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公開番号
2025117957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012975
出願日
2024-01-31
発明の名称
減速機
出願人
ニデックドライブテクノロジー株式会社
代理人
個人
主分類
F16H
57/023 20120101AFI20250805BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】モータ側のステータハウジングと減速機が組み込まれる部材との固定強度を確保しつつ、装置全体の小型化を実現できる技術を提供する。
【解決手段】この減速機は、ケーシング、ロータ、ステータ、減速機構、出力部材、および出力軸受を有する。ケーシングは、中心軸を中心として軸方向に筒状に延びる。ロータは、中心軸を中心として回転する。ステータは、ケーシングの内周面に固定される。減速機構は、ロータの回転速度を減速させる。出力部材は、減速機構による減速後の回転速度で中心軸を中心として回転する。出力軸受は、ケーシングと出力部材との径方向の間に配置され、出力部材を、中心軸を中心として回転可能に支持する。減速機構は、ケーシングの内周面に形成され、中心軸の周りを円環状に並ぶ複数の内歯を有する内歯歯車を有する。出力軸受の外輪の外径およびステータの外径の少なくとも一方は、内歯歯車の歯底の径よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸を中心として軸方向に筒状に延びるケーシングと、
前記中心軸を中心として回転するロータと、
前記ケーシングの内周面に固定されたステータと、
前記ロータの回転速度を減速させる減速機構と、
前記減速機構による減速後の回転速度で前記中心軸を中心として回転する出力部材と、
前記ケーシングと前記出力部材との径方向の間に配置され、前記出力部材を、前記中心軸を中心として回転可能に支持する出力軸受と、
を有し、
前記減速機構は、前記ケーシングの内周面に形成され、前記中心軸の周りを円環状に並ぶ複数の内歯を有する内歯歯車
を有し、
前記出力軸受の外輪の外径および前記ステータの外径の少なくとも一方は、前記内歯歯車の歯底の径よりも大きい、減速機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の減速機であって、
前記出力軸受の外輪の外径および前記ステータの外径の両方が、前記内歯歯車の歯底の径よりも大きい、減速機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の減速機であって、
前記減速機構と前記ステータとの軸方向の間において、前記中心軸の周りを円環状に拡がり、その外周面が前記ケーシングの内周面に接触しつつ相対回転不能に支持される、中蓋
をさらに有する、減速機。
【請求項4】
請求項3に記載の減速機であって、
前記ロータに相対回転不能に固定され、前記中心軸に沿って柱状に延びるシャフトと、
前記ステータの軸方向一方側において、前記中蓋に対して前記シャフトを、前記中心軸を中心として回転可能に支持する支持軸受と、
をさらに有し、
前記支持軸受の外輪の外径は、前記内歯歯車の歯底の径よりも小さい、減速機。
【請求項5】
請求項3に記載の減速機であって、
前記ケーシングの内周面と前記中蓋の外周面との間に、前記中心軸の周りを円環状に拡がるOリングである第1リングをさらに有する、減速機。
【請求項6】
請求項3に記載の減速機であって、
前記ケーシングの内周面と、前記中蓋の軸方向他方側の端面と、に接触する止め輪である第1止め輪をさらに有する、減速機。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の減速機であって、
前記ロータに相対回転不能に固定され、前記中心軸に沿って柱状に延びるシャフトと、
前記ステータの軸方向他方側において、前記中心軸を中心として径方向に円板状に拡がり、その外周面が前記ケーシングの内周面に接触しつつ相対回転不能に支持される、外蓋と、
前記ステータの軸方向他方側において、前記外蓋に対して前記シャフトを、前記中心軸を中心として回転可能に支持する入力軸受と、
をさらに有する、減速機。
【請求項8】
請求項7に記載の減速機であって、
前記ケーシングの内周面と前記外蓋の外周面との間に、前記中心軸の周りを円環状に拡がるOリングである第2リングをさらに有する、減速機。
【請求項9】
請求項7に記載の減速機であって、
前記ケーシングの内周面と、前記外蓋の軸方向他方側の端面と、に接触する止め輪である第2止め輪をさらに有する、減速機。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載の減速機であって、
前記ロータに相対回転不能に固定され、前記中心軸に沿って柱状に延びるシャフトと、
前記シャフトと前記減速機構とを接続可能な軸継手と、
をさらに有する、減速機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、減速機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータの回転運動を減速して出力する減速機が知られている。従来の減速機については、例えば、特開2005-212657号公報に記載されている。特開2005-212657号公報の電動式車輪駆動装置は、電動モータの回転を第1および第2の遊星減速機で減速して、ハブ輪を介して車輪に伝達する。
特開2005-212657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記公報において、電動モータのステータ部を構成するステータハウジングは、断面が略コの字状に形成された環状部材であり、外径側に径方向外方に延びる固定部を有している。そして、固定部は、固定ボルトを介して外方部材の車体取付フランジに締結される。また、外方部材の内側には、第1および第2の遊星減速機を構成する遊星ギアがそれぞれ組み込まれる。
【0004】
しかしながら、上記公報の装置においては、電動モータのステータハウジングを、第1および第2の遊星減速機が組み込まれる部材にボルトで固定するため、固定部分の強度を確保することが難しく、装置全体を小型化できない虞がある。
【0005】
本発明の目的は、モータ側のステータハウジングと減速機が組み込まれる部材との固定強度を確保しつつ、装置全体の小型化を実現できる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の例示的な第1発明は、減速機であって、中心軸を中心として軸方向に筒状に延びるケーシングと、前記中心軸を中心として回転するロータと、前記ケーシングの内周面に固定されたステータと、前記ロータの回転速度を減速させる減速機構と、前記減速機構による減速後の回転速度で前記中心軸を中心として回転する出力部材と、前記ケーシングと前記出力部材との径方向の間に配置され、前記出力部材を、前記中心軸を中心として回転可能に支持する出力軸受と、を有する。前記減速機構は、前記ケーシングの内周面に形成され、前記中心軸の周りを円環状に並ぶ複数の内歯を有する内歯歯車を有する。前記出力軸受の外輪の外径および前記ステータの外径の少なくとも一方は、前記内歯歯車の歯底の径よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本願の例示的な第1発明によれば、モータのステータと減速機構の内歯歯車とを単一のケーシングの内側に配置することにより、ケーシングの強度を確保しつつ、減速機全体の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る減速機の縦断面図である。
図2は、第1実施形態に係る減速機の横断面図である。
図3は、第2実施形態に係る減速機の縦断面図である。
図4は、第3実施形態に係る減速機の縦断面図である。
図5は、第4実施形態に係る減速機の縦断面図である。
図6は、第4実施形態に係る減速機の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本願の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、本発明に係る減速機の中心軸と平行な方向を「軸方向」、当該中心軸に直交する方向を「径方向」、当該中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。
【0010】
また、本願では、図1および図3~図5において、軸方向を左右方向とし、左側を「軸方向一方側」、右側を「軸方向他方側」として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この定義により、本発明に係る減速機の製造時および使用時の向きを限定する意図はない。また、本願において「平行な方向」とは、幾何学的に厳密に平行な場合に限定されない。つまり、ある方向と当該方向に「平行な方向」とが、発明の効果を奏する程度に略平行であればよい。また、本願において「直交する方向」とは、幾何学的に厳密に直交する場合に限定されない。つまり、ある方向と当該方向に「直交する方向」とが、発明の効果を奏する程度に略直交していればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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