TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025117001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011622
出願日2024-01-30
発明の名称チェーン
出願人ゼクサスチェン株式会社
代理人個人
主分類F16G 13/06 20060101AFI20250804BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 ローラの回転不良の発生を抑制することが可能なチェーンを提供する。
【解決手段】 ローラ5は略円筒状の形態であり、中央部にはブシュ13が貫通する孔15が設けられる。孔15は、ローラ5の両側の端面19に貫通する。ローラ5の内面には溝17が形成される。溝17は、ローラ5の内面に沿って、中心側から外周側に向けて軸方向に直線状に形成される。すなわち、溝17の両端部は、ローラ5の両側の端面19に露出する。溝17は、ローラ5の内周面に対して、周方向に所定の間隔で複数本形成される。溝17は、ブシュとローラ5との間に侵入した異物を、ローラ5の回転時に排出可能な溝状の異物排出構造として機能する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ピンで連結される外プレート部と、
前記ピンの外周に配置されるブシュで連結される内プレート部と、
前記ブシュの外周に回転可能に配置されるローラと、
を具備し、
前記ローラの内面又は端面において、前記ブシュと前記ローラとの間又は前記ローラの端面と前記内プレート部の内面との間に侵入した異物を、前記ローラの回転時に排出可能な溝状又は切り欠き状の異物排出構造を有することを特徴とするチェーン。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記異物排出構造は、前記ローラの両端面に形成された切り欠きであり、
前記切り欠きは、前記ローラの軸に対して垂直な所定の方向から見た際に、軸に対して斜めに切り欠かれた形状であることを特徴とする請求項1記載のチェーン。
【請求項3】
前記ローラの両端におけるそれぞれの前記切り欠きは、前記ローラの異なる回転角度位置において、軸に対して斜めに形成されることを特徴とする請求項2に記載のチェーン。
【請求項4】
前記異物排出構造は、前記ローラの端面に形成された溝であり、
前記溝は、前記ローラの中心側から外周側に向けて形成されることを特徴とする請求項1記載のチェーン。
【請求項5】
前記異物排出構造は、前記ローラの内面に形成された溝であり、
前記溝は、前記ローラの中心側から外周側に向けて軸方向に形成されることを特徴とする請求項1記載のチェーン。
【請求項6】
前記ローラの内面には、さらに、軸方向に対してらせん状に他の溝が形成されることを特徴とする請求項5記載のチェーン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば搬送物の搬送路に用いられるチェーンに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、チェーンは、複数の外プレートおよび内プレートが、ピンおよびブシュを介して屈曲自在に連結されて構成される。この際、ブシュと搬送路のレールやスプロケット等との接触による摩擦低減のため、ブシュの外周には、回転可能なローラが用いられる場合がある(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-112807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図11(a)は、従来のチェーン100の断面図である。一対の外プレート109bの嵌合孔にピン101が固定される。また、ピン101の外周には、ピンに対して回転可能なブシュ103が配置され、ブシュ103の両端が、一対の内プレート109aの嵌合孔に固定される。
【0005】
ブシュ103の外周には、ブシュ103に対して回転可能なようにローラ105が配置される。ローラ105は、ブシュ103に対して自由に回転することができる。このため、例えば搬送路のレールやスプロケット等との接触部において、チェーン100の移動の際の抵抗を小さくすることができる。
【0006】
ここで、ローラ105の回転抵抗を下げるためには、ローラ105の側端面と内プレート109aとの隙間107aと、ローラ105の内周面とブシュ103の外周面との隙間107bとを形成する必要がある。搬送物が大きい場合には、この隙間107a、107bの隙間を搬送物よりも小さくすることで、搬送物が隙間に詰まることがない。
【0007】
しかし、このようなチェーンは、例えば、バイオマス原料となる木質ペレットや木質チップなど、様々なサイズの粒状の搬送物を搬送する際に使用される場合がある。このように、特に粒のサイズが大きく異なる場合には、隙間に搬送物が押し込まれるなどして、内部に詰まりを生じる恐れがある。
【0008】
例えば、図11(b)に示すように、ローラ105の内面とブシュ103の外面との隙間107bに異物111が押し込まれたり、図11(c)に示すように、ローラ105の端面と内プレート109aの内面との間の隙間107aに異物111が押し込まれたりする場合がある。このように異物111が隙間107a、107bに押し込まれた状態が保持されると、ローラ105がブシュ103に対して回転不能となり、チェーン100の移動の際の摩擦抵抗の増大(これによる張力の増大)や、摺動によるローラ105やレール等の摩耗及び摩耗粉の混入などの要因となる。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、ローラの回転不良の発生を抑制することが可能なチェーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達するために本発明は、ピンで連結される外プレート部と、前記ピンの外周に配置されるブシュで連結される内プレート部と、前記ブシュの外周に回転可能に配置されるローラと、を具備し、前記ローラの内面又は端面において、前記ブシュと前記ローラとの間又は前記ローラの端面と前記内プレート部の内面との間に侵入した異物を、前記ローラの回転時に排出可能な溝状又は切り欠き状の異物排出構造を有することを特徴とするチェーンである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ゼクサスチェン株式会社
チェーン
1日前
個人
流路体
6か月前
個人
ホース保持具
3か月前
個人
クラッチ装置
6か月前
個人
回転伝達機構
7日前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
トーションバー
4か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
個人
地震の揺れ回避装置
20日前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
個人
固着具と成形品部材
6か月前
株式会社オンダ製作所
継手
6か月前
株式会社アイシン
駆動装置
6か月前
株式会社三協丸筒
枠体
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
個人
ベルトテンショナ
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
6か月前
株式会社不二工機
電動弁
6か月前
矢崎化工株式会社
連結具
7か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
2か月前
協和工業株式会社
空気弁
6か月前
株式会社タカギ
水栓装置
5日前
個人
角型菅の連結構造及び工法
5か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
続きを見る