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公開番号
2025154018
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056786
出願日
2024-03-29
発明の名称
生分解性樹脂組成物及び成形体
出願人
アキレス株式会社
代理人
主分類
C08L
67/02 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、成形加工性と分解性を兼ね備えた生分解性樹脂組成物及び成形体を提供することを目的とする。
【解決手段】生分解性ポリエステル樹脂と添加剤を含む生分解性樹脂組成物であって、前記生分解性ポリエステル樹脂100質量%に対し、ポリブチレンサクシネートアジペートを70質量%以上100質量%以下、ポリブチレンサクシネートを0質量%以上30質量%以下、ポリブチレンアジペートテレフタレートを0質量%以上30質量%以下で含み、前記添加剤として、前記生分解性樹脂組成物100質量%に対し、カルボジイミド化合物を0.2質量%以上1.0質量%未満、板状フィラーを5.0質量%以上40質量%以下で含み、かつ、160℃における溶融張力が45mN以上70mN以下であることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
生分解性ポリエステル樹脂と添加剤を含む生分解性樹脂組成物であって、
前記生分解性ポリエステル樹脂100質量%に対し、
ポリブチレンサクシネートアジペートを70質量%以上100質量%以下、
ポリブチレンサクシネートを0質量%以上30質量%以下、
ポリブチレンアジペートテレフタレートを0質量%以上30質量%以下で含み、
前記添加剤として、前記生分解性樹脂組成物100質量%に対し、カルボジイミド化合物を0.2質量%以上1.0質量%未満、板状フィラーを5.0質量%以上40質量%以下で含み、
かつ、160℃における溶融張力が45mN以上70mN以下であることを特徴とする生分解性樹脂組成物。
続きを表示(約 53 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物をブロー成形又は真空成型してなる成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば育苗ポットの成形に適した生分解性樹脂組成物及び成形体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
野菜、草花、花木等は、育苗用の容器(育苗ポットともいう)に種を播き一定期間育苗した後、育苗ポットから苗を取出して植栽地へ定植し育成されるのが一般的である。育苗ポットとしては、主にポリエチレン等の樹脂製容器が用いられており、使用済みの育苗ポットを洗浄や消毒等して再利用されることもあるが、大部分は回収後に焼却処分される。しかも、使用後に適切に回収されずに一般環境へ流出してしまうこともあった。
【0003】
このように、使用済みの育苗ポットの廃棄に掛かる費用や回収に掛かる労力削減とともに、今日の環境問題の要請を考慮し、焼却処分が不要となる生分解性樹脂製の育苗ポットへの切り替えの動きが出ている。生分解性樹脂とは、自然界の土壌中や水中の微生物により一定の期間で分解され、最終的に水と二酸化炭素とに分解される樹脂のことである。生分解性樹脂製の育苗ポットを用いることで、育苗ポットから苗を取り出すことなく、そのままポットごと地中に定植できる。育苗ポットは地中で分解されるため、回収や焼却処分が不要となるばかりか、定植作業も簡易となる。
【0004】
例えば、特許文献1には、生分解性樹脂からなる育苗容器が開示されている。特許文献1の発明によれば、多数の穴を備えることにより、地上での育苗期間は必要な強度を有し、地中では分解が促進されるようにしている。
【0005】
このような育苗ポットは、樹脂組成物をブロー成形や真空成型などによって成形して得られるが、これらの方法で育苗ポットのように深さのある形状に成形するには、溶融張力の高い樹脂組成物が必要となる。しかしながら、生分解性樹脂は、ポリエチレン等の汎用プラスチックよりも溶融張力が低いため、成形加工性に劣るものとなり改善が求められている。
【0006】
例えば、生分解性樹脂の成形加工性を改善する方法として、カルボジイミド化合物を用いて、生分解性ポリエステル樹脂を鎖延長して高分子量とすることが知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2001-204265号公報
特開2006-63111号公報
【0008】
しかしながら、カルボジイミド化合物は、生分解性樹脂に添加すると加水分解を抑制することが知られている。育苗ポットとして、地上での育苗期間は必要な強度を有し、定植後の地中での分解性を備えることが求められているが、カルボジイミド化合物を添加しすぎると、定植後の地中での分解が遅くなってしまい、成形加工性と育苗ポットとして要求される分解性を両立させることは困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、成形加工性と分解性を兼ね備えた生分解性樹脂組成物及び成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意研究を行った結果、添加剤としてカルボジイミド化合物と板状フィラーを特定量で含有することで、成形加工性と分解性を兼ね備えた生分解性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に至ったものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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