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公開番号
2025115900
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010606
出願日
2024-01-26
発明の名称
軸受機構
出願人
個人
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
F16C
29/02 20060101AFI20250731BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】転がり軸受と滑り軸受を備え、滑り軸受に十分な潤滑剤を供給することが可能な軸受機構を提供する。
【解決手段】軸受機構1は、第1軌道台4L,4Rと、第1軌道台4L,4Rに対して移動する、第1軌道台4L,4Rよりも短い第2軌道台5L,5Rと、第1軌道台4L,4Rと第2軌道台5L,5Rとの間に配置された転がり軸受部6L,6Rと、第1軌道台4L,4Rと第2軌道台5L,5Rとの間に、転がり軸受部6L,6Rの前後方向両側に配置された滑り軸受部7L,7Rと、転がり軸受部6L,6Rによる第2軌道台5L,5Rの移動に連動して潤滑剤13を滑り軸受部7L,7Rに供給する潤滑剤供給部18L,18Rと、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1軌道台と、
前記第1軌道台に対して移動する、前記第1軌道台よりも短い第2軌道台と、
前記第1軌道台と前記第2軌道台との間に配置された転がり軸受部と、
前記第1軌道台と前記第2軌道台との間に、前記転がり軸受部の軸方向に配置された滑り軸受部と、
前記転がり軸受部による前記第2軌道台の移動に連動して潤滑剤を前記滑り軸受部に供給する潤滑剤供給部と、
を有することを特徴とする軸受機構。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記潤滑剤供給部は、
前記転がり軸受部による前記第2軌道台の移動に連動して、前記第2軌道台の移動方向に位置する前記滑り軸受部に前記潤滑剤を供給する
ことを特徴とする請求項1に記載の軸受機構。
【請求項3】
前記転がり軸受部は、
前記第1軌道台及び前記第2軌道台に形成された案内溝に接触する複数の転動体と、
前記第1軌道台と前記第2軌道台との間に前記軸方向に移動可能に配置され、前記第2軌道台よりも短く形成された、前記複数の転動体を保持するリテーナと、
を有し、
前記潤滑剤供給部は、
前記第2軌道台の移動に連動して前記案内溝の内部を移動する前記転動体が、前記案内溝の内部に収容された前記潤滑剤を前記第2軌道台の移動方向側に位置する前記滑り軸受部に圧送するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の軸受機構。
【請求項4】
前記滑り軸受部は、
前記第1軌道台と当接する軸方向両端部に前記転がり軸受部の変形量に応じたR面取り及びクラウニング加工が施されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の軸受機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受及び滑り軸受により第1軌道台と第2軌道台とが相対移動する軸受機構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
軸受機構は、ボールやコロなどの転動体の転がり運動を用いた転がり軸受を備える機構と、滑り運動を用いた滑り軸受を備える機構に大別される。転がり軸受を用いた軸受機構は、高精度でステックスリップのない軽い摺動抵抗、油管理が容易、寿命計算ができるなどの特徴から軽負荷及び中負荷で多用される一方で、転動体の変形、転動体の出入り振動、剛性の低さなどの特徴から、超高精度の機器や研削加工、重切削加工には不適な場合がある。一方、滑り軸受を用いた軸受機構は、高剛性、高減衰性などの長所を有するが、ステックスリップの発生、多量の油膜が必要で摩耗が大きいなどの短所も併せ持っている。
【0003】
そこで、転がり軸受と滑り軸受の両方を備えることで、双方の短所を補うことが可能な軸受機構が提唱されている。例えば特許文献1には、リニアボールベアリングをハウジング内に収容し、ハウジング内の両端にリニアボールベアリングを挟んで一対の滑り軸受を収容したリニアベアリングが記載されている。このリニアベアリングでは、軸線上に2個のリニアボールベアリングが連設されており、各リニアボールベアリングの間に軸外周を囲繞する環状の油溝が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-352420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
転がり軸受部と滑り軸受部の両方を備えた軸受機構を円滑に動作させるには、滑り軸受部における油膜形成が非常に重要となる。上記従来技術では、油溝から軸を介してリニアボールベアリング及び滑り軸受部に給油が行われるため、滑り軸受部への給油が十分ではないという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、転がり軸受部と滑り軸受部を備え、滑り軸受部に十分な潤滑剤を供給することが可能な軸受機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願発明の軸受機構は、第1軌道台と、前記第1軌道台に対して移動する、前記第1軌道台よりも短い第2軌道台と、前記第1軌道台と前記第2軌道台との間に配置された転がり軸受部と、前記第1軌道台と前記第2軌道台との間に、前記転がり軸受部の軸方向に配置された滑り軸受部と、前記転がり軸受部による前記第2軌道台の移動に連動して潤滑剤を前記滑り軸受部に供給する潤滑剤供給部と、を有すると共に、予圧管理が可能な予圧調整ネジを有する。
【0008】
本発明の軸受機構は、第1軌道台と第2軌道台との間に、転がり軸受部と、転がり軸受部の軸方向に配置された滑り軸受部とを有する。また、予圧付与ネジにより使用条件に合わせた予圧付与が可能な機構を有する。例えば機器の早送りの際や軽負荷時には、第1軌道台と第2軌道台との相対移動を転がり軸受部が担うことで、ステックスリップのない動作を実現できる。また、例えば急加減速時や重負荷時、振動などを伴う負荷を受ける際には、第1軌道台と第2軌道台との相対移動を転がり軸受部と滑り軸受部の両方が担うことで、ビレのない動作を実現できる。本発明では、転がり軸受部によるテーブルの移動に連動して潤滑剤が滑り軸受部に供給される。これにより、滑り軸受部に十分な潤滑剤を供給できるので、すべり軸受部の油膜形成を良好に行うことができる。したがって、転がり軸受と滑り軸受の両方を備えた軸受機構を円滑に動作させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、転がり軸受部と滑り軸受部を併せ持つ軸受機構において、滑り軸受部に十分な潤滑剤を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る軸受機構の全体構成を表す斜視図である。
テーブルがストローク中央部に位置する場合の軸受機構の上面図である。
テーブルがストローク中央部に位置する場合の軸受機構の側面図である。
テーブルが前側のストローク端部に位置する場合の軸受機構の上面図である。
テーブルが前側のストローク端部に位置する場合の軸受機構の側面図である。
テーブルが後側のストローク端部に位置する場合の軸受機構の上面図である。
テーブルが後側のストローク端部に位置する場合の軸受機構の側面図である。
ストローク方向から見た軸受機構の正面図である。
図2中IX-IX断面による第1軌道台、第2軌道台及び滑り軸受部の断面構造を表す断面図である。
シール部材を設ける変形例に係る軸受機構の全体構成を表す斜視図である。
図10中XI-XI断面による第2軌道台、滑り軸受部及びシール部材の断面構造を表す断面図である。
リテーナのずれ防止機構を設ける変形例に係るずれ防止機構の一例を表す図である。
潤滑剤漏れ防止用のパッキンを設ける変形例に係るパッキンの構造の一例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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