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公開番号
2025163463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-29
出願番号
2024066739
出願日
2024-04-17
発明の名称
充電制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20251022BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】充電が不十分になるのを抑制しながら二次電池のSOHの推定が不正確になるのを抑制することが可能な充電制御装置を提供する。
【解決手段】ECU10(充電制御装置)は、電池パック20のSOC-OCV特性カーブに基づく充電によるSOCの変化量と、充電による充電電力量とを用いて、電池パック20のSOHを推定する制御を行うとともに充電を制御するプロセッサ11を備える。プロセッサ11は、車両100のユーザの自宅220において充電が行われる場合に、電池パック20の分極が解消するのに要する時間に基づく待機時間T1の経過後に充電を開始する第1充電制御を実行し、自宅220以外において充電が行われる場合に、待機時間T1の経過前に充電を開始する第2充電制御を実行する。プロセッサ11は、第1充電制御および第2充電制御の各々の後に、SOHを推定する制御を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された二次電池の充電に関する制御を行う充電制御装置であって、
前記二次電池の充電率と開放電圧との関係を示すSOC-OCV特性カーブに基づく前記充電によるSOCの変化量と、前記充電による充電電力量とを用いて、前記二次電池のSOHを推定する制御を行う第1プロセッサと、
前記充電を制御する第2プロセッサと、を備え、
前記第2プロセッサは、
前記車両のユーザの自宅において前記充電が行われる場合に、前記二次電池の分極が解消するのに要する時間に基づく所定の充電前待機時間の経過後に前記充電を開始する第1充電制御を実行し、
前記自宅以外において前記充電が行われる場合に、前記充電前待機時間の経過前に前記充電を開始する第2充電制御を実行し、
前記第1プロセッサは、前記第1充電制御または前記第2充電制御による前記充電の終了後に、前記SOHを推定する制御を行う、充電制御装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記第1プロセッサは、前記第1充電制御による前記充電の終了から、前記二次電池の分極が解消するのに要する時間に基づく所定の充電後待機時間の経過後に、前記SOHを推定する制御を行う、請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記第2プロセッサは、前記自宅以外において前記充電が行われる場合に、前記第1充電制御の実行を前記ユーザにより指令されたときに、前記第2充電制御に代えて前記第1充電制御を実行する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記第2プロセッサは、前記自宅以外において前記充電が行われる場合に、前記充電前待機時間よりも所定時間以上長く前記充電が実行される予定のときに、前記第2充電制御に代えて前記第1充電制御を実行する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項5】
前記車両の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
前記第2プロセッサは、前記位置情報取得部によって取得された前記車両の前記位置情報に基づいて、前記第1充電制御および前記第2充電制御のいずれを実行するかを決定する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2016-139525号公報(特許文献1)には、車両に搭載される電池が開示されている。上記特許文献1では、電池の充電後に生じる分極が解消された場合のOCV(Open Circuit Voltage)を用いて電池のSOC(State Of Charge)が算出されている。そして、算出されたSOCに基づく容量維持率(SOH(State Of Health))を用いて電池の寿命判断が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-139525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、分極が解消されるには一定以上の時間を要する。このため、たとえば時間に余裕がない場合に分極を解消するための待機時間が設けられると、電池(二次電池)を十分に充電できない場合がある。一方で、分極を解消するための待機時間が設けられない場合、SOHの推定が不正確になると考えられる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、充電が不十分になるのを抑制しながら二次電池のSOHの推定が不正確になるのを抑制することが可能な充電制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る充電制御装置は、車両に搭載された二次電池の充電に関する制御を行う充電制御装置であって、二次電池の充電率と開放電圧との関係を示すSOC-OCV特性カーブに基づく充電によるSOCの変化量と、充電による充電電力量とを用いて、二次電池のSOHを推定する制御を行う第1プロセッサと、充電を制御する第2プロセッサと、を備える。第2プロセッサは、車両のユーザの自宅において充電が行われる場合に、二次電池の分極が解消するのに要する時間に基づく所定の充電前待機時間の経過後に充電を開始する第1充電制御を実行し、自宅以外において充電が行われる場合に、充電前待機時間の経過前に充電を開始する第2充電制御を実行する。第1プロセッサは、第1充電制御または第2充電制御による前記充電の終了後に、SOHを推定する制御を行う。
【0007】
本開示の一の局面に係る電池システムは、上記のように、車両のユーザの自宅において充電が行われる場合に、二次電池の分極が解消するのに要する時間に基づく充電前待機時間の経過後に充電を開始する第1充電制御が実行される。ここで、自宅において充電が実行される場合は、充電時間を比較的長く確保することが容易である。したがって、自宅において充電を実行する場合は、分極解消のための待機時間を設けることが容易である。これにより、自宅における第1充電制御後において、SOHを正確に推定することができる。また、自宅以外において充電が行われる場合に、充電前待機時間の経過前に充電を開始する第2充電制御が実行される。自宅以外において充電を実行する場合は、分極解消のための待機時間を設けることが自宅に比べて困難である。このため、自宅以外における第2充電制御において充電前待機時間を設けた場合、充電を十分に実行することができない恐れがある。したがって、第2充電制御において充電前待機時間の経過前に充電を開始することによって、二次電池の充電が不十分になるのを抑制することができる。これらによって、充電が不十分になることを抑制しながら二次電池のSOHの推定が不正確になるのを抑制することができる。
【0008】
第1プロセッサは、第1充電制御による充電の終了から、二次電池の分極が解消するのに要する時間に基づく所定の充電後待機時間の経過後に、SOHを推定する制御を行ってもよい。このような構成により、第1充電制御による充電後の分極に起因してSOHの推定が不正確になるのを抑制することができる。
【0009】
第2プロセッサは、自宅以外において充電が行われる場合に、第1充電制御の実行をユーザにより指令されたときに、第2充電制御に代えて第1充電制御を実行してもよい。このような構成により、自宅以外において充電が行われる場合においてユーザが分極の解消を希望しているときに、第1充電制御を実行することができる。
【0010】
第2プロセッサは、自宅以外において充電が行われる場合に、充電前待機時間よりも所定時間以上長く充電が実行される予定のときに、第2充電制御に代えて第1充電制御を実行してもよい。このような構成により、自宅以外において充電が行われる場合でも、充電を実行する時間を比較的長く確保できる場合に、分極を解消させた後に充電を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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