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公開番号
2025125563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2025099435,2022517136
出願日
2025-06-13,2020-09-16
発明の名称
抗幹細胞因子抗体及びその使用方法
出願人
オプシディオ, エルエルシー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250820BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】抗幹細胞因子抗体及びその使用方法の提供。
【解決手段】本開示は、幹細胞因子(SCF)に結合する抗体及びその抗原結合フラグメントに関する。当該抗体及びその抗原結合フラグメントは、SCF248に特異的に結合する。本開示はさらに、当該抗体を製造するための方法、ならびに炎症性及び/または線維性の疾患及び障害の治療方法を含む当該抗体の使用方法に関する。いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、配列番号7に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
慢性炎症性疾患または線維性疾患の処置を必要とする対象において、慢性炎症性疾患または線維性疾患を処置するための医薬品の製造のための、抗体の使用であって、
前記抗体は幹細胞因子アイソフォーム248(SCF248)に特異的に結合し、
前記抗体は重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3を含み、
前記重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3のアミノ酸配列は、それぞれ配列番号1、2、及び3からなり、
前記抗体は軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3を含み、
前記軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3のアミノ酸配列は、それぞれ配列番号4、5、及び6からなる、抗体の使用。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記抗体は、
(a)配列番号8のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、及び
(b)配列番号16のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域
を含む、請求項1に記載の抗体の使用。
【請求項3】
前記抗体がヒト化されている、請求項1に記載の抗体の使用。
【請求項4】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体の使用。
【請求項5】
前記抗体がヒトIgG4ドメインを含む、請求項4に記載の抗体の使用。
【請求項6】
前記IgG4ドメインが、アミノ酸残基241におけるS241P変異及びアミノ酸残基248におけるL248E変異を含み、前記残基のナンバリングがKabatナンバリングシステムのナンバリングである、請求項5に記載の抗体の使用。
【請求項7】
前記抗体が、配列番号42の重鎖と、配列番号49の軽鎖とを含む、請求項4に記載の抗体の使用。
【請求項8】
(a)前記抗体が、SCFとc-Kitとの間の相互作用を遮断する、
(b)前記抗体が、SCFの内在化を引き起こす、及び/または、
(c)前記抗体がSCF220に結合しない、
請求項1に記載の抗体の使用。
【請求項9】
前記抗体が、配列番号33の少なくとも8個の連続したアミノ酸を含むエピトープに結合し、前記抗体が、SCF248とc-Kitとの相互作用を阻害する、請求項1に記載の抗体の使用。
【請求項10】
前記エピトープが配列番号33からなる、請求項9に記載の抗体の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年9月16日に出願された米国仮出願第62/900,927号の優先権の利益を主張し、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 3,600 文字)
【0002】
分野
本発明は、幹細胞因子(SCF)及びその特定の部位に結合する抗体及びその抗原結合フラグメント、ならびにこのような抗体及び抗原結合フラグメントを使用する方法に関する。
【0003】
電子的に提出するテキストファイルについての説明
本明細書と共に電子的に提出するテキストファイル、すなわち配列表のコンピューター可読フォーマットコピー(ファイル名:OPSL_001_01WO_SeqList_ST25;記録日:2020年09月16日;ファイルサイズ:58kb)の内容は、その全体が参照により本明細書に援用される。
【背景技術】
【0004】
炎症性疾患は、世界的に罹患率及び死亡率の主要な原因となっている。いくつかのタイプの慢性炎症は線維症につながり得る。この線維症とは、修復性または反応性のプロセスとしての、器官または組織における過剰な線維性結合組織の形成または発生であり、器官または組織の正常な構成要素としての線維性組織の形成とは異なるものである。慢性炎症及び線維症は、ほぼ全ての組織や器官系に影響を及ぼし、線維性組織リモデリングは、がん転移に影響を及ぼし、移植患者の慢性移植片拒絶を加速する恐れがある。
【0005】
幹細胞因子(SCF)及びその受容体c-Kitは、慢性炎症の持続及び線維性疾患における重要な因子である(El-Koraie,et al.,Kidney Int.60:167(2001);Powell,et al.,Am.J.Physiol.289:G2(2005);El Kossi,et al.,Am.J.Kidney
Dis. 41:785(2003);Powell, et al.,Am.J.Physiol.277:C183(1999)Ding et al J Pathol.2013 Jun;230(2):205-14.;Berlin et al Lab Invest.2006 Jun;86(6):557-65;Rasky et al Am J Physiol Lung Cell Mol Physiol.2020 Jan 1;318(1):L200-L211)。c-Kitは多くの細胞タイプに存在するIII型受容体-チロシンキナーゼである(Orr-Urtreger et al.,Development 109:911(1990))。免疫細胞、例えば、マスト細胞、好酸球、ならびに自然リンパ球2及び3(ILC2及びILC3)は全てc-Kit+細胞であり、関与する疾患及び器官によっては慢性炎症プロセスを駆動する可能性がある。炎症応答が開始すると、SCFを含む様々なメディエーターがc-Kit+免疫細胞を活性化し、その結果、線維芽細胞を活性化筋線維芽細胞に変化させるサイトカインが生成される。筋線維芽細胞は、細胞外マトリックスタンパク質、コラーゲン、及びフィブロネクチンを分泌し、組織の線維化をもたらす。活性化筋線維芽細胞、活性化上皮、内皮、マクロファージ、好酸球、マスト細胞、単球、及び他の細胞も細胞表面にSCFを発現し、c-Kit+免疫細胞をより活性化した結果、サイトカイン放出が増加し、炎症が永続する。
当技術分野では、炎症性疾患のためのより効率的かつより特異的な治療が必要とされている。本開示は、このようなニーズ及び他のニーズに対処するものである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
El-Koraie,et al.,Kidney Int.60:167(2001)
Powell,et al.,Am.J.Physiol.289:G2(2005)
El Kossi,et al.,Am.J.Kidney Dis. 41:785(2003)
Powell, et al.,Am.J.Physiol.277:C183(1999)
Ding et al J Pathol.2013 Jun;230(2):205-14.
Berlin et al Lab Invest.2006 Jun;86(6):557-65
Rasky et al Am J Physiol Lung Cell Mol Physiol.2020 Jan 1;318(1):L200-L211
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様において、本開示は、幹細胞因子(SCF)に特異的に結合する抗体及びそのフラグメントを提供する。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは、SCFアイソフォームSCF248に特異的に結合する。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは重鎖相補性決定領域(CDR)を含み、重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3は、それぞれ配列番号1、2、及び3を含む。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは軽鎖CDRを含み、軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3は、それぞれ配列番号4、5、及び6を含む。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは、配列番号1、37、及び3をそれぞれ含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3を含む。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは、配列番号7、8、9、10、11、及び12からなる群より選択される配列に少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の同一性を含む重鎖可変領域を含む。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは、配列番号13、14、15、16、及び17からなる群より選択される配列に少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の同一性を含む軽鎖可変領域を含む。いくつかの実施形態において、抗体及びそのフラグメントは、配列番号7、8、9、10、11、及び12からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号13、14、15、16、及び17からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含む。
【0008】
いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、配列番号7に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む。いくつかの実施形態において、配列番号8に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、配列番号9に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む。いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、配列番号10に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む。いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、配列番号11に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む。いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、配列番号12に記載の重鎖可変領域アミノ酸配列と、配列番号16に記載の軽鎖可変領域アミノ酸配列とを含む。
【0009】
いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントはヒト化されている。いくつかの実施形態において、抗体はモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、ヒトIgG1ドメインまたはヒトIgG4ドメインを含む。いくつかの実施形態において、抗体は抗原結合フラグメントであり、当該フラグメントは、Fab、F(ab’)2、Fab’、scFv、及び単一ドメイン抗体(sdAb)から選択される。
【0010】
いくつかの実施形態において、抗体またはそのフラグメントは、SCF(例えば、SCF248)とc-Kitとの間の相互作用を遮断する。いくつかの実施形態において、抗体はSCF248に特異的に結合する。いくつかの実施形態において、抗体はSCF220に結合しない。いくつかの実施形態において、抗体は、SCFの内在化を引き起こすことにより、SCF248とc-kitとの相互作用を妨げて、それが細胞表面上で利用できないようにする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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