TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025154271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057183
出願日2024-03-29
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G01R 31/392 20190101AFI20251002BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両に搭載された電池の劣化係数の更新に伴う電池の容量の変化にユーザが違和感を覚えるのを抑制することが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】サーバ100は、蓄電装置120の劣化係数を更新するプロセッサ10と、通信部30と、を備える。劣化係数が更新されることにより蓄電装置120の容量の推定値が増加する場合には、通信部30は、ユーザに劣化係数が更新される旨を通知するための通知処理を実行し、プロセッサ10は、劣化係数を更新する。劣化係数が更新されることにより上記推定値が低下する場合には、通信部30は、上記通知処理を実行せず、プロセッサ10は、劣化係数を徐変させて劣化係数を更新する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電池の容量の推定値を算出するために用いられる前記電池の劣化係数を更新する制御装置であって、
前記劣化係数を更新する更新部と、
通知部と、を備え、
前記推定値および前記推定値に基づく前記電池の容量維持率の少なくとも一方は、報知装置によって前記車両のユーザに報知されており、
前記劣化係数が更新されることにより前記推定値が増加する第1の場合には、
前記通知部は、前記ユーザに前記劣化係数が更新される旨を通知するための通知処理を実行し、
前記更新部は、前記劣化係数を更新し、
前記劣化係数が更新されることにより前記推定値が低下する第2の場合には、
前記通知部は、前記通知処理を実行せず、
前記更新部は、前記劣化係数を徐変させて前記劣化係数を更新する、制御装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記更新部は、前記第1の場合に、前記通知部による前記通知処理が実行された後に、前記劣化係数を更新する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記更新部は、前記第2の場合に、前記劣化係数を段階的に変化させることにより前記劣化係数を徐変させる、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記更新部は、前記第2の場合において、
前記劣化係数の更新による前記推定値の低下量が閾値よりも大きい場合に、前記劣化係数を徐変させて前記劣化係数を更新し、
前記低下量が前記閾値以下の場合に、前記劣化係数を徐変させずに前記劣化係数を更新する、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記報知装置は、表示端末を含み、
前記通知部は、前記第1の場合に、前記劣化係数が更新される旨を示す情報が前記表示端末に表示されるように、前記通知処理を行う、請求項1または2に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-065423号公報(特許文献1)には、バッテリの劣化状態に対応する表示値を示す表示部が備えられた車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-065423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には記載されていないが、バッテリの劣化状態(容量)を推定するためにバッテリの劣化係数が用いられる場合がある。この劣化係数は、必要に応じて更新される場合があり、その場合、バッテリの容量の推定値が電池の劣化係数の更新に伴い変化する。車両のユーザは、バッテリの容量が急に変化したことに違和感を覚える場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載された電池の劣化係数の更新に伴う電池の容量の変化にユーザが違和感を感じるのを抑制することが可能な制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る制御装置は、車両に搭載される電池の容量の推定値を算出するために用いられる電池の劣化係数を更新する制御装置であって、劣化係数を更新する更新部と、通知部と、を備える。推定値および推定値に基づく電池の容量維持率の少なくとも一方は、報知装置によって車両のユーザに報知されている。劣化係数が更新されることにより推定値が増加する第1の場合には、通知部は、ユーザに劣化係数が更新される旨を通知するための通知処理を実行し、更新部は、劣化係数を更新する。劣化係数が更新されることにより推定値が低下する第2の場合には、通知部は、通知処理を実行せず、更新部は、劣化係数を徐変させて劣化係数を更新する。
【0007】
本開示の一の局面に係る制御装置では、劣化係数が更新されることにより推定値が増加する第1の場合に、通知部は、ユーザに劣化係数が更新される旨を通知するための通知処理を実行し、更新部は、劣化係数を更新する。これにより、ユーザは劣化係数が更新されることを示す情報を取得しているので、劣化係数が更新されることに伴って容量の推定値が変化しても、ユーザが違和感を覚えるのを抑制することができる。また、劣化係数が更新されることにより容量の推定値が低下する第2の場合に、通知部は、通知処理を実行せず、更新部は、劣化係数を徐変させて劣化係数を更新する。これにより、劣化係数を徐変することによって容量の推定値を徐々に変化させることができる。その結果、推定値が低下していることをユーザが認識し難くなるので、容量の推定値の変化に対してユーザが違和感を覚えるのを抑制することができる。
【0008】
更新部は、第1の場合に、通知部による通知処理が実行された後に、劣化係数を更新してもよい。このような構成により、劣化係数の更新に伴って容量の推定値が変化する前に、ユーザは、予め容量の推定値が変化することを知ることができる。その結果、ユーザが容量の推定値の変化に対して違和感を覚えるのをより抑制することができる。
【0009】
更新部は、第2の場合に、劣化係数を段階的に変化させることにより劣化係数を徐変させてもよい。このような構成により、更新部による処理を連続的に行わずに段階的(断続的)に行うことによって、劣化係数を更新することができる。その結果、更新部による処理を連続的に行う場合に比べて、更新部の処理負荷を軽減することができる。
【0010】
更新部は、第2の場合において、劣化係数の更新による推定値の低下量が閾値よりも大きい場合に、劣化係数を徐変させて劣化係数を更新し、低下量が閾値以下の場合に、劣化係数を徐変させずに劣化係数を更新してもよい。このような構成により、容量の低下量が比較的大きくユーザに違和感を比較的覚えさせやすい場合には、劣化係数を比較的緩やかに変化させることができるとともに、容量の低下量が比較的小さくユーザに違和感を比較的覚えさせにくい場合には、劣化係数を比較的速やかに変化させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
メジャー文具
5日前
日本精機株式会社
位置検出装置
11日前
日本精機株式会社
位置検出装置
11日前
日本精機株式会社
位置検出装置
11日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
4日前
アズビル株式会社
圧力センサ
10日前
ダイキン工業株式会社
監視装置
2日前
エイブリック株式会社
磁気センサ回路
10日前
株式会社ヨコオ
ソケット
4日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
13日前
株式会社チノー
放射光測温装置
4日前
株式会社ヨコオ
ソケット
3日前
株式会社ユーシン
操作検出装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
監視装置
3日前
TDK株式会社
ガスセンサ
10日前
TDK株式会社
ガスセンサ
4日前
株式会社東芝
重量測定装置
9日前
TDK株式会社
ガスセンサ
9日前
東レエンジニアリング株式会社
計量装置
13日前
TDK株式会社
磁気センサ
3日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
5日前
富士電機株式会社
エンコーダ
10日前
TDK株式会社
電磁波センサ
4日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
2日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
2日前
中国電力株式会社
電柱管理システム
2日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
2日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
2日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
2日前
三恵技研工業株式会社
融雪レドーム
3日前
株式会社熊谷組
RI計測装置
11日前
多摩川精機株式会社
冗長エンコーダ
3日前
ダイハツ工業株式会社
移動支援装置
3日前
アズビル株式会社
動粘度測定システム
11日前
株式会社精工技研
光電界センサヘッド
10日前
日鉄テックスエンジ株式会社
聴音装置
4日前
続きを見る