アセンブリに対して初期位置と操作位置との間で移動し、テープ供給アセンブリ及びブレーキ部材の一方を駆動して、テープ供給アセンブリ及びブレーキ部材の他方に対して移動するように構成される。弾性部材は、ケーシング内に配置され、転写ヘッドを駆動する弾性力を提供して、初期位置に向かって移動させるように構成される。
【0008】
転写ヘッドが初期位置にある場合に、ブレーキ部材は供給リールに当接して最大のブレーキ力を提供する。転写ヘッドが初期位置から操作位置に向かって移動する場合に、供給リールとブレーキ部材との間に相対移動が生じてブレーキ力が徐々に低下する。
【0009】
このため、本発明のフィルム転写ツールを操作する場合に、ユーザが転写ヘッドを紙面に当接させて転写ヘッドを初期位置から操作位置に移動させると、供給リールとブレーキ部材とが相対移動するように駆動され、それに応じてブレーキ力が徐々に低下する。これにより、供給リールに付与される抵抗が徐々に緩和され、徐々に変化するブレーキトルクとして機能する。本発明のフィルム転写ツールは、テープ供給アセンブリのコーティングを綺麗に切断できるだけでなく、凹凸感がなくスムーズにブレーキを解除できるため、ユーザ体験が向上し、従来のフィルム転写ツールの欠点を効果的に改善する。
【0010】
転写ヘッドは、動作中にブレーキトルクが徐々に変化するように当接させるべきであり、コーティングが紙面に供給される場合に、非常に平坦に転写される。さらに、本発明のフィルム転写ツールは、従来のものと比較してギア噛合音が発生せず、静かなテープ供給が可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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