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公開番号
2025140589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040089
出願日
2024-03-14
発明の名称
岸壁クレーンおよびその制御方法
出願人
株式会社三井E&S
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B66C
15/00 20060101AFI20250919BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】地表面に敷設されるレールの状態を精度よく検出できるクレーンおよびクレーンの制御方法を提供する。
【解決手段】レール5と接触する踏面および予め定められる長さに設定されるフランジを有する車輪11と、この車輪11を上下方向zに移動可能な状態でクレーン1に連結して上下方向zにおいてレール5に車輪11を追従させる構成を有する連結機構12とが予めクレーン1に設置されていて、上下方向zにおいてクレーン1に対する車輪11の高さを測定するとともに、上下方向zにおいてクレーン1に対するレール5の高さを測定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
地表面に敷設されるレールに沿って走行するクレーンにおいて、
前記レールと接触する踏面およびフランジを有する車輪と、この車輪を上下方向に移動可能な状態で前記クレーンに連結して上下方向において前記レールに前記車輪を追従させる構成を有する連結機構とを備えるとともに、
上下方向において前記クレーンに対する前記車輪の高さを測定する第一センサと、上下方向において前記クレーンに対する前記レールの高さを測定する第二センサとを備えることを特徴とするクレーン。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記レールの延設方向を直角に横断する幅方向に沿って開閉して前記レールの頭部の側面を両側から把持するレールクランプ機構を備えていて、
前記レールクランプ機構が前記車輪を有するとともに前記連結機構により前記クレーンに連結される構成を有する請求項1に記載のクレーン。
【請求項3】
前記第一センサおよび前記第二センサから得られる値に基づき前記レールの不具合の有無を判定する判定機構を備える請求項1に記載のクレーン。
【請求項4】
前記レールの延設方向における前記クレーンの位置を取得する位置センサを備えていて、
前記第一センサおよび前記第二センサおよび前記位置センサから得られる値を出力または記憶する補助機構を備える請求項1~3のいずれかに記載のクレーン。
【請求項5】
地表面に敷設されるレールに沿って走行するクレーンの制御方法において、
前記レールと接触する踏面およびフランジを有する車輪と、この車輪を上下方向に移動可能な状態で前記クレーンに連結して上下方向において前記レールに前記車輪を追従させる構成を有する連結機構とが予め前記クレーンに設置されていて、
上下方向において前記クレーンに対する前記車輪の高さを測定するとともに、上下方向において前記クレーンに対する前記レールの高さを測定することを特徴とするクレーンの制御方法。
【請求項6】
前記レールの延設方向を直角に横断する幅方向に沿って開閉して前記レールの頭部の側面を両側から把持するレールクランプ機構を予め前記クレーンが備えていて、
前記レールクランプ機構に前記車輪が予め設置されるとともに、前記レールクランプ機構が前記連結機構を介して前記クレーンに予め連結される状態である請求項5に記載のクレーンの制御方法。
【請求項7】
前記車輪の高さと前記レールの高さとの比較から、前記レールの不具合の有無を判定する請求項5に記載のクレーンの制御方法。
【請求項8】
前記レールの延設方向における前記クレーンの位置を取得して、前記車輪の高さと前記レールの高さと前記クレーンの位置とをデータとして出力または記憶する請求項5~7のいずれかに記載のクレーンの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地表面に敷設されるレールに沿って走行するクレーンおよびその制御方法に関するものであり、詳しくは地表面に敷設されるレールの状態を精度よく検出できるクレーンおよびクレーンの制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
地表面に敷設されるレールに沿って走行するクレーンが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、レールの頭部の側面を両側から把持するレールクランプ機構を備えたクレーンの構成が開示されている。このレールは、地表面に構成された溝の中に敷設されていた。
【0003】
地表面を構成するアスファルト等が経年劣化により隆起して、レールの側面を覆うことがある。隆起したアスファルトで側面を覆われたレールは、レールクランプ機構で十分に挟み込むことができない異常な状態となる。レールが異常な状態であるときは、レールクランプ機構により十分なブレーキ力を得られない不具合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
日本国特許第6650173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は地表面に敷設されるレールの状態を精度よく検出できるクレーンおよびクレーンの制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するためのクレーンは、地表面に敷設されるレールに沿って走行するクレーンにおいて、前記レールと接触する踏面およびフランジを有する車輪と、この車輪を上下方向に移動可能な状態で前記クレーンに連結して上下方向において前記レールに前記車輪を追従させる構成を有する連結機構とを備えるとともに、上下方向において前記クレーンに対する前記車輪の高さを測定する第一センサと、上下方向において前記クレーンに対する前記レールの高さを測定する第二センサとを備えることを特徴とする。
【0007】
上記の目的を達成するためのクレーンの制御方法は、地表面に敷設されるレールに沿って走行するクレーンの制御方法において、前記レールと接触する踏面およびフランジを有する車輪と、この車輪を上下方向に移動可能な状態で前記クレーンに連結して上下方向において前記レールに前記車輪を追従させる構成を有する連結機構とが予め前記クレーンに設置されていて、上下方向において前記クレーンに対する前記車輪の高さを測定するとともに、上下方向において前記クレーンに対する前記レールの高さを測定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、地表面を構成する部材等でレールの側面の少なくとも一部が覆われている場合は、レールから車輪が浮き上がる。つまり第一センサおよび第二センサから得られる値から、側面を覆われて異常な状態となっているレールの区間を検出できる。地表面に敷設されるレールの状態を精度良く検出するには有利である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
クレーンの概略を例示する説明図である。
図1のクレーンの走行装置の近傍を拡大して例示する説明図である。
図2のレールクランプ機構の近傍を拡大して例示する説明図である。
レールが健全な状態のときの車輪とクランプとの状態を例示する説明図である。
レールが異常な状態のときの車輪とクランプとの状態を例示する説明図である。
第一センサおよび第二センサによる測定の概略を例示する説明図である。
第一センサおよび第二センサによる測定結果を例示するグラフである。
第一センサおよび第二センサによる測定結果を例示するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、クレーンおよびその制御方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。図中ではレールの延設方向を矢印y、この延設方向を直角に横断する幅方向を矢印x、上下方向を矢印zで示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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