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公開番号2025118436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013751
出願日2024-01-31
発明の名称柄付き櫛
出願人株式会社パークウェイ
代理人個人
主分類A45D 24/36 20060101AFI20250805BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】櫛の柄の剛性を高めると共に、柄の把持性も向上することで、柄付き櫛の梳いた毛髪をバリカンで刈り上げる作業を安定してスムーズに行えるようにする。
【解決手段】櫛1は、櫛背部2から延出する柄6の背側周縁6c及び歯側周縁6dに、櫛背部2より厚み寸法を大きくした背側太枠部10及び歯側太枠部20を形成すると共に、背側太枠部10及び歯側太枠部20の内周側に背側第一縁取部分11及び歯側第一縁取部分21を形成する。これら背側第一縁取部分11及び歯側第一縁取部分21は、柄内方へ向かって厚みが薄くなるように傾斜した斜面を含むと共に、向かい合う縁取部分同士の間隔を空けてフラットな柄表面6eを表出させる。各太枠部10、20により、柄6の剛性を向上させると共に、柄6の周縁を把持しやすくする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
背骨状の櫛背部と、前記櫛背部から突出する複数本の櫛歯と、前記櫛背部から延出する長板状の柄とを備える柄付き櫛において、
前記柄には、周囲輪郭の中で向かい合う周縁のそれぞれに、前記櫛背部に比べて厚み寸法を大きくした太枠部が形成してあり、
前記柄は、柄後端へ向けて厚み寸法が薄くなるようにしてあることを特徴とする柄付き櫛。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記太枠部の内周には所定幅の縁取部分が形成してあり、
前記縁取部分は、前記柄の周縁側から内方へ厚み寸法が薄くなるように傾斜した斜面を含む請求項1に記載の柄付き櫛。
【請求項3】
前記向かい合う周縁に形成された前記太枠部の縁取部分同士は、その縁取部分同士の箇所における前記柄の幅方向の寸法の1/3以上となる長さで間隔が空くようにしてあり、
前記太枠部の縁取部分同士の間隔が空いた箇所の柄表面は平面にしてある請求項2に記載の柄付き櫛。
【請求項4】
前記柄の周囲輪郭の中で、前記太枠部が形成された範囲に、凹状に湾曲した凹箇所及び凸状に湾曲した凸箇所が形成してあり、
前記凹箇所は、前記凸箇所に対して前記櫛背部寄りに位置する請求項2又は請求項3に記載の柄付き櫛。
【請求項5】
前記縁取部分は、前記凹箇所及び前記凸箇所の湾曲した形状に沿って形成してある請求項4に記載の柄付き櫛
【請求項6】
前記太枠部及び縁取部分は、前記柄の周囲輪郭の全周にわたり形成してある請求項2又は請求項3に記載の柄付き櫛。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、柄の剛性を確保すると共に柄の持ちやすさを向上させた柄付き櫛に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、櫛は、背骨状の櫛背部から突出する複数本の櫛歯で髪を梳くと云った整髪に使われることが一般的であるが、職業的な櫛のユーザである美容師や理容師は、バリカンによる頭髪の刈り上げに櫛を用いることがある。このようにバリカンによる刈り上げで櫛を用いるユーザは欧州等で見られることが多く、また、刈り上げの用途に適した構造の櫛は一般にクリッパーコームと称される。
【0003】
下記の特許文献1は、バリカンでの刈り上げに用いる櫛の例が開示される。この特許文献1の図7、8では、バリカンによる頭髪の刈り上げに櫛を用いる状況の例が示されており、頭髪の中で刈り上げを行う襟元や側頭部などの箇所に櫛を頭皮にあてがい、櫛を下方から上方へ移動させて複数本の櫛歯で毛髪を梳くことにより、各櫛歯の間から毛髪が飛び出た状態を確保し、このように櫛歯間から飛び出した毛髪をバリカンで刈り込むことで、頭髪の刈り上げを行う。この際、バリカンは、複数本の櫛歯に接触させて、これら櫛歯の上を滑らせながら移動することで、バリカンで切り取った後に残る毛髪の長さが一様となるようする。
【0004】
なお、クリッパーコームと称される刈り上げに適した櫛の他の例としては、下記の特許文献2、3に示す柄を有するタイプの櫛(柄付き櫛)がある。このような柄付き櫛は、把持専用となる柄があるので、柄の部分を持ちながらバリカンでの刈り上げ作業を行えることから、刈り上げ作業時にバリカンを動かしても、櫛を安定した姿勢で維持しやすくなる点で好適となる。なお、これらの特許文献2、3で示される櫛は、本発明の発明者と同じ者により創作されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2013-539702号公報
意匠登録第1566291号公報
意匠登録第1648702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した櫛を用いたバリカンによる頭髪の刈り上げにおいて、刈り上げにより残る毛髪の長さは、櫛の厚み寸法に依存し、櫛の厚み寸法より短くなるように毛髪を刈り上げることは物理的に不可能である。そのため、毛髪の刈り上げ長さを短くするには、櫛自体の厚み寸法を薄くすることが必要となる。
【0007】
しかし、櫛自体の厚み寸法を薄くすると、櫛の剛性が低下し、特に上記の特許文献2、3に示す柄付き櫛では、柄の部分も厚み寸法がペラペラで薄くなって、柄の剛性が低下するため、櫛が持ちにくくなり、バリカンを用いた刈り上げ作業を安定して行うのが困難になるという問題がある。
【0008】
また、柄付き櫛において、柄の持ち方はユーザにより様々であり、一例として、柄の上下辺となる輪郭(例えば、櫛背部寄りの周縁箇所)を指先で挟み込むように掴んで把持するユーザも存在し、このように柄の輪郭を挟み込んで把持するユーザにとっては、柄の部分の厚み寸法が薄くなると、櫛の姿勢を安定させて把持するのが困難になるという問題が生じる。さらに、別の柄の持ち方として、柄の正面側や背面側のそれぞれの表面に、親指と人差し指などをあてがった持ち方を行うものもいる。このように柄付き櫛の柄の持ち方は色々と存在するが、どのような持ち方であっても、柄の後端は手のひらに当てて、櫛の姿勢を安定化することが一般的である。
【0009】
なお、上述した問題に対して、櫛全体の厚み寸法を一様に薄くするのではなく、柄の部分だけ厚み寸法を大きくすることで、柄の部分の剛性を確保すると共に、柄の部分の把持のしやすさの低下を防ぐことも想定できる。しかし、このように柄の部分だけを厚くすると、柄の部分だけが重くなり、櫛全体で見ると柄寄りの重心となって、櫛の重心バランスが悪くなり、ユーザにとって使いにくい櫛になることが想定される。
【0010】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、バリカンでの刈り上げ作業にも適した柄付き櫛について、バリカンで短く刈り上げることを可能にしても、柄の剛性を確保しながら、櫛全体のバランスが悪化を抑制すると共に、柄の良好な把持性も確保した柄付き櫛を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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