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公開番号2025124999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024020797
出願日2024-02-15
発明の名称作業機械用ファイナルドライブおよび作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F16H 3/66 20060101AFI20250820BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】モータの回転速度に応じた適切な出力トルクを得ると共に、ファイナルドライブアッセンブリを小型化する。
【解決手段】作業機械用ファイナルドライブアッセンブリは、モータと、第1入力軸と、第1遊星歯車機構と、第2入力軸と、第2遊星歯車機構と、回転体と、第1クラッチと、第2クラッチとを備える。第1遊星歯車機構は、第1サンギアと、第1プラネタリギアと、第1リングギアとを含む。第1サンギアは、第1入力軸に接続される。第2遊星歯車機構は、第2サンギアと、第2プラネタリギアと、第2リングギアとを含む。第2サンギアは、第2入力軸に接続される。第2プラネタリギアは、第1プラネタリギアと一体化されている。回転体は、第2リングギアに接続される。第1クラッチは、モータと第1入力軸とを接続する。第2クラッチは、モータと第2入力軸とを接続する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータと同軸に配置される第1入力軸と、
前記第1入力軸に接続される第1サンギアと、前記第1サンギアと噛み合う第1プラネタリギアと、前記第1プラネタリギアと噛み合う第1リングギアとを含み、前記第1入力軸と同軸に配置される第1遊星歯車機構と、
第1入力軸と同軸に配置される第2入力軸と、
前記第2入力軸に接続される第2サンギアと、前記第2サンギアと噛み合い前記第1プラネタリギアと一体化された第2プラネタリギアと、前記第2プラネタリギアと噛み合う第2リングギアとを含み、前記第2入力軸と同軸に配置される第2遊星歯車機構と、
前記第2リングギアに接続される回転体と、
前記モータと前記第1入力軸とを接続する第1クラッチと、
前記モータと前記第2入力軸とを接続する第2クラッチと、
を備える作業機械用ファイナルドライブアッセンブリ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第2入力軸は、前記第1入力軸内を通って軸線方向に延びている、
請求項1に記載の作業機械用ファイナルドライブアッセンブリ。
【請求項3】
前記モータは、ロータを含み、
前記第1クラッチと前記第2クラッチとは、前記ロータ内に配置される、
請求項1に記載の作業機械用ファイナルドライブアッセンブリ。
【請求項4】
前記回転体は、
スプロケットと、
前記スプロケットに接続されるスプロケットハブと、
を含み、
前記第1遊星歯車機構と前記第2遊星歯車機構とは、前記スプロケットハブ内に配置される、
請求項1に記載の作業機械用ファイナルドライブアッセンブリ。
【請求項5】
前記第1リングギアは、前記支持軸に接続され、
前記第2リングギアは、前記スプロケットハブの内面に接続されている、
請求項4に記載の作業機械用ファイナルドライブアッセンブリ。
【請求項6】
前記回転体を回転可能に支持する支持軸をさらに備え、
前記モータは、前記支持軸内に配置される、
請求項1に記載の作業機械用ファイナルドライブアッセンブリ。
【請求項7】
車体と、
前記車体を支持する走行装置と、
を備え、
前記走行装置は、請求項1から6のいずれかに記載のファイナルドライブアッセンブリを含む、
作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械用ファイナルドライブおよび作業機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械には、ファイナルドライブアッセンブリを備えるものがある。例えば、特許文献1に開示されている作業機械は、左右のファイナルドライブアッセンブリを備えている。ファイナルドライブアッセンブリは、モータと遊星歯車機構とを含む。ファイナルドライブアッセンブリは、モータの回転を減速して伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
US2021/179170
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械においてモータの回転速度に応じた適切な出力トルクを得るためには、ファイナルドライブアッセンブリにおいて多段変速が可能であることが好ましい。しかし、その場合、ファイナルドライブアッセンブリが大型化してしまう。本開示の目的は、モータの回転速度に応じた適切な出力トルクを得ると共に、ファイナルドライブアッセンブリを小型化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る作業機械用ファイナルドライブアッセンブリは、モータと、第1入力軸と、第1遊星歯車機構と、第2入力軸と、第2遊星歯車機構と、回転体と、第1クラッチと、第2クラッチとを備える。第1入力軸は、モータと同軸に配置される。第1遊星歯車機構は、第1入力軸と同軸に配置される。第1遊星歯車機構は、第1サンギアと、第1プラネタリギアと、第1リングギアとを含む。第1サンギアは、第1入力軸に接続される。第1プラネタリギアは、第1サンギアと噛み合う。第1リングギアは、第1プラネタリギアと噛み合う。第2入力軸は、第1入力軸と同軸に配置される。第2遊星歯車機構は、第2入力軸と同軸に配置される。第2遊星歯車機構は、第2サンギアと、第2プラネタリギアと、第2リングギアとを含む。第2サンギアは、第2入力軸に接続される。第2プラネタリギアは、第2サンギアと噛み合っている。第2プラネタリギアは、第1プラネタリギアと一体化されている。第2リングギアは、第2プラネタリギアと噛み合っている。回転体は、第2リングギアに接続される。第1クラッチは、モータと第1入力軸とを接続する。第2クラッチは、モータと第2入力軸とを接続する。
【0006】
本態様に係る作業機械用ファイナルドライブアッセンブリでは、第1クラッチがモータと第1入力軸とを接続することで、モータの回転は、第1入力軸と第1遊星歯車機構と第2遊星歯車機構とを介して、回転体に伝達される。また、第2クラッチがモータと第2入力軸とを接続することで、モータの回転は、第2入力軸と第2遊星歯車機構とを介して、回転体に伝達される。それにより、モータの回転速度に応じた適切な出力トルクが得られる。また、第1遊星歯車機構と第2遊星歯車機構とは、第1プラネタリギアと第2プラネタリギアとが一体化されていることで、互いに接続されている。そのため、部品数が少なくなることで、ファイナルドライブアッセンブリが小型化される。
【0007】
本開示の他の態様に係る作業機械は、車体と走行装置とを備える。走行装置は、車体を支持する。走行装置は、上述した作業機械用ファイナルドライブアッセンブリを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、モータの回転速度に応じた適切な出力トルクが得られると共に、ファイナルドライブアッセンブリが小型化される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る作業機械の斜視図である。
ファイナルドライブアッセンブリの軸線を通る垂直面における断面図である。
ファイナルドライブアッセンブリのスケルトン図である。
第1速での駆動力の伝達経路を示すファイナルドライブアッセンブリのスケルトン図である。
第2速での駆動力の伝達経路を示すファイナルドライブアッセンブリのスケルトン図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態にかかる作業機械について説明する。図1は、実施形態に係る作業機械1の斜視図である。本実施形態に係る作業機械1は、ブルドーザである。図1に示すように、作業機械1は、車体2と、作業機3と、左右の走行装置4A,4Bとを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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