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公開番号
2025155394
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024059206
出願日
2024-04-01
発明の名称
共重合体、エポキシ樹脂用硬化剤、及び銅張積層板用硬化物
出願人
デンカ株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
222/04 20060101AFI20251006BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 本発明は、硬化物の低誘電性及び耐熱性を向上させることが可能な共重合体を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明の一態様は、炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)と、酸無水物単量体単位とを含む、共重合体である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)と、酸無水物単量体単位とを含む、共重合体。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)が、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、ブチルスチレン、ノルボルネン、インデン、アセナフチレン、ベンゾシクロブテン、ジシクロペンタジエン及びビニルナフタレン、並びにこれらの化合物が置換基により置換された化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つ以上であり、
前記置換基が、炭素数1~6の飽和炭化水素基である、請求項1に記載の共重合体。
【請求項3】
マレイミド系単量体単位をさらに含む、請求項1に記載の共重合体。
【請求項4】
前記共重合体100質量%において、前記炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)を5~50質量%、前記酸無水物単量体単位を2~25質量%、スチレン単量体単位を0~40質量%、マレイミド系単量体単位を2~50質量%含む、請求項1に記載の共重合体。
【請求項5】
スチレン単量体単位をさらに含む、請求項1に記載の共重合体。
【請求項6】
重量平均分子量が5万以下である、請求項1に記載の共重合体。
【請求項7】
重量平均分子量をMw、数平均分子量をMnとした場合、Mw/Mnが1.5~3.5である、請求項1に記載の共重合体。
【請求項8】
前記共重合体100質量%における、分子量1000未満の成分の含有量が5.0質量%未満である、請求項1に記載の共重合体。
【請求項9】
前記マレイミド系単量体単位がN-シクロヘキシルマレイミドである、請求項3に記載の共重合体。
【請求項10】
請求項1~請求項9の何れか1項に記載の共重合体を含む、エポキシ樹脂用硬化剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、共重合体、エポキシ樹脂用硬化剤、及び銅張積層板用硬化物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
回路を構成する電子部品同士の電気的な接続/絶縁、部品の機械的な配置/固定をするプリント基板として、銅張積層板(CCL:Copper Clad Laminate)が知られている。CCLは、ガラスファイバーにエポキシ樹脂又はポリフェニレンエーテル樹脂と反応性硬化剤とを含有する熱硬化性樹脂組成物を含浸させて、半硬化状態の樹脂シートであるプリプレグを得て、このプリプレグの両面を銅箔で挟んだものを複数枚重ね、加熱圧着して得られるものである。
【0003】
反応性硬化剤としては、誘電体損失が小さいことからスチレン-無水マレイン酸共重合体(SMA)が用いられることが多い。また、反応性硬化剤としてスチレン(St)-無水マレイン酸(MAH)-Nフェニルマレイミド(NPMI)共重合体が使用可能であることも知られている(特許文献1~2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-169276号公報
特開2009-197242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、信号の高周波化に伴い、基板材料の低誘電正接化のニーズが高まっている。また、樹脂シートを銅箔と張り合わせるため、高温で寸法差が生じ、反り等が起きる場合がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、硬化物の低誘電性及び耐熱性を向上させることが可能な共重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らが鋭意検討を行ったところ、共重合体のモノマーとして、特定の成分を採用することで、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明によれば、以下が提供される。
[1]炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)と、酸無水物単量体単位とを含む、共重合体。
[2]上記炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)が、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、ブチルスチレン、ノルボルネン、インデン、アセナフチレン、ベンゾシクロブテン、ジシクロペンタジエン及びビニルナフタレン、並びにこれらの化合物が置換基により置換された化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つ以上であり、上記置換基が、炭素数1~6の飽和炭化水素基である、[1]に記載の共重合体。
[3]マレイミド系単量体単位をさらに含む、[1]又は[2]に記載の共重合体。
[4]上記共重合体100質量%において、上記炭化水素系単量体単位(但し、スチレン単量体単位を除く)を5~50質量%、上記酸無水物単量体単位を2~25質量%、スチレン単量体単位を0~40質量%、マレイミド系単量体単位を2~50質量%含む、[1]~[3]のいずれかに記載の共重合体。
[5]スチレン単量体単位をさらに含む、[1]~[4]のいずれかに記載の共重合体。
[6]重量平均分子量が5万以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の共重合体。
[7]重量平均分子量をMw、数平均分子量をMnとした場合、Mw/Mnが1.5~3.5である、[1]~[6]のいずれかに記載の共重合体。
[8]上記共重合体100質量%における、分子量1000未満の成分の含有量が5.0質量%未満である、[1]~[7]のいずれかに記載の共重合体。
[9]上記マレイミド系単量体単位がN-シクロヘキシルマレイミドである、[3]~[8]に記載の共重合体。
[10][1]~[9]のいずれかに記載の共重合体を含む、エポキシ樹脂用硬化剤。
[11][10]に記載のエポキシ樹脂用硬化剤と、エポキシ樹脂とを含む、銅張積層板用硬化物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、硬化物の低誘電性及び耐熱性を向上させることが可能な共重合体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について、詳細に説明する。本発明は、これらの記載に限定されるものではない。以下に示す実施形態の各特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。さらに、以下の実施形態のうち、特許請求の範囲で規定されていない要素は、任意の要素であるので、省略可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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