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公開番号2025154395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057368
出願日2024-03-29
発明の名称シーリング材
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類C08L 71/02 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】低温で使用する際の糸引き性が改善されたシーリング材を提供すること。
【解決手段】反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含むシーリング材において、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、数平均分子量が、6,000~15,000であるか、又は1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.7個以下である(メタ)アクリル系重合体(B)を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含み、
前記(メタ)アクリル系重合体(B)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、
前記(メタ)アクリル系重合体(B)の数平均分子量が、6,000~15,000である、シーリング材。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記ポリオキシアルキレン系重合体(A)が、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.6個以上であるポリオキシアルキレン系重合体(a-1)と、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.0個以下であるポリオキシアルキレン系重合体(a-2)と、を含む、請求項1に記載のシーリング材。
【請求項3】
前記ポリオキシアルキレン系重合体(a-2)の重量W
(a-2)
に対する、前記ポリオキシアルキレン系重合体(a-1)の重量W
(a-1)
の比W
(a-1)
/W
(a-2)
が、0.56以下である、請求項2に記載のシーリング材。
【請求項4】
反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含み、
前記(メタ)アクリル系重合体(B)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、
前記(メタ)アクリル系重合体(B)の1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.7個以下である、シーリング材。
【請求項5】
前記ポリオキシアルキレン系重合体(A)が、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.6個以上であるポリオキシアルキレン重合体(a-1)と、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.0個以下であるポリオキシアルキレン重合体(a-2)と、を含む、請求項4に記載のシーリング材。
【請求項6】
前記ポリオキシアルキレン重合体(a-2)の重量W
(a-2)
に対する、前記ポリオキシアルキレン重合体(a-1)の重量W
(a-1)
の比W
(a-1)
/W
(a-2)
が、0.56以下である、請求項5に記載のシーリング材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含むシーリング材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体は、室温においても湿分等によるシリル基の加水分解反応等を伴うシロキサン結合の形成によって架橋し得る。反応性ケイ素基を有する有機重合体がかかる架橋反応によってゴム状硬化物を与える性質を有することが知られている。
【0003】
反応性ケイ素基を有する有機重合体の中でも、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とは、建築用シーリング材や工業用シーリング材に広く使用されている。(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-221501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とを含むシーリング材を使用する場合、低温での糸引き性に劣るという課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低温で使用する際の糸引き性が改善されたシーリング材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含むシーリング材において、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、数平均分子量が、6,000~15,000であるか、又は1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.7個以下である(メタ)アクリル系重合体(B)を用いることにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
より具体的には、本発明は、以下の(1)~(6)を提供する。
(1)反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含み、
(メタ)アクリル系重合体(B)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、
(メタ)アクリル系重合体(B)の数平均分子量が、6,000~15,000である、シーリング材。
(2)ポリオキシアルキレン系重合体(A)が、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.6個以上であるポリオキシアルキレン系重合体(a-1)と、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.0個以下であるポリオキシアルキレン系重合体(a-2)と、を含む、(1)に記載のシーリング材。
(3)ポリオキシアルキレン系重合体(a-2)の重量W
(a-2)
に対する、ポリオキシアルキレン系重合体(a-1)の重量W
(a-1)
の比W
(a-1)
/W
(a-2)
が、0.56以下である、(2)に記載のシーリング材。
(4)反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、を含み、
(メタ)アクリル系重合体(B)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、
(メタ)アクリル系重合体(B)の1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.7個以下である、シーリング材。
(5)ポリオキシアルキレン系重合体(A)が、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.6個以上であるポリオキシアルキレン重合体(a-1)と、
1分子当たりの反応性ケイ素基数が1.0個以下であるポリオキシアルキレン重合体(a-2)と、を含む、(4)に記載のシーリング材。
(6)ポリオキシアルキレン重合体(a-2)の重量W
(a-2)
に対する、ポリオキシアルキレン重合体(a-1)の重量W
(a-1)
の比W
(a-1)
/W
(a-2)
が、0.56以下である、(5)に記載のシーリング材。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低温で使用する際の糸引き性が改善されたシーリング材を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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