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公開番号
2025129777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026662
出願日
2024-02-26
発明の名称
方向特定システム、飛来方向特定システム及び方向特定プログラム
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
主分類
F41H
13/00 20060101AFI20250829BHJP(武器)
要約
【課題】損傷に関する方向を特定可能な方向特定システム、飛来方向特定システム及び方向特定プログラムを提供すること。
【解決手段】方向特定システム1は、交差した複数の第1の導電材を備えた第1の導電部11と、第1の導電部11と既定の距離の間隔を空けて対向するように配置され、交差した複数の第2の導電材を備えた第2の導電部12と、第1の導電部11及び第2の導電部12の導電材へ電流を供給する電源部10と、通電中の第1の導電材の電流の遮断を検出する第1の電流遮断検出部21と、通電中の第2の導電材の電流の遮断を検出する第2の電流遮断検出部22と、第1の導電部11及び第2の導電部12の損傷位置を特定する損傷位置特定部302と、特定された第1の導電部11及び第2の導電部12の損傷位置と既定の距離に基づき、損傷方向を算出する方向算出部303とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
交差した複数の第1の導電材を備えた第1の導電部と、
交差した複数の第2の導電材を備え、前記第1の導電部と既定の距離の間隔を空けて対向するように配置された第2の導電部と、
前記第1の導電部の導電材及び前記第2の導電部の導電材へ電流を供給する電源部と、
前記電源部から供給された電流により通電している前記複数の第1の導電材のそれぞれについて電流の遮断を検出する第1の電流遮断検出部と、
前記電源部から供給された電流により通電している前記複数の第2の導電材のそれぞれについて電流の遮断を検出する第2の電流遮断検出部と、
前記第1の導電部の損傷位置及び前記第2の導電部の損傷位置を特定する損傷位置特定部と、
前記損傷位置特定部によって特定された前記第1の導電部の損傷位置及び前記第2の導電部の損傷位置と、前記第1の導電部及び前記第2の導電部の間の前記既定の距離とに基づき、損傷方向を算出する方向算出部とを含み、
前記第1の電流遮断検出部が、前記複数の第1の導電材のうち第1の方向に配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断と、前記複数の第1の導電材のうち前記第1の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断とを検出した場合、前記損傷位置特定部は、電流が遮断された2つの第1の導電材の交差した位置を、第1の導電部損傷位置として特定し、
前記第2の電流遮断検出部が、前記複数の第2の導電材のうち第2の方向に配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断と、前記複数の第2の導電材のうち前記第2の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断とを検出した場合、前記損傷位置特定部は、電流が遮断された2つの第2の導電材の交差した位置を、第2の導電部損傷位置として特定する、
方向特定システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記通電中の第1の導電材の電流が遮断された時点と、前記通電中の第2の導電材の電流が遮断された時点とに基づき、前記第1の導電部及び前記第2の導電部が損傷した順番である損傷順番を特定する損傷順番特定部を含み、
前記方向算出部は、前記損傷位置特定部によって特定された前記第1の導電部損傷位置及び前記第2の導電部損傷位置と、前記損傷順番特定部によって特定された前記損傷順番と、前記第1の導電部及び前記第2の導電部の間の既定の距離とに基づき、損傷方向を算出する、
請求項1に記載の方向特定システム。
【請求項3】
飛来した物体によって請求項1に記載の方向特定システムが備えた前記第1の導電部及び前記第2の導電部が損傷した場合、
前記通電中の第1の導電材の電流が遮断された時点及び前記通電中の第2の導電材の電流が遮断された時点の差に相当する時間と、前記第1の導電部及び前記第2の導電部の間の前記物体の移動距離とに基づき、前記物体の速度を算出する速度算出部を含む、飛来方向特定システム。
【請求項4】
前記第1の導電部又は前記第2の導電部の面を基準とした方位を示す方位角である基準方位角を算出する基準方位角算出部と、
前記基準方位角算出部が算出した基準方位角及び前記方向算出部が算出した前記損傷方向を規定する飛来した物体の飛来角度に基づき、前記物体の飛来方位及び飛来方位角の少なくとも一方を含む飛来方位情報を算出する飛来方位情報算出部とをさらに含む、請求項1又は2に記載の方向特定システム。
【請求項5】
方向特定プログラムであって、コンピュータに対し、
交差するように配置された複数の第1の導電材のうち、第1の方向に配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断と、前記複数の第1の導電材のうち前記第1の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断とを検出したか判定するステップと、
前記第1の方向に配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断と前記第1の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断とを検出したと判定された場合、電流が遮断された2つの第1の導電材の交差した位置を、第1の導電部損傷位置として特定するステップと、
交差するように配置された複数の第2の導電材のうち、第2の方向に配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断と、前記複数の第2の導電材のうち前記第2の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断とを検出したか判定するステップと、
前記第2の方向に配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断と前記第2の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断とを検出したと判定された場合、電流が遮断された2つの第2の導電材の交差した位置を、第2の導電部損傷位置として特定するステップと、
特定された前記第1の導電部損傷位置及び前記第2の導電部損傷位置と、間隔を空けて対向するように配置された前記第1の導電部及び前記第2の導電部の間の既定の距離とに基づき、損傷方向を算出するステップと
を実行させる方向特定プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、損傷に関する方向を特定するための方向特定システム、飛来方向特定システム及び方向特定プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、被弾した部位を特定する種々の技術が提案されている。このような技術の一例として、特許文献1は、複数の被弾センサを配列して構成した被弾部位を検出する被弾センシング手段と、識別情報により個人を特定する個人認証手段と、被弾センシング手段からの被弾部位の検出結果及び個人認証手段からの識別情報を編集するデータ処理手段と、このデータ処理手段により編集されたデータを送信する送信手段とを備えた被弾部位特定装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3949070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1が開示する被弾部位特定装置は、損傷に関する方向を特定することができないという課題があった。
【0005】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、損傷に関する方向を特定可能な方向特定システム、飛来方向特定システム及び方向特定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る方向特定システムは、
交差した複数の第1の導電材を備えた第1の導電部と、
交差した複数の第2の導電材を備え、第1の導電部と既定の距離の間隔を空けて対向するように配置された第2の導電部と、
第1の導電部の導電材及び第2の導電部の導電材へ電流を供給する電源部と、
前記電源部から供給された電流により通電している複数の第1の導電材のそれぞれについて電流の遮断を検出する第1の電流遮断検出部と、
前記電源部から供給された電流により通電している複数の第2の導電材のそれぞれについて電流の遮断を検出する第2の電流遮断検出部と、
第1の導電部の損傷位置及び第2の導電部の損傷位置を特定する損傷位置特定部と、
損傷位置特定部によって特定された第1の導電部の損傷位置及び第2の導電部の損傷位置と、第1の導電部及び第2の導電部の間の既定の距離とに基づき、損傷方向を算出する方向算出部とを含み、
第1の電流遮断検出部が、複数の第1の導電材のうち第1の方向に配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断と、複数の第1の導電材のうち第1の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断とを検出した場合、損傷位置特定部は、電流が遮断された2つの第1の導電材の交差した位置を、第1の導電部損傷位置として特定し、
第2の電流遮断検出部が、複数の第2の導電材のうち第2の方向に配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断と、複数の第2の導電材のうち第2の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断とを検出した場合、損傷位置特定部は、電流が遮断された2つの第2の導電材の交差した位置を、第2の導電部損傷位置として特定する。
【0007】
本開示に係る飛来方向特定システムは、
飛来した物体によって方向特定システムが備えた第1の導電部及び第2の導電部が損傷した場合、
通電中の第1の導電材の電流が遮断された時点及び通電中の第2の導電材の電流が遮断された時点の差に相当する時間と、第1の導電部及び第2の導電部の間の物体の移動距離とに基づき、物体の速度を算出する速度算出部を含む。
【0008】
本開示に係る方向特定プログラムは、コンピュータに対し、
交差するように配置された複数の第1の導電材のうち、第1の方向に配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断と、複数の第1の導電材のうち第1の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断とを検出したか判定するステップと、
第1の方向に配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断と第1の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第1の導電材の電流の遮断を検出したと判定された場合、電流が遮断された2つの第1の導電材の交差した位置を、第1の導電部損傷位置として特定するステップと、
交差するように配置された複数の第2の導電材のうち、第2の方向に配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断と、複数の第2の導電材のうち第2の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断とを検出したか判定するステップと、
第2の方向に配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断と第2の方向に対して既定の角度で配置された通電中の第2の導電材の電流の遮断を検出したと判定された場合、電流が遮断された2つの第2の導電材の交差した位置を、第2の導電部損傷位置として特定するステップと、
特定された第1の導電部損傷位置及び第2の導電部損傷位置と、間隔を空けて対向するように配置された第1の導電部及び第2の導電部の間の既定の距離とに基づき、損傷方向を算出するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示により、損傷に関する方向を特定可能な方向特定システム、飛来方向特定システム及び方向特定プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る方向特定装置の構成の一例を示すブロック図である。
第1の導電部の一例を示す概略図である。
第1の導電部及び第2の導電部の一例を示す概略図である。
本開示に係るプログラムが有する機能の一例を示すブロック図である。
第1の導電部の一例を示す概略図である。
第2の導電部の一例を示す概略図である。
損傷角度又は飛来角度の算出方法を説明するための図である。
損傷角度又は飛来角度の算出方法を説明するための図である。
損傷角度又は飛来角度の算出方法を説明するための図である。
損傷角度又は飛来角度の算出方法を説明するための図である。
飛来方位角の算出方法を説明するための図である。
本開示に係る方向特定装置が実行する処理を示すフローチャートである。
本開示に係る方向特定装置が実行する処理を示すフローチャートである。
本開示に係るプログラムが有する機能の他の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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