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公開番号2025135150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032798
出願日2024-03-05
発明の名称電子機器、電子機器の動作制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250910BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】環境発電により得られる電力を有効に利用する。
【解決手段】レクテナ搭載機器10は、環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電するレクテナ(環境発電手段)16と、レクテナ16により発電された電力を蓄電するバッテリー17と、バッテリー17に蓄電された電力を消費して所定の機能を実行させるとともに、現在時刻から所定時間以内にレクテナ16により発電される電力量を予測するCPU(電力消費手段、予測手段)と、を備える。CPU11は、バッテリー17に蓄電されている電力の残量が所定量(80%)以上であり、且つ、予測された電力量が所定の機能を実現するために必要な電力量(20%)以上である場合に、所定の機能を実行させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電する環境発電手段と、
前記環境発電手段により発電された電力を蓄電するバッテリーと、
前記バッテリーに蓄電された電力を消費して所定の機能を実行させる電力消費手段と、
現在時刻から所定時間以内に前記環境発電手段により発電される電力量を予測する予測手段と、
を備え、
前記電力消費手段は、
前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が所定量以上であり、且つ、前記予測手段により予測された前記電力量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量以上である場合に、前記所定の機能を実行させる、
ことを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記電力消費手段は、
所定の時刻において、前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量以上である場合に、前記所定の機能を実行させるとともに、当該所定の時刻以外の時刻において、前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が所定量以上であり、且つ、前記予測手段により予測された前記電力量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量以上である場合に、前記所定の機能を実行させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記電力消費手段は、
前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が所定量以上であり、且つ、前記予測手段により予測された前記電力量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量未満である場合に、前記所定の機能を実行させない、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記予測手段は、
前記環境発電手段により過去に発電された各時間帯それぞれの発電量を示す統計データに基づいて、現在時刻から所定時間以内に前記環境発電手段によって発電される電力量を予測する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記環境発電手段は、アンテナにより受信された電波を整流器に通すことで前記電力を発電する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
自機器の周囲の環境情報を測定する環境情報測定手段と、
前記環境情報測定手段により測定された環境情報に係る環境情報データを外部機器に送信する送信手段と、
を備え、
前記電力消費手段は、
前記所定の機能である、前記環境情報データを前記送信手段によって外部機器に送信する機能を実行させる、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項7】
滞在予定地と当該滞在予定地に滞在する滞在予定日時とが紐付けられて記録されたスケジュール情報を取得する取得手段を備え、
前記予測手段は、
前記取得手段により取得された前記スケジュール情報と、前記統計データと、に基づいて、現在時刻から所定時間が経過するまでの間の前記滞在予定地ごとに、当該滞在予定地に応じた係数を掛け合わせることにより当該滞在予定地の滞在時間に前記環境発電手段により発電される電力量を導出し、導出された当該滞在予定地ごとの前記電力量を合算することで、現在時刻から所定時間以内に前記環境発電手段により発電される電力量を予測する、
ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項8】
ユーザの身体情報又は体動情報を測定するユーザ情報測定手段と、
前記ユーザ情報測定手段により測定された身体情報に係る身体データ又は体動情報に係る体動データを外部機器に送信する送信手段と、
を備え、
前記電力消費手段は、
前記所定の機能である、前記身体データ又は前記体動データを前記送信手段によって外部機器に送信する機能を実行させる、
ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電する環境発電手段と、前記環境発電手段により発電された電力を蓄電するバッテリーと、を備える電子機器の動作制御方法であって、
前記バッテリーに蓄電された電力を消費して所定の機能を実行させる電力消費工程と、
現在時刻から所定時間以内に前記環境発電手段により発電される電力量を予測する予測工程と、
を含み
前記電力消費工程は、
前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が所定量以上であり、且つ、前記予測工程により予測された前記電力量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量以上である場合に、前記所定の機能を実行させる、
ことを特徴とする電子機器の動作制御方法。
【請求項10】
環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電する環境発電手段と、前記環境発電手段により発電された電力を蓄電するバッテリーと、を備える電子機器のコンピュータを、
前記バッテリーに蓄電された電力を消費して所定の機能を実行させる電力消費手段、
現在時刻から所定時間以内に前記環境発電手段により発電される電力量を予測する予測手段、
として機能させ、
前記電力消費手段は、
前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が所定量以上であり、且つ、前記予測手段により予測された前記電力量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量以上である場合に、前記所定の機能を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、電子機器の動作制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、動作電流による電圧降下を考慮して蓄電池からの出力電圧を監視することにより、その時の電力供給状況が最大の電力消費となる動作には不十分な場合であっても、要求される動作が電力消費の小さなものである場合にはこれを実行することを選択可能とする無線通信装置が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-195230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている無線通信装置では、蓄電池の充電量が十分である状態での動作制御については開示がなされていない。このため、上記無線通信装置では、蓄電池の充電量が十分である状態で更に環境発電が行われた場合、当該環境発電により得られる電力は捨てるしかなく、当該電力を有効に利用することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、環境発電により得られる電力を有効に利用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電する環境発電手段と、前記環境発電手段により発電された電力を蓄電するバッテリーと、前記バッテリーに蓄電された電力を消費して所定の機能を実行させる電力消費手段と、現在時刻から所定時間以内に前記環境発電手段により発電される電力量を予測する予測手段と、を備え、前記電力消費手段は、前記バッテリーに蓄電されている電力の残量が所定量以上であり、且つ、前記予測手段により予測された前記電力量が前記所定の機能を実行させるために必要な電力量以上である場合に、前記所定の機能を実行させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、環境発電により得られる電力を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
データ送信システムの概略構成図である。
レクテナ搭載機器の機能構成を示すブロック図である。
発電量テーブルの内容例を示す図である。
サーバの機能構成を示すブロック図である。
温湿度データ送信処理の制御手順を示すフローチャートである。
変形例のレクテナ搭載機器の機能構成を示すブロック図である。
係数テーブルの内容例を示す図である。
スケジュールテーブルの内容例を示す図である。
心拍データ送信処理の制御手順を示すフローチャートである。
移動通信トラヒックを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1に示すように、データ送信システム1は、レクテナ搭載機器(電子機器)10と、サーバ20とを備える。レクテナ搭載機器10は、サーバ20と通信ネットワークNを介して情報通信可能に接続される。なお、図1では、1台のレクテナ搭載機器10が示されているが、レクテナ搭載機器10の台数は特に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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