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公開番号2025163346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066484
出願日2024-04-17
発明の名称ドライアイス製造システム
出願人JFEエンジニアリング株式会社
代理人個人
主分類C01B 32/55 20170101AFI20251022BHJP(無機化学)
要約【課題】設備の簡素化及びコンパクト化と二酸化炭素の損失の最小化を両立するドライアイス製造システムを提供する。
【解決手段】本発明に係るドライアイス製造システム1は、液化二酸化炭素ドラム10と、液化二酸化炭素ドラム10を含んで液化二酸化炭素の循環経路を形成する液化二酸化炭素循環ラインと、液化二酸化炭素循環ラインを流れる液化二酸化炭素を駆動流体とし、二酸化炭素ガスを吸引流体とするエジェクタ40と、液化二酸化炭素ドラム10に貯留されている液化二酸化炭素のうちドライアイス生成用の液化二酸化炭素を払い出し、液化二酸化炭素減圧弁82によって固化を伴う圧力まで減圧してドライアイスを生成する液化二酸化炭素払出ライン81と、生成されたドライアイスを貯留するドライアイス貯留槽50と、減圧で発生した二酸化炭素ガスをドライアイス貯留槽50からエジェクタ40に供給する二酸化炭素ガスリサイクルライン83と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
液化二酸化炭素を貯留する液化二酸化炭素ドラムと、
前記液化二酸化炭素ドラムを含んで液化二酸化炭素の循環経路を形成する液化二酸化炭素循環ラインと、
前記液化二酸化炭素循環ラインに配設され、前記液化二酸化炭素循環ラインを流れる液化二酸化炭素を駆動流体とし、二酸化炭素ガスを吸引流体とするエジェクタと、
前記液化二酸化炭素ドラムに貯留されている液化二酸化炭素のうちドライアイス生成用の液化二酸化炭素を払い出し、払い出された液化二酸化炭素を液化二酸化炭素減圧弁によって固化を伴う圧力まで減圧してドライアイスを生成する液化二酸化炭素払出ラインと、
生成されたドライアイスを受け入れて貯留するドライアイス貯留槽と、
前記液化二酸化炭素減圧弁による減圧で発生した二酸化炭素ガスを前記ドライアイス貯留槽から前記エジェクタに供給する二酸化炭素ガスリサイクルラインと、を有することを特徴とするドライアイス製造システム。
続きを表示(約 87 文字)【請求項2】
前記エジェクタに対してさらに外部から二酸化炭素ガスを受け入れるガス受入ラインを有することを特徴とする請求項1に記載のドライアイス製造システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライアイスを製造するドライアイス製造システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、ドライアイスを製造するには、液体CO
2
を大気圧まで減圧させ、液体CO
2
が蒸発する際に蒸発潜熱を奪うことで残りの液体を冷却し、ドライアイスを製造する。このため、液体CO
2
の一部が蒸発して大気圧の二酸化炭素ガスとなってしまい、ドライアイスとならない二酸化炭素ガスが一定割合生じていた。
【0003】
この点、特許文献1には、減圧時に生成される二酸化炭素ガスをコンプレッサで圧縮して冷却したのち、膨張タービンで減圧することで一部をドライアイスとして回収する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006―117458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、コンプレッサとタービンを備えると設備が複雑かつ大掛かりになり、設備コストやメンテナンスコストも増大する。また、一部は排気として外部に出てしまうため、二酸化炭素の損失を生み出していた。
【0006】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、設備の簡素化及びコンパクト化と二酸化炭素の損失の最小化を両立するドライアイス製造システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係るドライアイス製造システムは、液化二酸化炭素を貯留する液化二酸化炭素ドラムと、
前記液化二酸化炭素ドラムを含んで液化二酸化炭素の循環経路を形成する液化二酸化炭素循環ラインと、
前記液化二酸化炭素循環ラインに配設され、前記液化二酸化炭素循環ラインを流れる液化二酸化炭素を駆動流体とし、二酸化炭素ガスを吸引流体とするエジェクタと、
前記液化二酸化炭素ドラムに貯留されている液化二酸化炭素のうちドライアイス生成用の液化二酸化炭素を払い出し、払い出された液化二酸化炭素を液化二酸化炭素減圧弁によって固化を伴う圧力まで減圧してドライアイスを生成する液化二酸化炭素払出ラインと、
生成されたドライアイスを受け入れて貯留するドライアイス貯留槽と、
前記液化二酸化炭素減圧弁による減圧で発生した二酸化炭素ガスを前記ドライアイス貯留槽から前記エジェクタに供給する二酸化炭素ガスリサイクルラインと、を有することを特徴とするものである。
【0008】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記エジェクタに対してさらに外部から二酸化炭素ガスを受け入れるガス受入ラインを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明のドライアイス製造システムによれば、設備の簡素化及びコンパクト化と二酸化炭素の損失の最小化を両立して、ドライアイスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態1に係るドライアイス製造システムを示す模式図である。
本発明の実施の形態2に係るドライアイス製造システムを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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