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公開番号
2025132076
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029405
出願日
2024-02-29
発明の名称
電気化学スタック
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
C25B
9/00 20210101AFI20250903BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【解決手段】電気化学スタック12は、複数の電気化学セル30のうちの電気化学セル30の積層方向の中央領域に位置する2つの電気化学セル30の間に介在する水流通部材34を備える。水流通部材34には、水導入部20と流路50とが設けられる。水導入部20は、外部から供給される水を導入する。流路50は、水導入部20から導入される水を電気化学セル30に沿って流し、複数の電気化学セル30を電気化学セル30の積層方向に貫通する水導入連通孔36に導く。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
積層される複数の電気化学セルと、
外部から供給される水を導入する水導入部と、
前記水を外部に導出する水導出部と、
複数の前記電気化学セルを前記電気化学セルの積層方向に沿って貫通し、複数の前記電気化学セルの各々に設けられる第1ポートに前記水を導く水導入連通孔と、
複数の前記電気化学セルを前記積層方向に沿って貫通し、複数の前記電気化学セルの各々に設けられる第2ポートから排出される前記水を前記水導出部に導く水導出連通孔と、
複数の前記電気化学セルのうちの前記積層方向の中央領域に位置する2つの前記電気化学セルの間に介在する水流通部材と、
を備え、
前記水流通部材には、前記水導入部と、前記水導入部から導入される前記水の全量を、前記電気化学セルに沿って流し、前記水導入連通孔に導く流路とが設けられる、電気化学スタック。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気化学スタックであって、
前記第1ポートは、前記積層方向と交差する方向において、前記水導入部とは反対側に位置する、電気化学スタック。
【請求項3】
請求項1に記載の電気化学スタックであって、
前記流路の流通断面積は、前記第1ポートと前記第2ポートとを繋ぐ水供給路の前記流通断面積よりも大きい、電気化学スタック。
【請求項4】
請求項1に記載の電気化学スタックであって、
前記水流通部材は、複数の前記電気化学セルのうちの前記積層方向の一端に位置する前記電気化学セルと、複数の前記電気化学セルのうちの前記積層方向の他端に位置する前記電気化学セルとの間に介在する、電気化学スタック。
【請求項5】
請求項1に記載の電気化学スタックであって、
前記水導出部は、複数の前記電気化学セルのうちの前記積層方向の一端に位置する前記電気化学セルに設けられる第1水導出部と、複数の前記電気化学セルのうちの前記積層方向の他端に位置する前記電気化学セルに設けられる第2水導出部とを有する、電気化学スタック。
【請求項6】
請求項1に記載の電気化学スタックであって、
複数の前記電気化学セルの各々は、前記水を電解する水電解セルである、電気化学スタック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気化学スタックに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
積層された電気化学セルを備えた電気化学スタックがある。電気化学スタックとして、水電解スタック、水素昇圧スタック(電気化学式水素ポンプスタック)、燃料電池スタック等がある。水電解スタックには、複数の水電解セルが積層される。水素昇圧スタックには、水素昇圧セルが積層される。燃料電池スタックには、複数の単位セルが積層される。
【0003】
下記特許文献1には、水電解スタックを備える水電解システムが開示されている。この水電解システムでは、気液分離器に貯留された水が水電解スタック内に供給されるとともに水電解スタック内の電気分解されなかった未反応の水が気液分離器に排出されるように水が循環される。水電解スタック内に供給された水は、複数の水電解セルの各々に供給される。複数の水電解セルの各々で電気分解されなかった未反応の水は、水電解スタックから気液分離器に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-123899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電気化学スタックは動作中に発熱するため、電気化学スタックの温度が上昇する。電気化学スタック内での温度分布は一様ではなくばらつきがある。相対的に高温となる電気化学セルに備えられる電解質膜の劣化進行度は、相対的に低温となる電気化学セルに備えられる電解質膜の劣化進行度に比べて早くなる傾向がある。したがって、相対的に高温となる電気化学セルを冷却することが待望される。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の態様は、積層される複数の電気化学セルと、外部から供給される水を導入する水導入部と、前記水を外部に導出する水導出部と、複数の前記電気化学セルを前記電気化学セルの積層方向に沿って貫通し、複数の前記電気化学セルの各々に設けられる第1ポートに前記水を導く水導入連通孔と、複数の前記電気化学セルを前記積層方向に沿って貫通し、複数の前記電気化学セルの各々に設けられる第2ポートから排出される前記水を前記水導出部に導く水導出連通孔と、複数の前記電気化学セルのうちの前記積層方向の中央領域に位置する2つの前記電気化学セルの間に介在する水流通部材と、を備え、前記水流通部材には、前記水導入部と、前記水導入部から導入される前記水の全量を、前記電気化学セルに沿って流し、前記水導入連通孔に導く流路とが設けられる、電気化学スタックである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の態様によれば、端部領域の電気化学セルと相対的に高温となる中央領域の電気化学セルとの冷却度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る水供給システムを示す図である。
図2は、第1実施形態に係る電気化学スタックを示す模式図である。
図3は、第2実施形態に係る水供給システムを示す図である。
図4は、第2実施形態に係る電気化学スタックを示す模式図である。
図5は、水流通部材の構成を示す模式図である。
図6は、第1循環動作時における水循環流路での水の流れを示す図である。
図7は、第1循環動作時における電気化学スタックでの水の流れを示す図である。
図8は、第2循環動作時における水循環流路での水の流れを示す図である。
図9は、第2循環動作時における電気化学スタックでの水の流れを示す図である。
図10Aは第1循環動作だけを実施した場合の電気化学セルの温度分布を示す模式図であり、図10Bは第2循環動作だけを実施した場合の電気化学セルの温度分布を示す模式図であり、図10Cは第1循環動作と第2循環動作とを交互に繰り返した場合の電気化学セルの温度分布を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る水供給システム10を示す図である。水供給システム10は、電気化学スタック12と、水循環流路14と、熱交換器16と、循環ポンプ18を有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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