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公開番号
2025116034
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025085723,2021559070
出願日
2025-05-22,2020-04-02
発明の名称
マクロカプセル化装置およびマクロカプセル化装置を形成する方法
出願人
バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
,
VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
代理人
個人
,
個人
主分類
A61F
2/02 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】マクロカプセル化装置およびマクロカプセル化装置を形成する方法の提供。
【解決手段】本開示は、マクロカプセル化装置及び関連する製造方法に関する。製造方法では、装置の膜が、所望の材料を充填する前に、対応するフレームに緩い構成またはたるみ構成で装着され得る。一実施形態では、細胞集団を収容するためのマクロカプセル化装置が、第1の膜、及び第1の膜上に配置された第2の膜を含んでいる。第1の膜及び第2の膜は第1及び第2の膜の周囲に沿って結合されて、それらの間に内部体積を形成し、第1の膜及び/または第2の膜は半透性である。また装置は、第1及び第2の膜の周囲の少なくとも一部に沿って延びるフレームを含んでおり、第1及び/または第2の膜の表面領域は、第1及び第2の膜が装着されるフレームの横断断面領域よりも大きい。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞集団を収容するためのマクロカプセル化装置であって、前記マクロカプセル化装置は、
第1の膜と、
前記第1の膜上に配置されている第2の膜であって、前記第1の膜および前記第2の膜は、前記第1の膜および前記第2の膜の結合された周囲に沿って結合されることにより、それらの間に内部体積を形成し、前記第1の膜および/または前記第2の膜は、半透性である、第2の膜と、
前記第1の膜および前記第2の膜の外縁の少なくとも一部の周りに延びているフレームであって、前記フレームは、前記結合された周囲から半径方向外向きに位置付けられている、フレームと
を備える、マクロカプセル化装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記第1の膜および/または前記第2の膜の表面領域は、前記第1の膜および前記第2の膜が装着される前記フレームの横断断面領域よりも大きい、請求項1に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項3】
前記フレームは、前記第1の膜および前記第2の膜の前記周囲の周りに全体に延びている、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項4】
前記第1の膜および前記第2の膜は、前記装置から外への前記細胞集団の移動を遮るように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項5】
前記マクロカプセル化装置は、前記内部体積内に配置されている前記細胞集団をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項6】
前記細胞集団は、インスリン分泌細胞集団である、請求項5に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項7】
前記第1の膜および/または前記第2の膜は、インスリンの移送を可能にするように構成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項8】
前記内部体積は、複数のチャネルを含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項9】
前記マクロカプセル化装置は、前記フレームから半径方向内側に配置されている前記第1の膜および前記第2の膜の複数の結合部分をさらに備え、前記複数の結合部分は、前記複数のチャネルを形成する、請求項8に記載のマクロカプセル化装置。
【請求項10】
前記複数の結合部分のうちの少なくともいくつかは、それらを貫通するスルーホールを含む、請求項9に記載のマクロカプセル化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国仮出願第62/828,915号(2019年4月3日に出願)の米国特許法第119条(e)下での利益を主張する。なおこの文献の開示内容は、その全体において参照により本明細書に組み込まれている。
続きを表示(約 3,900 文字)
【0002】
開示する実施形態は、マクロカプセル化装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
糖尿病などの代謝異常を治療するために、生物学的生成物を送達する治療装置を用いることができる。治療装置は、インスリンなどの生物学的生成物を長期間にわたって与えるように埋め込み可能であり得る。これらの装置の中には、細胞を収容して、所望の生物学的生成物、細胞を含むマトリックス、または他の所望の治療剤を内部に生成するために用いられるマクロカプセル化装置を含んでいるものがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態では、細胞集団を収容するためのマクロカプセル化装置が、第1の膜、及び第1の膜上に配置された第2の膜を含んでいる。第1の膜及び第2の膜は第1及び第2の膜の周囲に沿って結合されて、それらの間に内部体積を形成し、第1の膜及び/または第2の膜は半透性である。また装置は、第1及び第2の膜の周囲の少なくとも一部に沿って延びるフレームを含んでおり、第1及び/または第2の膜の表面領域は、第1及び第2の膜が装着されるフレームの横断断面領域よりも大きい。
【0005】
別の実施形態では、細胞集団を収容するためのマクロカプセル化装置は、第1の膜及び第1の膜上に配置された第2の膜を含んでいる。第1の膜及び第2の膜は第1及び第2の膜の周囲に沿って結合されて、それらの間に内部体積を形成し、第1の膜及び/または第2の膜は半透性である。また装置は、第1及び第2の膜の周囲の少なくとも一部に沿って延びるフレームを含み、フレームに接続された第1及び第2の膜の一部は変形されて、未変形構成の第1及び第2の膜の部分の領域よりも小さいフレームの領域に収まる。
【0006】
別の実施形態では、マクロカプセル化装置を形成する方法は、第1の膜及び第1の膜上に配置された第2の膜の一部を第1及び第2の膜の面外方向に変形させることと、第1及び第2の膜の一部が面外変形されている間に第2の膜及び/または第1の膜にフレームを接続することであって、フレームはマクロカプセル化装置の最大横断寸法を制限し、第1の膜及び/または第2の膜は半透性である、接続することと、を含む。
【0007】
さらに他の実施形態では、マクロカプセル化装置を形成する方法は、第1の膜及び第1の膜上に配置された第2の膜の外周部を、第1の最大横断寸法から第1の最大横断寸法よりも小さい第2の最大横断寸法に変形させることと、第2の膜及び/または第1の膜にフレームを接続して、第1及び第2の膜の最大横断寸法を第2の最大横断寸法に制限することであって、第1の膜及び/または第2の膜は半透性である、制限することと、を含む。
【0008】
本開示はこの点に関して限定されないため、前述の考え方、及び後述するさらなる考え方は、任意の好適な組み合わせで配置し得ることに注意されたい。さらに、本開示の他の利点及び新規特徴が、添付の図とともに考慮したときに種々の非限定的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかになる。
【0009】
本明細書及び参照により組み込まれている文献に、矛盾し及び/または一貫性がない開示が含まれている場合には、本明細書が優先するものとする。参照により組み込まれている2つ以上の文献に、互いに矛盾し及び/または一貫性がない開示が含まれている場合、後の有効日の文献が優先するものとする。
本発明は、例えば、以下を低受する。
(項目1)
細胞集団を収容するためのマクロカプセル化装置であって、
第1の膜と、
前記第1の膜上に配置された第2の膜であって、前記第1の膜及び前記第2の膜は前記第1及び第2の膜の周囲に沿って結合されて、それらの間に内部体積を形成し、前記第1の膜及び/または前記第2の膜は半透性である、前記第2の膜と、
前記第1及び第2の膜の前記周囲の少なくとも一部に沿って延びるフレームであって、前記第1及び/または第2の膜の表面領域は、前記第1及び第2の膜が装着される前記フレームの横断断面領域よりも大きい、前記フレームと、を含む前記マクロカプセル化装置。
(項目2)
前記フレームは前記第1及び第2の膜の前記周囲に沿って全体に延びる項目1に記載のマクロカプセル化装置。
(項目3)
前記第1及び第2の膜は、前記装置から外への前記細胞集団の移動を遮るように構成されている項目1または2のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目4)
前記内部体積内に配置された前記細胞集団をさらに含む項目3に記載のマクロカプセル化装置。
(項目5)
前記内部体積は複数のチャネルを含む項目1~4のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目6)
前記フレームから半径方向内側に配置された前記第1及び第2の膜の複数の結合部分であって、前記複数のチャネルを形成する前記結合部分をさらに含み、前記結合部分の少なくとも一部をスルーホールが貫通する項目5に記載のマクロカプセル化装置。
(項目7)
前記第1の膜及び/または前記第2の膜は焼結されている項目1~6のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目8)
前記第1及び/または第2の膜は親水コーティングを含む項目1~7のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目9)
細胞集団を収容するためのマクロカプセル化装置であって、
第1の膜と、
前記第1の膜上に配置された第2の膜であって、前記第1の膜及び前記第2の膜は前記第1及び第2の膜の周囲に沿って結合されて、それらの間に内部体積を形成し、前記第1の膜及び/または前記第2の膜は半透性である、前記第2の膜と、
前記第1及び第2の膜の前記周囲の少なくとも一部に沿って延びるフレームであって、前記フレームに接続された前記第1及び第2の膜の部分は変形されて、未変形構成にある前記第1及び第2の膜の前記部分の領域よりも小さい前記フレームの領域に収まる、前記フレームと、を含む前記マクロカプセル化装置。
(項目10)
前記フレームに接続された前記第1及び第2の膜の前記部分は、前記フレームの周囲に沿って配置される複数の場所であって、前記第1及び第2の膜が第1のより大きい領域から第2のより小さい領域に変形される前記複数の場所を含む項目9に記載のマクロカプセル化装置。
(項目11)
前記第1及び/または第2の膜の表面領域は、前記第1及び第2の膜が装着される前記フレームの横断断面領域よりも大きい項目9または10のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目12)
前記フレームは前記第1及び第2の膜の前記周囲に沿って全体に延びる項目9~11のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目13)
前記第1及び第2の膜は、前記装置から外への前記細胞集団の移動を遮るように構成されている項目9~12のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目14)
前記内部体積内に配置された前記細胞集団をさらに含む項目13に記載のマクロカプセル化装置。
(項目15)
前記内部体積は複数のチャネルを含む項目9~14のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目16)
前記フレームから半径方向内側に配置された前記第1及び第2の膜の複数の結合部分であって、前記複数のチャネルを形成する前記結合部分をさらに含み、前記結合部分の少なくとも一部をスルーホールが貫通する項目15に記載のマクロカプセル化装置。
(項目17)
前記第1の膜及び/または前記第2の膜は焼結されている項目9~16のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置。
(項目18)
前記第1及び/または第2の膜は親水コーティングを含む項目9~17のいずれか1項に記載のマクロカプセル化装置
(項目19)
マクロカプセル化装置を形成する方法であって、
第1の膜及び前記第1の膜上に配置された第2の膜の一部を前記第1及び第2の膜の面外方向に変形させることと、
前記第1及び第2の膜の前記一部が面外変形されている間に前記第2の膜及び/または前記第1の膜にフレームを接続することであって、前記フレームは前記マクロカプセル化装置の最大横断寸法を制限し、前記第1の膜及び/または前記第2の膜は半透性である、前記接続することと、を含む方法。
(項目20)
前記第1及び/または第2の膜の表面領域は、前記第1及び第2の膜が装着される前記フレームの横断断面領域よりも大きい項目19に記載の方法。
【0010】
添付図面は一定の比率で描かれていることは意図されていない。図面では、種々の図に例示した各同一またはほぼ同一のコンポーネントは、同様の数字で表している場合がある。明瞭にするために、すべての図面においてすべてのコンポーネントにラベル付けしてはいない場合がある。図面において、
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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