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公開番号2025132532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030168
出願日2024-02-29
発明の名称箔熱転写装置
出願人個人
代理人
主分類B41M 3/12 20060101AFI20250903BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】レーザープリンタによりトナーで印刷された凹凸のある紙に、比較的剛性の低い小径の熱ローラを採用した小型の箔熱転写装置を使用して、箔を熱転写すること。
【解決手段】箔を熱転写する時の熱ローラの撓みによる箔の熱転写不良の品質を改善すべく、熱ローラを挟撃する位置に第1の加圧ローラと第2の加圧ローラとを配置するとともに、第2の加圧ローラと加熱ローラとを兼用する構成とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板に箔フィルムを熱転写する箔熱転写装置であって、
外周部に弾性体を有する熱ローラと、
前記熱ローラの径方向中心部付近に配設された熱源と、
前記熱ローラとの間に、基板と箔フィルムを挟撃する第1の加圧ローラと、
前記熱ローラの径方向を、前記第1の加圧ローラと挟撃する位置に配設された
第2の加圧ローラと、
前記第2の加圧ローラの径方向中心部付近に配設された熱源と、
前記第1の加圧ローラを昇降する昇降装置と、
を有する箔熱転写装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
各ローラを圧接する前の状態において、前記熱ローラと前記第2の加圧ローラとの間に空隙を有する
請求項1に記載の箔熱転写装置。
【請求項3】
前記熱ローラと前記第1の加圧ローラとの間に位置開閉自在な空隙を有す
る請求項1あるいは請求項2に記載の箔熱転写装置。
【請求項4】
前記第1の加圧ローラと前記第2の加圧ローラとの長手方向撓み強度が略一致することを特徴とする
請求項3に記載の箔熱転写装置。
【請求項5】
前記第2の加圧ローラの本数が2本以上であることを特徴とする請求項3に記載の箔熱転写装置。
【請求項6】
前記第1の加圧ローラの径方向中心部付近に熱源を有することを特徴とす
る請求項3に記載の箔熱転写装置。
【請求項7】
前記熱ローラの外周部に熱伝導率が1~1.3W/m・Kである弾性体を有
することを特徴とする請求項3に記載の箔熱転写装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トナーが熱転写されたコピー紙等に、箔フィルムから箔を熱転写
する箔熱転写装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1および特許文献2には、レーザープリンタによりトナーで文字が印刷された紙を、箔フィルムと重ねて熱圧着し、その後、紙と箔フィルムとを引き剥がすことにより、紙の文字印刷部分にのみ箔を接着する箔熱転写方法が開示されている。
また下記の特許文献3および特許文献4には,箔フィルムのキャリア層から転写箔層を効率良く分離するための方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-2098
特開2000-15944
特許6314988
特表2016-502473
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年レーザープリンタの印刷技術の進歩により、数十μm程度の凹凸のある紙に対してもトナーを転写して印刷することが可能となってきている。そして装飾性に対する市場ニーズから、レーザープリンタにより印刷された凹凸のある紙に対しても、箔を転写することが求められるようになってきている。
【0005】
一般に平滑な紙にレーザープリンタによりトナーで文字等が印刷された紙に箔を熱転写する装置は市場で販売され広く使用されている。
しかしながら平滑な紙に対して箔の熱転写が行える箔熱転写装置を使用して、トナーで印刷された凹凸のある紙に箔フィルムの箔を接着しようとすると、凹凸のある紙の凹部に箔フィルムを十分に密着することが難しく箔の接着が不十分となる欠点が存在した。
【0006】
このため近年市販の箔熱転写装置では、箔フィルムと紙を重ねて熱圧着するための温度と圧力を上げて、箔フィルムを熱で軟化すると共に熱ローラ外周部のゴムを高圧で弾性変形させて、箔フィルムの箔を凹部の底にも密着させることにより、数十μm程度の凹凸のある紙に対しても箔の熱転写を行うことが行われている。
【0007】
しかしながら、従来の箔熱転写装置で単に圧力を上げると問題が発生することが知られている。すなわち従来の装置で熱転写の圧力を上げると、熱ローラと圧力ローラとが互いに弓なりになる撓みが大きくなり、ローラ長手方向中央部付近の圧着力が不十分になり、凹凸紙の凹部に箔フィルムを密着させることが不十分となり、凹部において箔の熱転写が十分行われない問題が発生する。
【0008】
このため、高い圧力をかけた時に撓みの発生が少なくなるように、ローラの径を大きくして長手方向の撓みに対する剛性を強化し、またフレームの強度を上げる等の装置全体にわたる剛性強化対策が必要となり、必然的に箔熱転写装置が大重量および大型化して装置の設置に制限を受けたり、高コストになるという問題が存在した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本開示の箔熱転写装置は、基板に箔フィルムを熱転写する箔熱転写装置であって、外周部に弾性体を有する熱ローラと、熱ローラの径方向中心部付近に配設された熱源と、熱ローラとの間に基板と箔フィルムを挟撃する第1の加圧ローラと、熱ローラの径方向を、第1の加圧ローラと挟撃する位置に配設された第2の加圧ローラと、第2の加圧ローラの径方向中心部付近に配設された熱源と、第1の加圧ローラを昇降する昇降装置と、を有することを備えている。
【0010】
各ローラを圧接する前の状態において、熱ローラと第2の加圧ローラとの間に空隙を有するとよい。
熱ローラと第1の加圧ローラとの間に位置開閉自在な空隙を有するとよい。
第1の加圧ローラと前記第2の加圧ローラの長手方向撓み強度が略一致するとよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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