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公開番号2025130249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027287
出願日2024-02-27
発明の名称乗物用シートのシートカバー構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20250901BHJP(車両一般)
要約【課題】、着座面に対し略垂直方向に湾曲するピース間の縫製部において湾曲線のR形状を安定して形成できる乗物用シートのシートカバー構造を提供する。
【解決手段】バックカバーは、面外方向から見て内側に向けて凸となるR形状の端部に折返し予定部67を有するサイドカバー6と、面外方向から見て直線状の端部51に縫い代52を有するメインカバー5と、を有する。折返し予定部67を裏面合わせに折り返した状態の端部である折返し端部63に沿って第1縫製部65が設けられることによって折返し予定部67が折り返した状態に固定されて折返し固定部66とされている。折返し固定部66に対して縫い代52を表面合わせ状態で重ねて面外方向から見て第1縫製部65より内側の第2縫製部7によりサイドカバー6とメインカバー5とが縫い合わされている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートのシートカバー構造であって、
面外方向から見て内側に向けて凸となるR形状の端部に折返し予定部を有する第1カバーピースと、面外方向から見て直線状の端部に縫い代を有する第2カバーピースと、を有し、
前記折返し予定部を裏面合わせに折り返した状態の端部である折返し端部に沿って第1縫製部が設けられることによって前記折返し予定部が折り返した状態に固定されて折返し固定部とされており、
該折返し固定部に対して前記縫い代を表面合わせ状態で重ねて面外方向から見て前記第1縫製部より内側の第2縫製部により前記第1カバーピースと前記第2カバーピースとが縫い合わされている乗物用シートのシートカバー構造。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記折返し予定部には、前記折返し端部に対し略垂直な方向に延びる複数のスリットが形成されている乗物用シートのシートカバー構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において
前記第2カバーピースの端部には、面外方向から見てV字形の切欠きが等ピッチで複数設けられている乗物用シートのシートカバー構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートのシートカバー構造に関する。詳しくは、曲面形状の縫製部を有する乗物用シートのシートカバー構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗物に装備される乗物用シートにおいて、クッション体であるシートパッドを覆う表皮材であるシートカバーは、複数のピースを縫製により一体化して形成されている。ピース間を連結する縫製部が形成される縫い代が、シートカバーをシートパッドに被せ付けたとき不規則に倒れて蛇行したりしないように縫い代の倒れ方向を一定にする構造が知られている。特許文献1に記載のシートカバー構造においては、第1のカバーピースの折返し予定部を折り返した状態で折返し予定部に第2のカバーピースの縫い代を重ねて縫い合わせている。これによって、縫い代部分の剛性が上がって曲がりにくくなるため縫い代の倒れ方向を一定にでき縫製部の蛇行を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-287780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に記載されたシートカバーにおいては、縫製部がほぼ水平面状の着座面と平行に延びて着座面に対し垂直方向に湾曲する形態ではないため縫製部における縫い代部分を面外方向(面に垂直な方向)に曲げる剛性を高めればよかった。しかし、シート幅方向中央部の天板メイン部と、天板メイン部の両サイド部の天板サイド部と、の縫製部のように、着座面に対し略垂直方向に湾曲する縫製部においては、縫い代部分の面内方向(面に水平な方向)の剛性を高める必要があった。
【0005】
このような要請に鑑み本発明の課題は、着座面に対し略垂直方向に湾曲するピース間の縫製部において湾曲線のR形状を安定して形成できる乗物用シートのシートカバー構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用シートのシートカバー構造であって、面外方向から見て内側に向けて凸となるR形状の端部に折返し予定部を有する第1カバーピースと、面外方向から見て直線状の端部に縫い代を有する第2カバーピースと、を有し、前記折返し予定部を裏面合わせに折り返した状態の端部である折返し端部に沿って第1縫製部が設けられることによって前記折返し予定部が折り返した状態に固定されて折返し固定部とされており、該折返し固定部に対して前記縫い代を表面合わせ状態で重ねて面外方向から見て前記第1縫製部より内側の第2縫製部により前記第1カバーピースと前記第2カバーピースとが縫い合わされていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、シートカバーは、第1カバーピースと第2カバーピースとが、折返し固定部に対して縫い代が表面合わせで重ねられた状態で第2縫製部により縫い合わされている。折返し固定部の折返し端部は、面外方向から見て内側に向けて凸となるR形状であり、縫い代は面外方向から見て直線状であるので第2縫製部には縫製方向に収縮する力が印加されて折返し固定部と縫い代部分の面内方向への剛性が高められる。これによって、シートカバーをシートパッドに被せ付けたとき、第1カバーピースと第2カバーピース間の第2縫製部のR形状の湾曲線を安定して形成することができる。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記折返し予定部には、前記折返し端部に対し略垂直な方向に延びる複数のスリットが形成されていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、前記折返し予定部は折り返されたとき折返し端部に不要な力を印加させることが少ないので、折返し端部の蛇行を抑制できる。
【0010】
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記第2カバーピースの端部には、面外方向から見てV字形の切欠きが等ピッチで複数設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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