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公開番号
2025115674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010247
出願日
2024-01-26
発明の名称
粉体成形品検査装置
出願人
株式会社パウレック
代理人
個人
,
個人
主分類
A61J
3/06 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】粉体成形品の粉体除去と品質検査を単一の装置で行うことができる粉体成形品検査装置を提供する。
【解決手段】粉体成形品検査装置は、軸線X回りに回転駆動される回転容器1a、および、回転容器1aの軸線X方向の前端部に適合する蓋部1bとで構成される処理容器1と、多数の通気孔が設けられた回転容器1の周壁部1a1を外側から覆うように設けられ、周壁部1a1の通気孔を介して処理容器1の内部と連通する吸引室2と、吸引室2に空気吸引力を作用させる吸引部3と、処理容器1の内部で転動する粉体成形品の品質に相関する情報を取得する測定部4a、および、測定部4aにより取得された前記情報に基づいて、粉体成形品の品質が所定の規格に適合するか否かを判定する判定部4bを有する検査部4と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
粉体成形品の表面に付着した粉体を除去すると共に、粉体成形品の品質を検査する粉体成形品検査装置であって、
多数の通気孔が設けられた周壁部を有し、所定量の粉体成形品を収容した状態で、少なくともその一部が軸線回りに回転駆動される処理容器と、
前記通気孔が設けられた前記周壁部を外側から覆うように設けられ、前記通気孔を介して前記処理容器の内部と連通する吸引室と、
前記吸引室に空気吸引力を作用させる吸引部と、
前記処理容器の内部で転動する前記粉体成形品の品質に相関する情報を取得する測定部、および、前記測定部により取得された前記情報に基づいて、前記粉体成形品の品質が所定の規格に適合するか否かを判定する判定部を有する検査部と、を備えた粉体成形品検査装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記測定部は、前記処理容器の内部で転動する前記粉体成形品と接触するように、前記処理容器に設けられた透光部材と、前記透光部材と接触する前記粉体成形品の品質に相関する情報を前記透光部材を介して取得する光学センサと、を備えた請求項1に記載の粉体成形品検査装置。
【請求項3】
前記処理容器は、その軸線回りに回転駆動される回転容器と、前記回転容器の軸線方向の一端部に適合する蓋部とで構成され、前記回転容器は、前記通気孔が設けられた前記周壁部を有すると共に、その軸線方向の他端部に前記透光部材を有し、前記蓋部は、前記回転容器に対して可動に構成され、前記粉体成形品の排出時、前記蓋部が前記回転容器の前記一端部から離れる方向に移動することにより、前記処理容器の内部の前記粉体成形品が前記処理容器から全量排出される請求項2に記載の粉体成形品検査装置。
【請求項4】
品質が所定の規格に適合する前記粉体成形品が通る良品分岐路と、品質が所定の規格に適合しない前記粉体成形品が通る不良品分岐路と、前記処理容器から排出される前記粉体成形品を、前記判定部の判定結果に基づいて、前記良品分岐路と前記不良品分岐に択一的に送る切替手段と、を有する分岐部を更に備えた請求項3に記載の粉体成形品検査装置。
【請求項5】
前記回転容器は装置フレームに回転可能に取り付けられ、前記蓋部は前記装置フレームに可動に取り付けられ、前記分岐部は前記装置フレームに取り付けられる請求項4に記載の粉体成形品検査装置。
【請求項6】
前記光学センサは前記透光部材と対向するように前記装置フレームに取り付けられる請求項5に記載の粉体成形品検査装置。
【請求項7】
前記測定部が分光センサである請求項1から6の何れか1項に記載の粉体成形品検査装置。
【請求項8】
前記分光センサが近赤外分光センサである請求項7に記載の粉体成形品検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体圧縮成形機等の成形機で成形された粉体成形品、例えば、医薬品、食品、農薬等の錠剤や電子部品等の品質を検査する粉体成形品検査装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
医薬品錠剤等の粉体成形品を原料粉体から成形する装置として、粉体圧縮成形機(打錠機、タブレットプレスとも呼ばれる。)が用いられている。粉体圧縮成形機は、周知のように、上下に貫通した臼孔が設けられたテーブルと、テーブルの臼孔に粉体を充填する充填装置と、テーブルの臼孔に充填された粉体を圧縮して粉体成形品を成形する上杵及び下杵とを備えている。回転式の粉体圧縮成形機では、回転盤のテーブルの外周部に回転方向に沿って多数の臼孔を設けるとともに、各臼孔の上下に上杵及び下杵をそれぞれ摺動可能に保持させ、テーブル及び杵(上杵及び下杵)を共に水平回転させる。テーブル及び杵(上杵及び下杵)の回転に伴い、上杵及び下杵の対が上ロール及び下ロールの間を通過するときに臼孔内に充填された粉体が圧縮成形される。
【0003】
粉体圧縮成形機の臼孔内で圧縮成形された粉体成形品は、粉体圧縮成形機から排出されて後工程に送られ、後工程に設けられた装置又は機器により種々の処理が施される。後工程の処理としては、粉体成形品に付着した原料粉体等の粉体の除去(粉取り)、粉体成形品の外観や品質等の検査、粉体成形品の表面への印字、印刷又は刻印、粉体成形品のコーティング、粉体成形品の包装(容器詰めを含む)等がある。近時では、後工程の処理を実施するための装置又は機器を粉体圧縮成形機の下流側に接続し、粉体成形品の成形から後工程の処理までを一貫して行う連続処理装置が増えている。
【0004】
例えば特許文献1では、粉体圧縮成形機の下流側に、粉体除去機(粉取り機)、金属検出器、リフト装置、印刷機及び検査機を順次に配列している。粉体除去機は、粉体圧縮成形機から排出された粉体成形品の表面に付着している粉体を除去する装置である。金属検出器は、粉体成形品に金属片が混入している場合にその金属片を検出する装置である。検査機は、粉体成形品の重量、厚み寸法、密度、硬度、外観及び組成等の特性のうち、少なくとも一の特性を検査する装置である。粉体圧縮成形機で成形された直後の粉体成形品の表面には原料粉体等の粉体が付着しており、この状態で後工程の金属検出や特性検査を行うと、検出精度や検査精度が低下する原因となる。そこで、粉体圧縮成形機から排出される粉体成形品を粉体除去機に導き、粉体除去機にて表面に付着した粉体を除去した後、後続の工程に送るようにしている。
【0005】
粉体除去機(粉取り機)には、大別して、ブラシにより粉体成形品の表面に付着した粉体を払い落とすブラシ式のもの、圧縮空気の吹き付けにより粉体成形品の表面に付着した粉体を吹き飛ばすジェット式のもの、回転する処理容器内で粉体成形品を転動させて、表面に付着した粉体を払い落とす回転容器式のものがある。回転容器式の粉体除去機は、例えば特許文献2、3に記載されているように、軸線回りに回転駆動される処理容器と、処理容器の内部に設けられた搬送手段(スクリュー羽根、螺旋状突起、螺旋状に配置されたガイド板等)と、吸引手段を基本的な要素として構成される。処理容器の周壁部には、多数の通気孔が設けられる。処理容器の軸方向の一端部側から供給される粉体圧縮成形品は、処理容器の回転に伴い、処理容器内で転動しながら搬送手段により軸方向の他端部側に搬送され、軸方向の他端部側から順次に排出されてゆく。その搬送過程において、粉体成形品の表面に付着した粉体は処理容器内で払い落とされ、吸引手段の吸引力により、周壁部の通気孔を介して処理容器の外部に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-164786号公報
実用新案登録第3193943号公報
特開2016-41241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
粉体圧縮成形機で成形された粉体成形品の品質(成分含量、分散性、重量、密度、空隙率、水分量、異物混入等)を検査する場合、従来の連続処理装置では、品質検査機の上流側に粉体除去機を配置し、粉体除去機にて粉体成形品の表面に付着した粉体を除去した後、当該粉体成形品を下流側の品質検査機に搬送して品質検査を行うことになる。このように、従来の連続処理装置では、粉体除去機と品質検査機を併設する必要があり、これが処理装置の構造を複雑化させる一因となる。また、粉体除去機から排出された粉体成形品が品質検査機まで搬送される過程で、搬送経路等に残存した粉体が粉体成形品の表面に付着することがあり、これが品質検査機での品質検査の信頼性を低下させる一因となる。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑み、粉体成形品の粉体除去と品質検査を単一の装置で行うことができる粉体成形品検査装置を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、粉体成形品の表面に付着した粉体を除去すると共に、粉体成形品の品質を検査する粉体成形品検査装置であって、多数の通気孔が設けられた周壁部を有し、所定量の粉体成形品を収容した状態で、少なくともその一部が軸線回りに回転駆動される処理容器と、前記通気孔が設けられた前記周壁部を外側から覆うように設けられ、前記通気孔を介して前記処理容器の内部と連通する吸引室と、前記吸引室に空気吸引力を作用させる吸引部と、前記処理容器の内部で転動する前記粉体成形品の品質に相関する情報を取得する測定部、および、前記測定部により取得された前記情報に基づいて、前記粉体成形品の品質が所定の規格に適合するか否かを判定する判定部を有する検査部と、を備えた粉体成形品検査装置を提供する。
【0010】
上記構成において、粉体成形品の品質には、有効成分含量、添加剤成分含量(賦形剤、潤沢剤、結合剤、崩壊剤等)、成分同定、分散性、偏析、崩壊性、重量、密度、空隙率、水分量、異物混入、表面状態などが含まれる。また、粉体成形品の品質に相関する情報には、粉体成形品を透過又は反射した光又は電磁波のスペクトル、光量、粉体成形品の光学画像等が含まれる。また、測定部には、近赤外分光センサ、中赤外分光センサ、ラマン分光センサ等の分光センサや、レーザーセンサ、CCDカメラ等の光学センサ、X線センサ等が含まれる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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