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公開番号
2025120368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025096931,2022007607
出願日
2025-06-10,2022-01-21
発明の名称
単結晶シリコンの製造方法及び評価方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C30B
29/06 20060101AFI20250807BHJP(結晶成長)
要約
【課題】コストを削減することができる単結晶シリコンの製造方法及び評価方法を提供する。
【解決手段】単結晶シリコンの製造方法は、種結晶5を用いたFZ法によって第一単結晶シリコン20aを製造する工程と、前記第一単結晶シリコン20aを製造した後で、前記種結晶5を分離する工程と、前記種結晶5を用いてFZ法によって第二単結晶シリコン20bを製造する工程と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
種結晶を用いたFZ法によって第一単結晶シリコンを製造する工程と、
前記第一単結晶シリコンを製造した後で、前記種結晶を分離する工程と、
分離した前記種結晶を用いてFZ法によって第二単結晶シリコンを製造する工程と、
を備える、単結晶シリコンの製造方法。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記第一単結晶シリコンを製造した後で、前記第一単結晶シリコンをFZ装置から取り外す工程を備え、
取り外した前記第一単結晶シリコンの端部を砕くことで生成した第一単結晶シリコンから前記種結晶を分離する、請求項1に記載の単結晶シリコンの製造方法。
【請求項3】
前記種結晶の方位が(111)である、請求項1又は2に記載の単結晶シリコンの製造方法。
【請求項4】
種結晶のうち径が連続的に細くなっている傾斜部で切断されることで前記種結晶が分離される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の単結晶シリコンの製造方法。
【請求項5】
評価用単結晶シリコンの製造方法である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の単結晶シリコンの製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の評価用単結晶シリコンに対する評価項目が、抵抗率、カーボン濃度及びフォトルミネッセンス法による不純物量測定のいずれか1つ以上である評価方法。
【請求項7】
分離した前記種結晶の評価を行う工程を備えた、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の単結晶シリコンの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、単結晶シリコンの製造方法及び評価方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
多結晶シリコンは、半導体用の単結晶シリコンあるいは太陽電池用シリコンの原料である。多結晶シリコンの製造方法としては、シーメンス法が知られている。シーメンス法は、一般にシラン原料ガスを加熱されたシリコン芯線に接触させることにより、該シリコン芯線の表面にCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて多結晶シリコンを析出さ
せる方法である。
【0003】
シーメンス法は、シリコン芯線を鉛直方向2本、水平方向1本の鳥居型に組み立て、当該鳥居型シリコン芯線の両端部をそれぞれ芯線ホルダに接続し、底板上に配置した一対の金属製の電極に固定する。一般的には反応炉内には複数組の鳥居型シリコン芯線を配置した構成となっている。
【0004】
鳥居型のシリコン芯線を析出温度まで通電により加熱し、原料ガスとして例えばトリクロロシランと水素の混合ガスをシリコン芯線上に接触させ、シリコンが気相成長し、所望の直径の多結晶シリコン棒が逆U字状に形成される。
【0005】
シーメンス法で作製される多結晶シリコンは前述したように、半導体用の単結晶シリコンあるいは太陽電池用シリコンの原料として用いられる。これらは不純物濃度の低い高純度のものが必要である。それには、作製された多結晶シリコンの品質評価も重要となる。
【0006】
そのような中で、多結晶シリコンの品質評価方法についてはJIS、JEITA、ASTMなど様々な規格において規格化がなされている。
【0007】
例えば、非特許文献1であるJIS H 0615の3.2項ではFZ用試料に関して記載されていており、FZ無転位単結晶製造用に結晶方位(111)の種結晶を使用し、無転位結晶を作成することとなっている。
【0008】
通常、種結晶は容易に単結晶化できるように単結晶化されたブロックから、一定の大きさに切断され、化学的処理を行い使用している。
【0009】
また、FZ法、CZ法どちらの場合でも結晶方位を持つ単結晶シリコンの種結晶を用いて、シリコン融液に接触させた後に絞りと呼ばれる直径を細める操作を行い、絞り部を形成した後に徐々に直径を広げるダッシュネッキング法が知られている。
【0010】
この方法によると、絞り部の最小直径は2~3mmまで細くする必要があり、CZ法においては種結晶を上方へ引き上げるため、大口径の結晶で重量増に絞り部が耐えられない。そこで、特許文献1及び特許文献2では絞りを行うことなく単結晶を製造するため、種結晶の先端部の形状が尖った形状又は尖った先端を切り取った形状とすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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