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公開番号
2025117982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013016
出願日
2024-01-31
発明の名称
車体構成部材の締結構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250805BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】傾斜面同士が当接する部材間の締結において、位置ずれを抑制することが可能な車体構成部材の締結構造を得る。
【解決手段】フロントサイドメンバ12には支持部18が設けられ支持部18には傾斜面22Bが形成されている。クラッシュボックス14には傾斜面22Bに当接可能な傾斜面28Aが形成されると共にクラッシュボックス14の後端部14Aが支持部18内に収容され、フロントサイドメンバ12に対してクラッシュボックス14が締結される。一方、ブラケット36はクラッシュボックス14に形成された中空部30内に配置され、ブラケット36に設けられたナット42に対してボルトが締結される。このブラケット36によって、フロントサイドメンバ12の傾斜面22Bとクラッシュボックス14の傾斜面28Aの間で生じる、フロントサイドメンバ12側の締結孔25とクラッシュボックス14側の締結孔27の位置ずれが吸収される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
奥部から開口端へ向かって間口幅が拡がる第1傾斜面が内面側に形成された支持部が設けられた外側部材と、
長尺状を成し、長尺方向に沿って中空部が設けられ、前記第1傾斜面に対して当接可能な第2傾斜面が外面に形成され、前記支持部内に長尺方向の一端部が収容され前記外側部材に対して締結される内側部材と、
前記中空部内に配置され、被締結具が設けられ前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の間で生じる締結孔の位置ずれを吸収するブラケットと、
を含んで構成されている車体構成部材の締結構造。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記ブラケットは、弾性変形可能な部材で形成されている請求項1に記載の車体構成部材の締結構造部材の締結構造。
【請求項3】
前記外側部材は、鋳物で形成され、車両前部又は車両後部において車両幅方向の左右両側に配置され車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されたサイドメンバとされ、
前記内側部材は、車両前端又は車両後端において車両幅方向に延在されたバンパと前記サイドメンバの間に配設され車両前後方向に沿って延在されるクラッシュボックスとされている請求項1に記載の車体構成部材の締結構造。
【請求項4】
前記ブラケットは板材を成し、
前記ブラケットは、前記中空部内を区画する隔壁部に係合される切欠き部を含んで構成されている請求項1に記載の車体構成部材の締結構造。
【請求項5】
前記ブラケットは、
前記被締結具が設けられると共に前記支持部の奥部から開口端へ向かってそれぞれ起立する一対の締結片と、
前記一対の締結片の根元部と前記切欠き部の間に設けられ、前記開口端側へ向かって突出する凸ビードと、
をさらに含んで構成されている請求項4に記載の車体構成部材の締結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体構成部材の締結構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バンパリインフォースメントとクラッシュボックスの締結構造に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-132269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術では、車両幅方向に沿って延在されるバンパリインフォースメントと車両前後方向に沿って延在されるクラッシュボックスは略直交した状態で配置される。バンパリインフォースメントは、車両上下方向に沿って切断された状態で断面ハット形に形成されており、バンパリインフォースメントにおける車両上下方向の中央部に設けられた面に対してクラッシュボックスの先端を当接させ互いに締結することができる。
【0005】
これに対して、例えば、フロントサイドメンバとクラッシュボックスを締結させる場合、フロントサイドメンバ及びクラッシュボックスは車両前後方向に沿って延在される。このため、両者間の寸法精度のばらつきが締結部において影響を及ぼす。例えば、フロントサイドメンバがアルミダイキャストにより形成された場合、鋳物(フロントサイドメンバ)の成形時に当該鋳物を金型から離型させるために金型にはいわゆる抜きテーパが形成される。
【0006】
このため、当該鋳物には、当該抜きテーパによってテーパ(傾斜面)が形成されることになる。この鋳物に対して他の部材(クラッシュボックス)を締結させる場合、互いに当接する面同士は略同じ角度で形成されることになるが、傾斜面同士の締結では、締結位置がずれることが懸念される。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、傾斜面同士が当接する部材間の締結において、位置ずれを抑制することが可能な車体構成部材の締結構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の本発明に係る車体構成部材の締結構造は、奥部から開口端へ向かって間口幅が拡がる第1傾斜面が内面側に形成された支持部が設けられた外側部材と、長尺状を成し、長尺方向に沿って中空部が設けられ、前記第1傾斜面に対して当接可能な第2傾斜面が外面に形成され、前記支持部内に長尺方向の一端部が収容され前記外側部材に対して締結される内側部材と、前記中空部内に配置され、被締結具が設けられ前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の間で生じる締結孔の位置ずれを吸収するブラケットと、を含んで構成されている。
【0009】
請求項1に記載の本発明に係る車体構成部材の締結構造では、外側部材、内側部材及びブラケットを含んで構成されている。外側部材には、支持部が設けられており、支持部の内面には、奥部から開口端へ向かって間口幅が拡がる第1傾斜面が形成されている。また、内側部材は長尺状を成しており、内側部材には長尺方向(長手方向)に沿って中空部が設けられている。内側部材の外面には、外側部材の支持部に形成された第1傾斜面に対して当接可能な第2傾斜面が形成されており、内側部材の長手方向の一端部が支持部内に収容され、外側部材に対して内側部材が締結される。一方、ブラケットは内側部材に設けられた中空部内に配置されており、被締結具が設けられている。このブラケットによって、外側部材の第1傾斜面と内側部材の第2傾斜面の間で生じる締結孔の位置ずれが吸収される。
【0010】
本発明では、外側部材の支持部の内面には第1傾斜面が形成され、内側部材の外面には当該第1傾斜面に当接可能な第2傾斜面が形成されている。そして、外側部材の支持部に対して内側部材の長手方向の一端部を収容させた場合、当該支持部の第1傾斜面に対して内側部材の第2傾斜面が当接された状態でブラケットに設けられた被締結具を介して外側部材と内側部材が当該支持部で締結されることになる。
(【0011】以降は省略されています)
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