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公開番号2025117396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012213
出願日2024-01-30
発明の名称光源装置及びプロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250804BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】角度変換部材を保護可能な光源装置及びプロジェクターを提供する。
【解決手段】光源装置は、第1方向に延在する側面と、第1端面及び第2端面とを有する導光体と、第1端面に接合された角度変換体と、ベースと、側面に向けて光を出射する光源が実装され、ベースに固定される基板と、ベースに固定されてベースとともに角度変換体を内部に収容するカバー部材と、を備え、ベースは、側面が露出する状態にて導光体を収容し、導光体が固定される第1収容部と、角度変換体から導光体において角度変換体側の一部までの被収容部分をカバー部材とともに収容する第2収容部と、を有し、第2収容部とカバー部材とは、被収容部分の周囲を囲み、被収容部分を収容する収容空間を形成し、導光体において第1収容部に固定された部分は、固定端であり、導光体において角度変換体が接合される第1端面を含む角度変換体側の一部は、自由端である。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延在する側面と、前記側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面と、を有する導光体と、
前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、
前記導光体が配置されるベースと、
前記側面に向けて光を出射する光源が実装され、前記導光体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて前記導光体を覆い、前記ベースに固定される基板と、
前記ベースに固定されて前記ベースとともに前記角度変換体を内部に収容するカバー部材と、を備え、
前記ベースは、
前記側面が露出する状態にて前記導光体を収容し、前記導光体が固定される第1収容部と、
前記角度変換体から前記導光体において前記角度変換体側の一部までの被収容部分を前記カバー部材とともに収容する第2収容部と、を有し、
前記第2収容部と前記カバー部材とは、前記被収容部分の周囲を囲み、前記被収容部分を収容する収容空間を形成し、
前記導光体において前記第1収容部に固定された部分は、固定端であり、
前記導光体において前記角度変換体が接合される前記第1端面を含む前記角度変換体側の一部は、自由端である、
ことを特徴とする光源装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光源装置において、
前記角度変換体は、接着剤によって前記第1端面に接合され、
前記収容空間を形成する前記第2収容部及び前記カバー部材は、前記接着剤の膨張及び収縮のうち少なくともいずれかによる前記角度変換体の前記第1方向に沿う移動を許容する、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項3】
請求項1に記載の光源装置において、
前記側面を保持する保持部と、前記角度変換体に固定される固定部と、を有し、前記導光体と前記角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、を備える、
前記ホルダーは、前記収容空間に配置されている、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項4】
請求項3に記載の光源装置において、
前記カバー部材は、前記収容空間を形成する第1内面を有し、
前記第2収容部は、前記収容空間を形成する第2内面を有し、
前記ホルダーは、前記第1内面及び前記第2内面のそれぞれに対して非接触である、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記第2端面に配置され、前記第2端面から出射される光を前記導光体に向かって反射する反射素子と、
前記ベースに固定され、前記反射素子を前記第2端面に付勢する付勢部材と、を備える、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記ベース及び前記カバー部材のそれぞれは、放熱性を有する、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項7】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記導光体における前記第1方向に直交する断面の面積は、0.25mm

以上、4.00mm

以下である、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項8】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記光源は、励起光を出力し、
前記導光体は、入射した前記励起光の波長を変換した変換光を出射する波長変換体である、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項9】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から出射された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投射する投射光学装置と、を備える、
ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項10】
第1方向に延在する側面と、前記側面と交差する第1端面と、を有する導光体と、
前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、
前記導光体が配置されるベースと、
前記側面に向けて光を出射する光源が実装され、前記導光体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて、前記ベースに固定される基板と、
前記角度変換体から前記導光体における前記角度変換体側の一部までの被収容部分を収容する収容空間を前記ベースとともに形成する第1内面を有し、前記角度変換体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて前記ベースに固定されるカバー部材と、を備え、
前記ベースは、
前記側面が露出する状態にて前記導光体が固定される第1収容部と、
前記収容空間を前記カバー部材とともに形成する第2内面を有し、前記収容空間にて前記被収容部分を前記カバー部材とともに収容する第2収容部と、を有し、
前記導光体において前記第1収容部に固定された部分は、固定端であり、
前記導光体において前記角度変換体が接合される前記第1端面を含む前記角度変換体側の一部は、自由端であり、
前記角度変換体は、前記第1内面及び前記第2内面のそれぞれに対して非接触である、
ことを特徴とする光源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光源装置及びプロジェクターに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光源から入射する光の波長を変換して出射する波長変換装置を備える光源装置が知られている。このような光源装置として、細長い柱状の波長変換体を備える光源装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光源装置は、波長変換部材、光源部、角度変換部材、ミラー、支持部材及び位置規制部材を備える。
【0003】
波長変換部材は、蛍光体を少なくとも含み、第1波長帯の励起光を、第1波長帯とは異なる第2波長帯の蛍光に変換する。波長変換部材は、四角柱状に形成され、第1~第6面を有する。第1面及び第2面は、波長変換部材の長手方向に交差し、かつ、互いに反対側に位置する。第3~第6面は、第1面及び第2面のそれぞれと交差している。
光源部は、第1波長帯の励起光を出射する発光素子を備える。発光素子の発光面は、波長変換部材の第3面に対向している。
角度変換部材は、四角錐台状に形成され、光学接着剤によって波長変換部材の第1面に固定されている。角度変換部材は、波長変換部材から光入射面に入射する蛍光の最大入射角度よりも、光出射面から出射される蛍光の最大出射角度を小さくする。
ミラーは、波長変換部材の第2面に設けられ、第2から入射する光を反射して波長変換部材に入射させる。
支持部材は、波長変換部材の周囲を囲むように設けられ、波長変換部材を支持するとともに、波長変換部材にて発生する熱を拡散して外部に放出する。
位置規制部材は、支持部材に対する波長変換部材の位置を規制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-140582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の光源装置では、角度変換部材は、支持部材から露出している。このため、角度変換部材を保護できないという問題がある。このため、角度変換部材に外力が加わる等して、角度変換部材が導光体から剥離するおそれがある。
このため、角度変換部材を保護可能な構成が要望されてきた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様に係る光源装置は、第1方向に延在する側面と、前記側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面と、を有する導光体と、前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、前記導光体が配置されるベースと、前記側面に向けて光を出射する光源が実装され、前記導光体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて前記導光体を覆い、前記ベースに固定される基板と、前記ベースに固定されて前記ベースとともに前記角度変換体を内部に収容するカバー部材と、を備え、前記ベースは、前記側面が露出する状態にて前記導光体を収容し、前記導光体が固定される第1収容部と、前記角度変換体から前記導光体において前記角度変換体側の一部までの被収容部分を前記カバー部材とともに収容する第2収容部と、を有し、前記第2収容部と前記カバー部材とは、前記被収容部分の周囲を囲み、前記被収容部分を収容する収容空間を形成し、前記導光体において前記第1収容部に固定された部分は、固定端であり、前記導光体において前記角度変換体が接合される前記第1端面を含む前記角度変換体側の一部は、自由端である。
【0007】
本開示の第2態様に係るプロジェクターは、上記第1態様に係る光源装置と、前記光源装置から出射された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学装置と、を備える。
【0008】
本開示の第3態様に係る光源装置は、第1方向に延在する側面と、前記側面と交差する第1端面と、を有する導光体と、前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、前記導光体が配置されるベースと、前記側面に向けて光を出射する光源が実装され、前記導光体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて、前記ベースに固定される基板と、前記角度変換体から前記導光体における前記角度変換体側の一部までの被収容部分を収容する収容空間を前記ベースとともに形成する第1内面を有し、前記角度変換体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて前記ベースに固定されるカバー部材と、を備え、前記ベースは、前記側面が露出する状態にて前記導光体が固定される第1収容部と、前記収容空間を前記カバー部材とともに形成する第2内面を有し、前記収容空間にて前記被収容部分を前記カバー部材とともに収容する第2収容部と、を有し、前記導光体において前記第1収容部に固定された部分は、固定端であり、前記導光体において前記角度変換体が接合される前記第1端面を含む前記角度変換体側の一部は、自由端であり、前記角度変換体は、前記第1内面及び前記第2内面のそれぞれに対して非接触である。
【0009】
本開示の第4態様に係る光源装置は、第1方向に延在する側面と、前記側面と交差する第1端面と、を有する導光体と、前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、前記側面を保持する保持部と、前記角度変換体に固定される固定部と、を有し、前記導光体と前記角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、前記導光体が配置されるベースと、前記側面に向けて光を出射する光源が実装され、前記導光体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて、前記ベースに固定される基板と、前記ホルダーを含み前記角度変換体から前記導光体における前記角度変換体側の一部までの被収容部分を収容する収容空間を前記ベースとともに形成する第1内面を有し、前記角度変換体を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて前記ベースに固定されるカバー部材と、を備え、前記ベースは、前記側面が露出する状態にて前記導光体が固定される第1収容部と、前記収容空間を前記カバー部材とともに形成する第2内面を有し、前記収容空間にて前記被収容部分を前記カバー部材とともに収容する第2収容部と、を有し、前記導光体において前記第1収容部に固定された部分は、固定端であり、前記導光体において前記角度変換体が接合される前記第1端面を含む前記角度変換体側の一部は、自由端であり、前記ホルダーは、前記第1内面及び前記第2内面のそれぞれに対して非接触である。
【0010】
本開示の第5態様に係る光源装置は、第1方向に延在し、前記第1方向に光を出射する光出射部材と、前記光出射部材が配置されるベースと、前記第1方向に交差する第2方向に沿って前記光出射部材に入射する光を出射する光源と、前記光源が実装され、前記第2方向において前記光出射部材を挟んで前記ベースとは反対側に配置されて、前記光出射部材における前記第2方向とは反対方向の部分を覆う基板と、前記光出射部材を挟んで前記ベースとは反対側に配置されるカバー部材と、を備え、前記光出射部材は、前記第1方向に延在し、前記光源から出射された光が入射する側面と、前記第1方向に位置し前記側面と交差する端面と、を有する導光体と、前記端面に接合され、前記端面から出射される光の角度を変換する角度変換体と、を備え、前記ベースは、前記側面が露出する状態にて前記導光体が固定される第1収容部と、前記第1収容部に対して前記第1方向に設けられ、前記カバー部材とともに、前記光出射部材における前記角度変換体から前記導光体における前記第1方向の部分までの被収容部分を収容する収容空間を形成する第2収容部と、を有し、前記被収容部分は、前記収容空間の内面に対して非接触である。
(【0011】以降は省略されています)

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