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公開番号2025127680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024525
出願日2024-02-21
発明の名称液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250826BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】メンテナンスユニットにアクセスする人等の使い勝手を向上できる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体吐出装置は、液体吐出部22と、メンテナンスユニット30と、昇降機構50とを備える。液体吐出部22は、液体を吐出可能である。メンテナンスユニット30は、液体吐出部22のメンテナンスを行う。昇降機構50は、メンテナンスユニット30を、第1位置P1と、第1位置P1から下降した第2位置P2との間で昇降させる。昇降機構50は、重り51と、接続部53とを有する。接続部53は、滑車52を介して重り51とメンテナンスユニット30とを互いに反対方向に昇降させるように両端が接続先に接続される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出可能な液体吐出部と、
前記液体吐出部のメンテナンスを行うメンテナンスユニットと、
前記メンテナンスユニットを、第1位置と、前記第1位置から下降した第2位置との間で昇降させる昇降機構と、を備え、
前記昇降機構は、
重りと、
滑車を介して前記重りと前記メンテナンスユニットとを互いに反対方向に昇降させるように両端が接続先に接続される接続部と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記接続部の両端は、前記重りと前記メンテナンスユニットとに接続されることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記重りの重量は、前記メンテナンスユニットの重量に抗して前記メンテナンスユニットを上昇させうる大きさであることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
請求項2に記載の液体吐出装置であって、
前記重りの重量は、前記メンテナンスユニットの重量よりも大きいことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項5】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記メンテナンスユニットが前記第1位置から上昇するのを規制する規制部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出装置であって、
前記規制部は、前記メンテナンスユニットの昇降方向と交差する交差方向の両端と対応する2つの位置を含む少なくとも3つの位置に設けられ、
前記少なくとも3つの位置は、前記昇降方向と交差する仮想平面上に投影されたときの少なくとも3つの投影位置が前記仮想平面上で多角形の頂点に相当する位置となる位置であることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項7】
請求項5に記載の液体吐出装置であって、
前記メンテナンスユニットを前記規制部に規制される規制位置まで押し込む位置決め部材を含む位置決め補助機構を備えることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項8】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記メンテナンスユニットが前記第2位置から上昇しないように保持する保持部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記メンテナンスユニットは、操作部を有することを特徴とする液体吐出装置。
【請求項10】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記メンテナンスユニットは、
液体を受容する受容部材がセットされる繰出部と、
前記受容部材を巻き取る巻取部と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する液体吐出部をメンテナンスするメンテナンスユニットを備える液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、インク等の液体を吐出可能な液体吐出部(例えば記録ヘッド)が液体を吐出することで、用紙等の媒体に印刷する液体吐出装置(例えば記録装置)が開示されている。この液体吐出装置は、液体吐出部のメンテナンスを行うメンテナンスユニットを備える。メンテナンスユニットは、ロール状の布ロールから送り出された清掃布(例えば払拭部材)を用いて液体吐出部のノズル面をメンテナンス(例えばワイピング)する払拭装置を含む。この種の払拭装置は、繰出部と巻取部とを備える。巻取部が清掃布を巻き取ることで、布ロールから新しい布の領域が繰り出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-12259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された液体吐出装置は、繰出部の布ロールが全て繰り出されると、巻取部に巻き取った使用済みの布ロールを取り外して、新しい布ロールを繰出部にセットする交換作業が必要になる。あるいは、メンテナンスユニットそのものを新しいメンテナンスユニットと交換する交換作業が必要になる。しかし、特許文献1に記載された液体吐出装置では、メンテナンスに使用される消耗品の交換性について改善の余地がある。また、布等の消耗品を用いたメンテナンスは、ワイピングに限らず、クリーニング等もある。また、消耗品の交換作業に限らず、部品交換作業や清掃作業などを行うために、ユーザーやサービスマンなどの人等がメンテナンスユニットにアクセスする必要がある場合もある。このように、メンテナンスユニットに対して人等が所定の作業を行うときのアクセス性に改善の余地がある。よって、メンテナンスユニットにアクセスする人等の使い勝手を向上できることが要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する液体吐出装置は、液体を吐出可能な液体吐出部と、前記液体吐出部のメンテナンスを行うメンテナンスユニットと、前記メンテナンスユニットを、第1位置と、前記第1位置から下降した第2位置との間で昇降させる昇降機構と、を備え、前記昇降機構は、重りと、滑車を介して前記重りと前記メンテナンスユニットとを互いに反対方向に昇降させるように両端が接続先に接続される接続部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態における液体吐出装置を示す概略側面図である。
図2は、液体吐出装置を示す部分側面図である。
図3は、メンテナンスユニットと昇降機構とを示す模式図である。
図4は、メンテナンスユニットと昇降機構とを示す模式図である。
図5は、メンテナンスユニット及び昇降機構を示す側面図である。
図6は、第1位置に上昇したメンテナンスユニット及び昇降機構を示す背面図である。
図7は、第2位置に下降したメンテナンスユニット及び昇降機構を示す背面図である。
図8は、作業位置にスライドしたメンテナンスユニット及び昇降機構を示す斜視図である。
図9は、第1位置に上昇したメンテナンスユニット及び昇降機構を示す正面図である。
図10は、第2規制部により第1位置に規制されたメンテナンスユニットの部分背面図である。
図11は、位置決め補助機構の動作を説明する正面図である。
図12は、位置決め補助機構の動作を説明する正面図である。
図13は、保持部の動作を説明する背面図である。
図14は、保持部の動作を説明する背面図である。
図15は、作業位置へスライドするメンテナンスユニット及び昇降機構を示す部分斜視図である。
図16は、メンテナンスユニットの一例であるワイピングユニット及び昇降機構を示す側面図である。
図17は、変更例におけるメンテナンスユニットと昇降機構とを示す模式図である。
図18は、図17と異なる変更例におけるメンテナンスユニットと昇降機構とを示す模式図である。
図19は、図18と異なる変更例におけるメンテナンスユニットと昇降機構とを示す模式図である。
図20は、図19と異なる変更例におけるメンテナンスユニットと昇降機構とを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、液体吐出装置の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態における図1に示す液体吐出装置11は、例えば、用紙、布帛などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。
【0008】
<液体吐出装置11>
図1に示す液体吐出装置11において、互いに交差(例えば、直交)する3つの方向をXYZ座標系で示し、それぞれX方向、Y方向、Z方向とする。X方向とY方向は、例えば、水平面内で互いに交差(例えば、直交)する。X方向は、液体吐出装置11において液体吐出部22が移動する走査方向であるので、走査方向Xともいう。また、X方向は、液体吐出部22が液体を吐出して印刷が施される部分の媒体99が搬送される方向でもある。Y方向は、水平面において走査方向Xと交差(例えば、直交)する方向である。Z方向は、鉛直方向と平行な方向であるので、鉛直方向Zともいう。鉛直方向Zは、上方向+Zと、下方向-Zとを含む。
【0009】
図1に示すように、液体吐出装置11は、筐体12を備える。液体吐出装置11は、媒体繰出部13を備える。媒体繰出部13は、媒体99を繰り出すように構成される。媒体繰出部13は、例えば、筐体12に収容される。媒体繰出部13は、繰出軸14を有する。繰出軸14は、媒体99が巻き重ねられたロール体90を回転可能に保持する。繰出軸14は、印刷前の媒体99を保持する。繰出軸14が回転することに伴い、媒体繰出部13から媒体99が繰り出される。繰出軸14は、モーターによって駆動回転してもよいし、媒体99が引っ張られることに伴い従動回転してもよい。
【0010】
液体吐出装置11は、媒体巻取部15を備える。媒体巻取部15は、媒体99を巻き取るように構成される。媒体巻取部15は、例えば、筐体12に収容される。媒体巻取部15は、巻取軸16を有する。巻取軸16は、繰出軸14と同様に、ロール体90を回転可能に保持する。巻取軸16は、印刷後の媒体99を保持する。巻取軸16が回転することに伴い、媒体巻取部15が媒体99を巻き取る。巻取軸16は、例えば、モーターによって駆動回転する。
(【0011】以降は省略されています)

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