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公開番号2025135566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2025025583
出願日2025-02-20
発明の名称床暖房用フローリング構造及び中継フローリング材
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人個人
主分類E04F 15/16 20060101AFI20250910BHJP(建築物)
要約【課題】温水マットの敷設で生じる段差を埋めるためのダミー部材を不要にすることで施工性の向上を図りながら、フローリング材を良好に敷設することができる床暖房用フローリング構造を提供する。
【解決手段】下地合板1上に敷設される温水マット10、温水マット10上に敷設される薄型フローリング材2、温水マット10と薄型フローリング材2との積層厚みt3と同じ厚みを有して下地合板1上に敷設される厚型フローリング材3、及び、薄型フローリング材2と厚型フローリング材3との間にそれらを連接可能に介装される中継フローリング材20が備えられ、中継フローリング材20には、温水マット10上の薄型フローリング材2に備えられた雄実部2bに嵌合される薄型用実部20aと、下地合板1上の厚型フローリング材3に備えられた雌実部3aに嵌合される厚型用実部20bとが備えられている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
床下地上に敷設される温水マットと、当該温水マット上に敷設される薄型フローリング材と、前記温水マットと前記薄型フローリング材との積層厚みと同じ厚みを有して前記床下地上に敷設される厚型フローリング材と、前記薄型フローリング材と前記厚型フローリング材との間に両フローリング材を連接可能に介装される中継フローリング材と、が備えられ、
前記中継フローリング材には、前記温水マット上の前記薄型フローリング材に備えられた実部に嵌合される薄型用実部と、前記床下地上の前記厚型フローリング材に備えられた実部に嵌合される厚型用実部と、が備えられている床暖房用フローリング構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
先行して敷設された前記薄型フローリング材に対して連接される前記中継フローリング材が、前記薄型用実部としての雌実部と前記厚型用実部としての雄実部とが備えられた第1中継フローリング材として構成されており、
前記薄型フローリング材における前記第1中継フローリング材との連接端部を支持するアダプタ材が備えられている請求項1に記載の床暖房用フローリング構造。
【請求項3】
先行して敷設された前記厚型フローリング材に対して連接される前記中継フローリング材が、前記薄型用実部としての雄実部と前記厚型用実部としての雌実部とが備えられた第2中継フローリング材として構成されている請求項1に記載の床暖房用フローリング構造。
【請求項4】
前記中継フローリング材の底面にはクッション材が備えられ、
前記薄型フローリング材における前記中継フローリング材との連接端部を支持するアダプタ材が備えられ、当該アダプタ材が発泡体で構成されている請求項1に記載の床暖房用フローリング構造。
【請求項5】
床下地上に敷設された温水マット上に敷設される薄型フローリング材と、前記温水マットと前記薄型フローリング材との積層厚みと同じ厚みを有して前記床下地上に敷設される厚型フローリング材との間に、両フローリング材を連接可能に介装される中継フローリング材であって、
前記温水マット上の前記薄型フローリング材に備えられた実部に嵌合される薄型用実部と、前記床下地上の前記厚型フローリング材に備えられた実部に嵌合される厚型用実部と、が備えられている中継フローリング材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、床下地上に床暖房用の温水マットを敷設するのに適した床暖房用フローリング構造及び中継フローリング材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、温水チューブが配管された温水マットを用いて部屋を暖める床暖房システムを施工する場合には、温水マットを部屋の全域にわたって敷き詰めることはできないことから、例えば、温水マットを下地合板上の所定領域に敷設した後、この敷設で生じる温水マットとその周囲の下地合板との段差を埋めるために、温水マットと同じ厚みのダミー部材を温水マットの周囲に敷設し、これらの温水マット上とダミー部材上とに同じ厚みのフローリング材を敷設することで、フローリング材の敷設面を平らに仕上げることが一般的に行われている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-248177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようにダミー部材を敷設する場合には、大きなダミー部材を施工現場まで運び込む手間や、運び込んだダミー部材をその敷設領域に応じてサイズカットするなどの現場作業を要することから、施工性の面で改善の余地がある。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、温水マットの敷設で生じる段差を埋めるためのダミー部材を不要にすることで施工性の向上を図りながら、フローリング材を良好に敷設することができる床暖房用フローリング構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、床下地上に敷設される温水マットと、当該温水マット上に敷設される薄型フローリング材と、前記温水マットと前記薄型フローリング材との積層厚みと同じ厚みを有して前記床下地上に敷設される厚型フローリング材と、前記薄型フローリング材と前記厚型フローリング材との間に両フローリング材を連接可能に介装される中継フローリング材と、が備えられ、
前記中継フローリング材には、前記温水マット上の前記薄型フローリング材に備えられた実部に嵌合される薄型用実部と、前記床下地上の前記厚型フローリング材に備えられた実部に嵌合される厚型用実部と、が備えられている点にある。
【0007】
本構成によると、床下地上に敷設される厚型フローリング材が、温水マットと薄型フローリング材の積層厚みと同じ厚みを有することにより、温水マットの敷設で生じる温水マットとその周囲の床下地との段差を埋めるためのダミー部材を不要にすることができる。これにより、そのダミー部材を使用する場合に必要になっていた、ダミー部材を施工現場まで運び込む手間や、運び込んだダミー部材をその敷設領域に応じてサイズカットする手間などを無くすことができ、施工性の向上を図ることができる。
【0008】
そして、薄型フローリング材と厚型フローリング材との間に介装される中継フローリング材には、前述した薄型用実部と厚型用実部とが備えられていることにより、薄型用実部を温水マット上の薄型フローリング材の実部に嵌合し、厚型用実部を床下地上の厚型フローリング材の実部に嵌合することにより、厚みの異なる温水マット上の薄型フローリング材と床下地上の厚型フローリング材とを中継フローリング材を介して面一に連接することができる。
【0009】
従って、温水マットの敷設で生じる段差を埋めるためのダミー部材を不要にすることで施工性の向上を図りながら、フローリング材を良好に敷設することができる床暖房用フローリング構造を提供することができる。
【0010】
本発明の第2特徴構成は、先行して敷設された前記薄型フローリング材に対して連接される前記中継フローリング材が、前記薄型用実部としての雌実部と前記厚型用実部としての雄実部とが備えられた第1中継フローリング材として構成されており、
前記薄型フローリング材における前記第1中継フローリング材との連接端部を支持するアダプタ材が備えられている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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