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公開番号2025139872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038944
出願日2024-03-13
発明の名称塗布装置
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類B05C 1/08 20060101AFI20250919BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】均一な塗膜を形成できる塗布装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る塗布装置1は、塗布液Lを貯留する液槽10と、前記液槽10に貯留される前記塗布液Lに部分的に浸漬され、回転することで表面に前記塗布液Lを付着させるグラビアロール20と、前記グラビアロール20の表面の過剰な前記塗布液Lを掻き取るドクターブレード30と、前記ドクターブレード30の上流側で前記塗布液Lの膜厚を減じるよう前記グラビアロール20の表面の前記塗布液Lの一部を掻き取る補助ブレード40と、を備え、前記補助ブレード40は、前記ドクターブレード30によって掻き取られた前記塗布液Lを前記液槽10に還流させる複数の還流開口41を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
塗布液を貯留する液槽と、
前記液槽に貯留される前記塗布液に部分的に浸漬され、回転することで表面に前記塗布液を付着させるグラビアロールと、
前記グラビアロールの表面の過剰な前記塗布液を掻き取るドクターブレードと、
前記ドクターブレードの上流側で前記塗布液の膜厚を減じるよう前記グラビアロールの表面の前記塗布液の一部を掻き取る補助ブレードと、
を備え、
前記補助ブレードは、前記ドクターブレードによって掻き取られた前記塗布液を前記液槽に還流させる複数の還流開口を有する、塗布装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ドクターブレードによって掻き取られた前記塗布液を前記還流開口に案内する案内構造を有する、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記案内構造は、前記補助ブレードの上面に形成される掘り下げ部である、請求項2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記掘り下げ部は、前記補助ブレードの先端縁の全長に亘って開口するよう形成される、請求項3に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記補助ブレードは、フッ素樹脂から形成される、請求項1から4のいずれかに記載の塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
回転するグラビアロールの外周面に塗布液を付着させ、グラビアロールの外周面の過剰な塗布液をドクターブレードで掻き取る塗布装置が広く利用されている。塗布液の粘度が高い場合にはグラビアロールの外周面への塗布液の付着量が多くなるため、単一のドクターブレードだけでは過剰な塗布液を掻き取ることができず、塗膜にムラやスジが生じるおそれがある。そこで、2枚のドクターブレードを設けることにより、過剰な塗布液の掻き取りを確実にする技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-109168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2枚のドクターブレードを設けると、グラビアロールの回転方向下流側のドクターブレードで掻き取る塗布液の量が少量となる。すると、掻き取られた塗布液がドクターブレードの先端部に比較的長い時間滞留するため、塗布液に含まれる粒子が凝縮したり、溶媒の揮発によって塗布液が濃縮されたりするおそれがある。このような凝縮または濃縮が生じると、凝縮物または濃縮物がグラビアロールとドクターブレードの間に入り込み、ドクターブレードによる塗布液の掻き取りを阻害することによって、塗膜にムラやスジが生じさせ得る。このため、本発明は、均一な塗膜を形成できる塗布装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一態様に係る塗布装置は、塗布液を貯留する液槽と、前記液槽に貯留される前記塗布液に部分的に浸漬され、回転することで表面に前記塗布液を付着させるグラビアロールと、前記グラビアロールの表面の過剰な前記塗布液を掻き取るドクターブレードと、前記ドクターブレードの上流側で前記塗布液の膜厚を減じるよう前記グラビアロールの表面の前記塗布液の一部を掻き取る補助ブレードと、を備え、前記補助ブレードは、前記ドクターブレードによって掻き取られた前記塗布液を前記液槽に還流させる複数の還流開口を有する。
【0006】
(2)(1)の塗布装置は、前記ドクターブレードによって掻き取られた前記塗布液を前記還流開口に案内する案内構造を有してもよい。
【0007】
(3)(2)の塗布装置において、前記案内構造は、前記補助ブレードの上面に形成される掘り下げ部であってもよい。
【0008】
(4)(3)の塗布装置において、前記掘り下げ部は、前記補助ブレードの先端縁の全長に亘って開口するよう形成されてもよい。
【0009】
(5)(1)~(4)の塗布装置において、前記補助ブレードは、フッ素樹脂から形成されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、均一な塗膜を形成できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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