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公開番号
2024167650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083869
出願日
2023-05-22
発明の名称
樹脂製パレット及びその製造方法並びにドラム缶の移送方法
出願人
日進ゴム株式会社
,
株式会社佐野商会
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
19/32 20060101AFI20241127BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】
ドラム缶を積載して移送する場合に、ドラム缶が倒れにくくすることができる樹脂製パレットを提供する。
【解決手段】
上面側に複数の滑り止め部材20を備えた樹脂製パレット10において、その上面に基準ドラム缶100を4缶均等配置で積載した際に、基準ドラム缶100の底部チャイム102に接触している又は底部チャイム102からの距離が20mm以下である滑り止め部材20が、各基準ドラム缶100につき3個以上となるように前記滑り止め部材20を配するようにした。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上面側に複数の滑り止め部材を備えた樹脂製パレットであって、
その上面に基準ドラム缶を4缶均等配置で積載した際に、基準ドラム缶の底部チャイムに接触している又は底部チャイムからの距離が20mm以下である滑り止め部材が、各基準ドラム缶につき3個以上となるように前記滑り止め部材が配された
ことを特徴とする樹脂製パレット。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
その上面に基準ドラム缶を4缶均等配置で積載した際に、基準ドラム缶の底部チャイムに下方から接触している滑り止め部材が、各基準ドラム缶につき2個以上となるようにされた請求項1記載の樹脂製パレット。
【請求項3】
前記滑り止め部材は、樹脂製パレットの上面から突出して設けられ、
樹脂製パレットの上面に対する前記滑り止め部材の突出高さが1mm以上5mm以下である請求項1記載の樹脂製パレット。
【請求項4】
その上面に基準ドラム缶を3缶均等配置で積載した際にも、基準ドラム缶の底部チャイムに接触している又は底部チャイムからの距離が20mm以下である滑り止め部材が、各基準ドラム缶につき3個以上となるようにされた請求項1記載の樹脂製パレット。
【請求項5】
前記滑り止め部材の個数が、12個以上、70個以下である請求項1記載の樹脂製パレット。
【請求項6】
請求項1~4いずれか記載の樹脂製パレットを用いてドラム缶を移送するドラム缶の移送方法。
【請求項7】
上面側に複数の滑り止め部材を備えた樹脂製パレットの製造方法であって、
所定の寸法を有する基準ドラム缶を定める基準ドラム缶決定工程と、
樹脂製パレットの上面に基準ドラム缶を4缶均等配置で積載した際に、基準ドラム缶の底部チャイムに接触している又は底部チャイムからの距離が20mm以下である滑り止め部材が、各基準ドラム缶につき3個以上となるように前記滑り止め部材の配置を決定する滑り止め配置決定工程と
を経ることを特徴とする樹脂製パレットの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製パレットに関する。本発明はまた、この樹脂製パレットの製造方法と、この樹脂製パレットを用いたドラム缶の移送方法にも関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
倉庫等で荷役作業を行う際には、パレットを使用することが一般的となっている。パレットの側面には、フォークリフトやハンドリフトの爪を差し込むための差込口が設けられている。荷物をパレットの上面に載置しておくことによって、フォークリフトやハンドリフトを用いた荷役作業を効率的に行うことが可能になる。
【0003】
パレットは、木製のものが広く普及している。しかし、木製のパレットには、腐りやすいという欠点がある。また、表面がささくれ立った状態になりやすいという欠点もある。このため、近年は、樹脂製のパレットも普及し始めている。ところが、樹脂製のパレットは、木製のパレットと比較して表面が滑らかな傾向がある。このため、パレットに載せた荷物がパレットの上面に対して滑りやすいという問題があった。
【0004】
この点、特許文献1の図1には、その上面の略全面に滑り止めシート4が貼着された運搬用パレット1が記載されている。この滑り止めシート4は、シリコーン混和物から形成されており、荷物の荷重により変形し、荷物の表面にあるミクロの凹凸に馴染んで、荷物を固定する(滑りにくくする)ことができるとされている。しかし、このようにパレット1の上面全体に滑り止めシート4を設けるようにすると、荷物の荷重が滑り止めシート4に対して分散してかかるため、例えば、滑り止めシートの表面や荷物の底部等に液状物(水、油、樹脂エマルジョン等)が付着している場合等に、十分な滑り止め効果が得られないおそれがあった。
【0005】
一方、特許文献2の図1(b)には、その上面に滑り止め材4をスポット状に装着した合成樹脂製のパレット1が記載されている。この滑り止め材4は、同文献の段落0015に記載のように、パレット1の上面よりもわずかに(0.7mm)高くなっている。パレット1の上面に荷物を載せると、荷物の荷重がスポット状の滑り止め材4に対して集中的にかかるため、荷物の底部を滑り止め材4に密着させやすくなる。このため、例えば、滑り止め材4の表面や荷物の底部等に液状物が付着している場合であっても、滑り止めシートに比べれば、荷物が滑りにくくすることができる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-081268号公報
特開平10-077038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、樹脂製パレットは、ドラム缶の移送にもよく用いられている。ドラム缶は、底部面積に対して高さがあるため、パレットに積載して移送している際に、衝撃やパレットの傾き等によって、パレット上で倒れるおそれがある。ところが、特許文献2の図1(b)に記載のパレット1では、ドラム缶の倒れやすさに対する工夫等は特になされていなかった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、ドラム缶を積載して移送する場合に、ドラム缶が倒れにくくすることができる樹脂製パレットを提供するものである。また、この樹脂製パレットの製造方法と、この樹脂製パレットを用いたドラム缶の移送方法を提供することも本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、
上面側に複数の滑り止め部材を備えた樹脂製パレットであって、
その上面に基準ドラム缶を4缶均等配置で積載した際に、基準ドラム缶の底部チャイムに接触している又は底部チャイムからの距離が20mm以下である滑り止め部材が、各基準ドラム缶につき3個以上となるように前記滑り止め部材が配された
ことを特徴とする樹脂製パレット
を提供することによって解決される。
【0010】
ここで、「基準ドラム缶」とは、JIS Z1600に準拠し、クロージングリングの外径(D4)が約613mmであり、底部チャイムの外径(D3)が約580mmであり、底部チャイムの内径が約567mmであるドラム缶のことをいう。また、「4缶均等配置」とは、後掲の図4に示すように、4缶の基準ドラム缶が、平面視略正方格子状に外接した状態で、かつ、樹脂製パレットを前後左右に4等分割した各区画に各基準ドラム缶が1つずつ収まる状態で、樹脂製パレットの略中央に配された配置のことをいう。さらに、「底部チャイムからの距離」とは、滑り止め部材が底部チャイムの外側にある場合には、底部チャイムの外壁からの距離を意味するものとし、滑り止め部材が底部チャイムの内側にある場合には、底部チャイムの内壁からの距離を意味するものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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