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公開番号2025129603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026340
出願日2024-02-26
発明の名称車両
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/06 20060101AFI20250829BHJP(車両一般)
要約【課題】使い勝手を向上させることができる車両を提供する。
【解決手段】車両10は、前輪20及び後輪30と、ベース部40と、シート50と、移動機構60とを備える。ベース部40は、前輪20を支持する前フレーム41及び後輪30を支持する後フレーム44を含み、前フレーム41及び後フレーム44の相対移動に伴って前輪20及び後輪30の間の距離であるホイールベースHを変化させる。シート50は、乗員を下方から支持する支持面51aを有する。支持面51aの高さは、ホイールベースHが変化する際の前フレーム41及び後フレーム44の相対移動に連動して変化する。移動機構60は、ベース部40とシート50とを連結するとともに、支持面51aの高さ位置が変化するようにベース部40に対してシート50を移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前輪及び後輪と、
前記前輪を支持する前フレーム及び前記後輪を支持する後フレームを含み、前記前フレーム及び前記後フレームの相対移動に伴って前記前輪及び前記後輪の間の距離であるホイールベースを変化させるベース部と、
乗員を下方から支持する支持面を有し、前記ホイールベースが変化する際の前記前フレーム及び前記後フレームの相対移動に連動して前記支持面の高さ位置が変化する乗員支持部と、を備える車両であって、
前記ベース部と前記乗員支持部とを連結するとともに、前記支持面の高さ位置が変化するように前記ベース部に対して前記乗員支持部を移動させる移動機構と、を備える、
車両。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ベース部は、車幅方向に延びるとともに前記前フレームと前記後フレームとを相対回転可能に支持する支持軸を含み、
前記ホイールベースは、前記支持軸を中心とした前記前フレームと前記後フレームとの相対回転に伴って変化する、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記移動機構は、
前記乗員支持部に取り付けられた可動レールと、
前記可動レールをスライド可能に支持する支持レールと、を備え、
前記可動レールは、第1の位置と、前記第1の位置よりも高い位置である第2の位置との間で前記支持レールに対してスライド移動可能に構成されている、
請求項1または請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記移動機構は、前記ベース部に対して前記支持レールを車幅方向に延びる軸線周りに正逆方向に回転可能に支持するリンク機構を備える、
請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記リンク機構は、前記支持レールを、前記ベース部に対する姿勢が互いに同一であって前記ベース部からの距離が互いに異なる複数の位置に移動させる、
請求項4に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、乗員が着座するシートが設けられたボディと、ボディに支持された前輪及び後輪とを備える車両が開示されている。この車両は、後輪が前輪に対して前後方向に移動することにより、前輪と後輪との間の距離であるホイールベースが変化する。これにより、ボディの姿勢が変化することで、車両の重心位置が変化する。ホイールベースが最小のとき、ボディの姿勢は、地面に対して起立した姿勢となる。ホイールベースが最大のとき、ボディの姿勢は、上記起立した姿勢よりも倒れた姿勢となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-167809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両では、ボディの姿勢の変化に伴ってシートの高さ位置が変化する。この場合、乗員にとっての車両の前方の見通しが悪くなったり、車両の乗降性が低下したりするおそれがある。このため、車両の使い勝手を向上させる上で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両は、前輪及び後輪と、前記前輪を支持する前フレーム及び前記後輪を支持する後フレームを含み、前記前フレーム及び前記後フレームの相対移動に伴って前記前輪及び前記後輪の間の距離であるホイールベースを変化させるベース部と、乗員を下方から支持する支持面を有し、前記ホイールベースが変化する際の前記前フレーム及び前記後フレームの相対移動に連動して前記支持面の高さ位置が変化する乗員支持部と、を備える車両であって、前記ベース部と前記乗員支持部とを連結するとともに、前記支持面の高さ位置が変化するように前記ベース部に対して前記乗員支持部を移動させる移動機構と、を備える。
【0006】
上記構成によれば、前フレーム及び後フレームを相対移動させてホイールベースを変化させることにより、乗員支持部の支持面の高さ位置が変化するため、車両の重心位置が変化する。このため、車速に応じてホイールベースを変化させて車両の重心位置を調整することで、車両の走行時の安定性を高めることができる。
【0007】
また、上記構成によれば、ホイールベースの変化時に乗員支持部の支持面の高さ位置が変化した場合であっても、ホイールベースを変化させることなく、移動機構によって支持面の高さ位置を変化させることができる。これにより、乗員にとっての車両の前方の見通しの悪さや、車両の乗降性を改善することができる。したがって、車両の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の車両を示す側面図である。
図2は、車両を図1のA方向から視た矢視図である。
図3は、図1の車両のホイールベースが変化した状態を示す側面図である。
図4は、図1の車両のシートがスライド移動した状態を示す側面図である。
図5は、図1の車両のシートが斜め上方に向かって傾斜した状態を示す側面図である。
図6は、図1の車両のシートが斜め下方に向かって傾斜した状態を示す側面図である。
図7は、図1の車両のシートがベース部から離れた状態を示す側面図である。
図8は、図1の車両のシートの姿勢が維持されたままホイールベースが変化した状態を示す側面図である。
図9は、第1変更例の車両を示す側面図である。
図10は、図9の車両のホイールベースが変化した状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図8を参照して、車両の一実施形態について説明する。
以降において、図1に示す車両10の前後方向の前方及び後方をそれぞれ「前方」及び「後方」として説明する。また、車両10の上下方向における上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」として説明する。
【0010】
(車両10)
図1及び図2に示すように、車両10は、例えば、1人乗り用の小型車両である。車両10は、一対の前輪20と、一対の後輪30と、一対の前輪20及び一対の後輪30を支持するベース部40とを備えている。また、車両10は、乗員が着座するシート50と、ベース部40とシート50とを連結する移動機構60とを備えている。図2では、シート50の図示が省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

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