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公開番号2025146258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046933
出願日2024-03-22
発明の名称化粧シート
出願人リンテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/18 20060101AFI20250926BHJP(積層体)
要約【課題】低温粘着性および難燃性に優れた化粧シートを提供すること。
【解決手段】本発明の化粧シートは、ポリ塩化ビニルを含む材料で構成された基材と、前記基材の一方の面側に設けられた粘着剤層と、を備えた化粧シートであって、前記粘着剤層は、エマルジョン系粘着剤、凝固点が3℃以下の難燃剤、および五酸化アンチモンを含むことを特徴とする。前記粘着剤層における前記エマルジョン系粘着剤の含有率は、50質量%以上95質量%以下であることが好ましい。また、前記粘着剤層において、前記エマルジョン系粘着剤:100質量部に対する前記凝固点が3℃以下の難燃剤の含有量が1質量部以上60質量部以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ポリ塩化ビニルを含む材料で構成された基材と、前記基材の一方の面側に設けられた粘着剤層と、を備えた化粧シートであって、
前記粘着剤層は、エマルジョン系粘着剤、凝固点が３℃以下の難燃剤、および、五酸化アンチモンを含むことを特徴とする化粧シート。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記粘着剤層における前記エマルジョン系粘着剤の含有率は、５０質量％以上９５質量％以下である請求項１に記載の化粧シート。
【請求項３】
前記粘着剤層において、前記エマルジョン系粘着剤：１００質量部に対する前記凝固点が３℃以下の難燃剤の含有量が１質量部以上６０質量部以下である請求項１または２に記載の化粧シート。
【請求項４】
前記粘着剤層において、前記エマルジョン系粘着剤：１００質量部に対する前記五酸化アンチモンの含有量が１質量部以上３０質量部以下である請求項１または２に記載の化粧シート。
【請求項５】
前記粘着剤層における、前記凝固点が３℃以下の難燃剤の含有率をＸ１［質量％］、前記五酸化アンチモンの含有率をＸ２［質量％］としたとき、０．１≦Ｘ２／Ｘ１≦５．０の関係を満たす請求項１または２に記載の化粧シート。
【請求項６】
前記粘着剤層における、前記凝固点が３℃以下の難燃剤の含有率をＸ１［質量％］、前記五酸化アンチモンの含有率をＸ２［質量％］、前記エマルジョン系粘着剤の含有率をＸ３［質量％］としたとき、０．０５≦（Ｘ１＋Ｘ２）／Ｘ３≦０．９の関係を満たす請求項１または２に記載の化粧シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、化粧シートに関する。
続きを表示（約 890 文字）【背景技術】
【０００２】
化粧シートは、一般に、基材に粘着剤層が設けられた構成を有し、基材が被着体の表面を覆うように被着体に貼着されることにより、被着体を装飾するとともに保護する。化粧シートには、例えば、内装建材として室内の壁面に貼着されるものがある。
【０００３】
化粧シートの基材としては、耐久性や難燃性、加工性、施工性等の観点から、ポリ塩化ビニルを含む材料が広く用いられている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
また、従来、化粧シートの粘着剤層の形成には、広く溶剤系粘着剤が用いられてきたが、近年は、環境保護の観点から、エマルジョン系粘着剤を使用することが求められている。
【０００５】
一方、建築基準法では、内装建材に不燃や難燃の防火材料を用いることについて定められている。そのため、化粧シートにおいても、所定の難燃性が発揮されることが求められている。
【０００６】
また、化粧シートに用いられる粘着剤には、施工性の観点から、低温および常温において粘着性能を発揮することが求められている。
【０００７】
例えば、特許文献２には、粘着剤層に、（メタ）アクリル酸エステル共重合体、臭素系難燃剤、三酸化アンチモン、タッキファイヤーおよびポリイソシアネート系硬化剤を含有する不燃性化粧シートが開示されている。
【０００８】
しかしながら、特許文献２では、低温での粘着性能については検討されておらず、低温粘着性および難燃性に優れる化粧シートが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００９】
特開２０２２－０９９７５２号公報
特開２０１０－２２９３２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
本発明の目的は、低温粘着性および難燃性に優れた化粧シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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