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公開番号2025161374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064504
出願日2024-04-12
発明の名称毛髪用組成物、保湿剤、毛髪処理方法、毛髪の保湿方法、及び製造方法
出願人株式会社ミルボン
代理人
主分類A61K 8/64 20060101AFI20251017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】毛髪の保湿性を向上できる毛髪用組成物、該毛髪用組成物を用いた毛髪処理方法、毛髪の保湿性を向上できる新規な保湿剤、及び該保湿剤を用いた毛髪の保湿方法の提供。また、変性ペプチドの新規な製造方法の提供。
【解決手段】分子量が3000以上55000以下の範囲内に分布しており、特定の構造及び当該構造の塩から選ばれた単位を有する側鎖基を1種又は2種以上備える変性ペプチドが配合された毛髪用組成物、及び該毛髪用組成物を用いた毛髪処理方法。上記変性ペプチドを含む保湿剤、及び該保湿剤を用いた毛髪の保湿方法。所定の加水分解工程と、所定の変性工程とを備えた、変性ペプチドの製造方法。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
分子量が3000以上55000以下の範囲内に分布しており、下記式(1)~(7)で表される構造及び下記式(1)~(5)で表される構造の塩から選ばれた単位を有する側鎖基を1種又は2種以上備える変性ペプチドが配合された、毛髪用組成物。
-S-S-(CH



-COOH (1)
(式(1)中、nは1又は2である。)
-S-S-CH(CH

)-COOH (2)
-S-S-CH(COOH)-CH

-COOH (3)
-S-S-CH

-CH(NH

)-COOH (4)
-S-S-CH

-CH

-NH

(5)
-S-S-CH

-CH(OH)-CH

OH (6)
-S-S-CH

-COO-CH

-CH(OH)-CH

OH (7)
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記変性ペプチドが、分子量が3000以上40000以下の範囲内に分布しているものである、請求項1に記載の毛髪用組成物。
【請求項3】
ヘアケア用組成物、ヘアスタイリング用組成物、ヘアカラーリング用組成物、パーマネントウェーブ用組成物、ストレートパーマ用組成物、養毛用組成物、又は育毛用組成物の少なくともいずれかである、請求項1又は請求項2に記載の毛髪用組成物。
【請求項4】
前記変性ペプチドの主鎖が、ケラチンのミクロフィブリル由来のペプチドとケラチンのマトリックス由来のペプチドとを含むものである、請求項1又は請求項2に記載の毛髪用組成物。
【請求項5】
前記変性ペプチドの配合量が、0.000001質量%以上10質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の毛髪用組成物。
【請求項6】
分子量が3000以上55000以下の範囲内に分布しており、下記式(1)~(7)で表される構造及び下記式(1)~(5)で表される構造の塩から選ばれた単位を有する側鎖基を1種又は2種以上備える変性ペプチドを含む、保湿剤。
-S-S-(CH



-COOH (1)
(式(1)中、nは1又は2である。)
-S-S-CH(CH

)-COOH (2)
-S-S-CH(COOH)-CH

-COOH (3)
-S-S-CH

-CH(NH

)-COOH (4)
-S-S-CH

-CH

-NH

(5)
-S-S-CH

-CH(OH)-CH

OH (6)
-S-S-CH

-COO-CH

-CH(OH)-CH

OH (7)
【請求項7】
請求項1又は2に記載の毛髪用組成物を用いた、毛髪処理方法。
【請求項8】
請求項6に記載の保湿剤が配合された組成物を用いた、毛髪の保湿方法。
【請求項9】
チオグリコール酸又はその塩、3-メルカプトプロピオン酸又はその塩、チオ乳酸又はその塩、チオリンゴ酸又はその塩、システイン又はその塩、システアミン又はその塩、チオグリセリン、及びチオグリコール酸グリセリルから選ばれる1種又は2種以上、ケラチン、及び水を混合してケラチン混合液を調製する還元及び加水分解工程と、
前記還元及び加水分解工程の後に、ケラチン混合液に酸化剤を混合する変性工程と、
を備えた、
変性ペプチドの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪用組成物、保湿剤、毛髪処理方法、毛髪の保湿方法、及び製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪に所望の効能を付与するために、各種の成分を配合した毛髪用組成物が用いられている。毛髪は、その構成成分の一つとして、ケラチンがある。ケラチンに損傷を受けた毛髪の補修を目的として、蛋白質の加水分解物など各種のペプチドが配合された毛髪用組成物が提案されている。
【0003】
ペプチドが配合された毛髪用組成物の例として、特許文献1には、特定の側鎖基を備え、且つ、分子量範囲が40000未満のペプチドを配合したことを特徴とする毛髪処理剤が開示されている。特許文献1の毛髪処理剤は、損傷した毛髪の初期弾性率及び破断強度が向上できることなどが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-144126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示されるように、天然物由来のペプチド及びエステル基などの変性基を導入した変性ペプチドから適宜選定したものを毛髪処理剤に配合することにより、毛髪強度(例えば、引張り強度)などの毛髪特性を向上させることが知られている。
【0006】
しかしながら、毛髪に対して、毛髪強度以外の毛髪特性として、毛髪の保湿性を向上させることが求められることがある。損傷などによって毛髪の保湿性が低下すると、毛髪が乾燥状態となり、毛髪のツヤが低下したり、毛髪のまとまりが悪くなったりする場合がある。そのため、毛髪の保湿性を向上させることが要望されている。
【0007】
ここで、特許文献1に開示された変性ペプチドでは、毛髪の保湿性を向上させることは開示されていない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、毛髪の保湿性を向上できる毛髪用組成物の提供、及び該毛髪用組成物を用いた毛髪処理方法の提供を目的とする。
また、本発明の別の目的は、毛髪の保湿性を向上できる新規な保湿剤の提供、及び該保湿剤を用いた毛髪の保湿方法の提供である。
本発明のさらに別の目的は、変性ペプチドの新規な製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意検討を行ったところ、所定の変性ペプチドを配合した毛髪用組成物によれば、毛髪の保湿性を向上できることを見出した。併せて、上記の変性ペプチドが保湿剤として活用できることや上記の変性へプチドを得るための製造方法を新たに見出した。
【0010】
本発明は、以下の[1]~[10]の発明を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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