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公開番号2025115786
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010432
出願日2024-01-26
発明の名称美容器
出願人Aiロボティクス株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類A61N 1/32 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】イオン導出によって汚れを除去するとき、肌の表面汚れだけでなく、肌の奥深い部分に存在している内部汚れまで効果的に除去できる美容器を提供すること。
【解決手段】美容器Eは、胴部本体10と、胴部本体10のうち肌に接触させる位置に配置される電極20と、胴部本体10のうちユーザが把持する位置に配置される導電体グリップ30と、電極20と導電体グリップ30に接続され、直流電源に基づき所定の通電信号を生成する電気回路基板50と、を備える。電気回路基板50は、通電信号として、電極電圧を導電体グリップ電圧より高く設定すると共に、矩形波によるパルス電流に、超低周波数域の周波数により振幅変調した正弦波による振幅変調電流を追加した信号を生成する第1通電信号生成回路51を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
胴部本体と、前記胴部本体のうち肌に接触させる位置に配置される電極と、前記胴部本体のうちユーザが把持する位置に配置される導電体グリップと、前記電極と前記導電体グリップに接続され、直流電源に基づき所定の通電信号を生成する電気回路基板と、を備える美容器であって、
前記電気回路基板は、前記通電信号として、電極電圧を導電体グリップ電圧より高く設定すると共に、矩形波によるパルス電流に、超低周波数域の周波数により振幅変調した正弦波による振幅変調電流を追加した信号を生成する通電信号生成回路を有する
ことを特徴する美容器。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載された美容器において、
前記通電信号生成回路は、
矩形波電圧と正弦波電圧を設定する電圧設定部と、
所定のデューティ比と中周波数域の周波数により連続する矩形波のうち、前記電極への矩形波数が前記導電体グリップへの矩形波数より多くなる矩形波数配分により電極用矩形波と導電体グリップ用矩形波を生成する矩形波生成部と、
超低周波数域の周波数により振幅変調した振幅変調正弦波を生成する振幅変調正弦波生成部と、
前記電極用矩形波に前記振幅変調正弦波を追加して前記電極に出力する第1通電信号を生成し、前記導電体グリップ用矩形波に前記振幅変調正弦波を追加して前記導電体グリップに出力する第2通電信号を生成する通電信号生成部と、を有する
ことを特徴する美容器。
【請求項3】
請求項2に記載された美容器において、
前記矩形波生成部は、前記連続する矩形波を、1サイクルが所定の矩形波数により構成されるサイクル単位に分け、前記所定の矩形波数のうち、前記電極への矩形波数による占有比率を、前記導電体グリップへの矩形波数による占有比率より高くする設定により前記電極用矩形波と前記導電体グリップ用矩形波を生成する
ことを特徴する美容器。
【請求項4】
請求項3に記載された美容器において、
前記矩形波生成部は、前記中周波数域の周波数を1KHzから10KHzの範囲に含まれる周波数に設定する
ことを特徴とする美容器。
【請求項5】
請求項2から4の何れか一項に記載された美容器において、
前記振幅変調正弦波生成部は、超低周波数域の周波数によって前記振幅変調正弦波を生成するとき、超低周波数域の周波数を1.0Hz以下の周波数に設定する
ことを特徴とする美容器。
【請求項6】
請求項5に記載された美容器において、
前記振幅変調正弦波生成部は、振幅変調によって前記振幅変調正弦波を生成するとき、振幅変調の割合値を8%より小さい値に設定する
ことを特徴とする美容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、美容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ハンディタイプの美容器において肌の汚れを除去する背景技術としては、特許文献1に記載された美容器具が知られている。特許文献1の段落[0061]には、『正パルスモードは、4つの主電極170~200と補助電極126bとの間に、主電極170~200が高電位となるように直流パルス電圧を連続して印加する動作モードである。』と記載されている。特許文献1の段落[0063]には、『イオン導出は、肌に微弱な電流を流すことにより、電流の極性に対応した電荷を有する汚れ等を肌表面に移動させる手法である。例えば、本例の美容器具1を用いて負電荷を有する汚れ等を肌内部から除去しようとする場合には、主電極170~200を肌に当接させ、美容器具1を正パルスモードで動作させればよい。美容器具1を正パルスモードで動作させることにより、上記閉回路に、汚れ等を肌外部へ移動させるイオン導出電流を発生させることができる。』と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2016/068199号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、美容器に対する汚れ除去性能に関しては、汚れを除去する動作モードにおいて、肌の表層域に付着している表面汚れの除去にとどまらず、肌の奥深い部分に存在する内部汚れまで取り除いた清潔な肌を得たいというユーザ要求がある。
【0005】
これに対し、特許文献1に記載の美容器具は、汚れ除去の正パルスモードにおいて、主電極を肌に押し当てることで、プラスに帯電した主電極側に、マイナスに帯電した皮脂やホコリ等による汚れを吸着させて取り除いている。このように、特許文献1に記載された肌の汚れを除去する技術は、主電極でのプラスの電気の力によるイオン導出を利用し、マイナスに帯電した汚れ物質を主電極側に移動させることで汚れを除去している。したがって、肌の奥深い部分に存在する内部汚れを除去するとき、内部汚れが肌の表面まで通り抜けるための隙間(以下、「ギャップ」という。)を必要とするが、ギャップが塞がっているとイオン導出によっても内部汚れを除去できない。よって、特許文献1に記載の美容器具は、肌の表面汚れを除去できても、肌の奥深い部分に存在している内部汚れまで効果的に除去できない、という課題を残している。この結果、表面汚れだけでなく内部汚れまで取り除いた清潔な肌を得たいというユーザ要求に応えられない。
【0006】
上記課題に着目してなされたもので、イオン導出によって汚れを除去するとき、肌の表面汚れだけでなく、肌の奥深い部分に存在している内部汚れまで効果的に除去する美容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の美容器は、胴部本体と、前記胴部本体のうち肌に接触させる位置に配置される電極と、前記胴部本体のうちユーザが把持する位置に配置される導電体グリップと、前記電極と前記導電体グリップに接続され、直流電源に基づき所定の通電信号を生成する電気回路基板と、を備える。前記電気回路基板は、前記通電信号として、電極電圧を導電体グリップ電圧より高く設定すると共に、矩形波によるパルス電流に、超低周波数域の周波数により振幅変調した正弦波による振幅変調電流を追加した信号を生成する通電信号生成回路を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る美容器は、振幅変調電流により細胞間のギャップを開くエレクトロポレーション効果が働くことで、イオン導出によって汚れを除去するとき、肌の表面汚れだけでなく、肌の奥深い部分に存在している内部汚れまで効果的に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の美容器を示す斜視図である。
実施例1の美容器を示す正面図である。
実施例1の美容器における電極部を示す拡大正面図である。
実施例1の美容器における電気系構成を示すブロック図である。
クリーンモードの第1通電信号生成回路で生成される電極用矩形波特性、導電体グリップ用矩形波特性、振幅変調正弦波特性の一例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の美容器を実施するための形態は、図面に示す実施例1に基づいて以下のように説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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