TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025144347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024044086
出願日
2024-03-19
発明の名称
磁気センサ装置、磁気センサシステムおよび補正方法
出願人
TDK株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
,
弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類
G01R
33/02 20060101AFI20250925BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡単な方法で、磁気センサの検出誤差を低減する。
【解決手段】磁気センサ装置100は、磁気センサ1と、磁界発生器70と、プロセッサ2とを備えている。プロセッサ2は、付加的磁界の強度を第1の範囲で変化させたときの磁気センサ1の感度である第1の感度を生成し、付加的磁界の強度を第2の範囲で変化させたときの磁気センサ1の感度である第2の感度を生成し、検出信号、第1の感度および第2の感度に基づいて、対象磁界の所定の方向の成分である磁界成分と対応関係を有する検出値を生成するように構成されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
対象磁界の所定の方向の成分である磁界成分を検出して検出信号を出力するように構成された磁気センサと、
前記磁気センサの前記所定の方向の感度の測定に用いられる付加的磁界を発生するように構成された磁界発生器と、
前記検出信号が入力されるように構成されたプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、
前記付加的磁界の強度を第1の範囲で変化させたときの前記磁気センサの前記感度である第1の感度を生成し、
前記付加的磁界の強度を第2の範囲で変化させたときの前記磁気センサの前記感度である第2の感度を生成し、
前記検出信号、前記第1の感度および前記第2の感度に基づいて、前記磁界成分と対応関係を有する検出値を生成するように構成されていることを特徴とする磁気センサ装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記磁気センサの前記感度は、前記磁気センサに印加される磁界の前記所定の方向の成分の強度に応じて変化することを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記第1の感度と前記第2の感度が等しい場合には、前記磁気センサに印加される磁界の前記所定の方向の成分の強度がゼロであると判定することを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記第1の感度と前記第2の感度を用いて、前記磁気センサに印加される磁界の前記所定の方向の成分の方向が、第1の方向であるか、前記第1の方向とは反対の第2の方向であるかを判定することを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、更に、前記磁気センサに印加される磁界の前記所定の方向の成分の強度と前記磁気センサの前記感度との対応関係を示すデータを保持するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項6】
前記磁界発生器は、コイルを含み、
前記付加的磁界の強度は、前記コイルに流す電流の大きさに依存して変化することを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、更に、前記コイルに流す電流の大きさと前記付加的磁界の強度との対応関係を示すデータを保持するように構成されていることを特徴とする請求項6記載の磁気センサ装置。
【請求項8】
前記磁界発生器は、前記付加的磁界として交流磁界を発生するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記第1の感度と前記第2の感度に基づいて前記検出信号を補正することを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、更に、前記検出信号のオフセット値を保持するように構成され、
前記プロセッサは、前記オフセット値を用いて前記検出信号を補正することを特徴とする請求項9記載の磁気センサ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気センサの感度測定用の磁界発生器を備えた磁気センサ装置、この磁気センサ装置を含む磁気センサシステム、ならびに磁気センサの検出信号の補正方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、種々の用途で、外部磁界の所定の方向の成分を検出するための磁気センサが利用されている。磁気センサとしては、磁気検出素子を用いたものが知られている。磁気検出素子としては、例えば磁気抵抗効果素子が用いられる。
【0003】
磁気センサでは、外乱磁界等に起因して、磁気センサの検出信号にオフセットが生じる場合がある。また、磁気センサの感度は、磁気センサの個体差や使用環境によって変化し得る。オフセットや感度の変化は、磁気センサの検出誤差の原因になる。そのため、磁気センサでは、オフセットと感度を補正できることが望まれる。
【0004】
特許文献1には、地磁気データの補正装置であって、物理量データを空間上に分布させることにより得られる分布形状を楕円体で近似し、楕円体を球に補正する補正係数であって、オフセット値の補正を与えるパラメータを含む補正係数を演算し、補正係数に基づいて地磁気データを補正する補正装置が開示されている。
【0005】
特許文献2,3には、3つの磁気センサと、3つの磁気センサの主軸感度および他軸感度の測定に用いられる3方向の付加的磁界成分を発生する磁界発生部とを備えた磁気センサ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2014/141631号
特開2020-060457号公報
特開2020-094883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
互いに直交する3つの方向の3成分を検出し、この3成分に対応する3つの検出信号を生成する磁気センサでは、3つの検出信号の各々のオフセットを補正しようとすると、特許文献1に開示されているように、複雑な演算が必要になる。この場合、プロセッサの負荷が大きくなるという問題点がある。
【0008】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な方法で、磁気センサの検出誤差を低減することが可能になる磁気センサ装置、磁気センサシステムおよび補正方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の磁気センサ装置は、基準位置における対象磁界の所定の方向の成分である磁界成分を検出して検出信号を出力するように構成された磁気センサと、磁気センサの所定の方向の感度の測定に用いられる付加的磁界を発生するように構成された磁界発生器と、検出信号が入力されるように構成されたプロセッサとを備えている。プロセッサは、付加的磁界の強度を第1の範囲で変化させたときの磁気センサの感度である第1の感度を生成し、付加的磁界の強度を第2の範囲で変化させたときの磁気センサの感度である第2の感度を生成し、検出信号、第1の感度および第2の感度に基づいて、磁界成分と対応関係を有する検出値を生成するように構成されている。
【0010】
本発明の磁気センサシステムは、本発明の磁気センサ装置と、外部プロセッサとを備えている。検出信号は、基準位置における対象磁界の互いに異なる3つの方向の成分と対応関係を有する第1の信号、第2の信号および第3の信号を含んでいる。外部プロセッサは、第1ないし第3の信号の値を表すための3つの軸によって定義された直交座標系において、あるタイミングにおける第1ないし第3の信号の値の組を表す座標を測定点としたときに、複数のタイミングにおける複数の測定点の分布を近似した球面を有する仮想の球体の中心座標のデータを生成する。プロセッサは、中心座標のデータを用いて、第1ないし第3の信号の各々のオフセットを補正する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
TDK株式会社
電子部品
1日前
TDK株式会社
電子部品
2日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
TDK株式会社
圧電素子
2日前
TDK株式会社
フィルタ
2日前
TDK株式会社
磁気センサ
2日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
コイル部品
2日前
TDK株式会社
電子デバイス
1日前
TDK株式会社
電子デバイス
1日前
TDK株式会社
積層コイル部品
1日前
TDK株式会社
積層型電子部品
2日前
TDK株式会社
積層コイル部品
2日前
TDK株式会社
フェライト焼結磁石
1日前
TDK株式会社
配線体、及び表示装置
1日前
TDK株式会社
配線体、及び表示装置
1日前
TDK株式会社
圧力センサ用金属部材
1日前
TDK株式会社
メタサーフェスレンズ
1日前
TDK株式会社
配線体、及び表示装置
1日前
TDK株式会社
積層セラミック電子部品
1日前
TDK株式会社
積層セラミック電子部品
1日前
TDK株式会社
基板、及び通信デバイス
2日前
TDK株式会社
電子部品及び電子部品の製造方法
1日前
TDK株式会社
コイル構造体およびコイル構造用部品
1日前
TDK株式会社
DC-DCコンバータおよび電源回路
1日前
TDK株式会社
インダクタおよびDC-DCコンバータ
1日前
TDK株式会社
誘電体組成物、積層電子部品およびその製造方法
1日前
TDK株式会社
圧電薄膜、圧電薄膜素子、及び圧電トランスデューサ
1日前
TDK株式会社
圧電薄膜、圧電薄膜素子、及び圧電トランスデューサ
1日前
TDK株式会社
フェライト組成物、磁性体コア、電子部品および電源装置
2日前
TDK株式会社
電子部品、電子部品の製造方法および電子部品の製造装置
1日前
続きを見る
他の特許を見る