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公開番号2024173333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091686
出願日2023-06-02
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 23/00 20060101AFI20241205BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】過給機を含むと共に車両に搭載される内燃機関において、過給機の回転数の低下を抑制するアンチラグ制御を適正に実行する。
【解決手段】過給機を含むと共に車両に搭載される内燃機関の制御装置は、車両のアクセル開度が、所定開度以上になった後に当該所定開度よりも小さい予め定められた小開度以下に所定時間だけ維持されたこと、および内燃機関の回転数が所定の回転数範囲内に含まれることを条件に、過給機の回転数の低下を抑制するアンチラグ制御を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
過給機を含むと共に車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、
前記車両のアクセル開度が、所定開度以上になった後に前記所定開度よりも小さい予め定められた小開度以下に所定時間だけ維持されたこと、および前記内燃機関の回転数が所定の回転数範囲内に含まれることを条件に、前記過給機の回転数の低下を抑制するアンチラグ制御を実行する内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
前記アンチラグ制御の開始後に、予め定められた実行時間が経過した段階で、他の実行条件の成立に拘わらず前記アンチラグ制御を終了させる内燃機関の制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、
前記車両の車速が所定車速以上であることを条件に、前記アンチラグ制御を実行する内燃機関の制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の内燃機関の制御装置において、
前記車両の運転者の要求に応じて車外装置により前記アンチラグ制御の実行が許可されていることを条件に、前記アンチラグ制御を実行する内燃機関の制御装置。
【請求項5】
請求項1から4の何れか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記アンチラグ制御は、前記内燃機関におけるフューエルカットを禁止し、前記内燃機関の吸入空気量をアイドル運転時に比べて嵩上げし、かつ前記内燃機関における点火時期を遅角する内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、過給機を含むと共に車両に搭載される内燃機関を制御する内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排気ポートを有するシリンダヘッドと、吸気通路に配置されたコンプレッサおよび排気通路における排気ポートの下流に配置されたタービンを有するターボ過給機と、コンプレッサの下流側に位置するように吸気通路に配置されたインタークーラとを含む過給エンジンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-106555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような過給機を有する内燃機関では、例えばアクセルペダルの踏み込みが解除されているときに点火時期を遅角してタービン直前で未燃焼ガスを燃焼させることで、排気ガスのエネルギー不足を補ってタービン回転数の低下を抑制し、その後にアクセルペダルが踏み込まれたときの再加速性を向上させることができるであろう。しかしながら、タービン回転数の低下を抑制する制御の実行タイミングによっては、減速後の再加速時における過給圧を良好に確保し得なくなることがある。
【0005】
そこで、本開示は、過給機を含むと共に車両に搭載される内燃機関において、過給機の回転数の低下を抑制するアンチラグ制御を適正に実行することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の内燃機関の制御装置は、過給機を含むと共に車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、前記車両のアクセル開度が、所定開度以上になった後に前記所定開度よりも小さい予め定められた小開度以下に所定時間だけ維持されたこと、および前記内燃機関の回転数が所定の回転数範囲内に含まれることを条件に、前記過給機の回転数の低下を抑制するアンチラグ制御を実行するものである。
【0007】
本開示の内燃機関の制御装置によれば、車両の運転者による減速要求に応じて、過給機の回転数の低下を抑制するアンチラグ制御を適正に実行することが可能となるので、減速後の再加速時における過給圧を良好に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の制御装置により制御される内燃機関を示す概略構成図である。
本開示の制御装置を示す制御ブロック図である。
本開示の制御装置により実行されるルーチンを例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示の制御装置により制御される内燃機関であるエンジン10を示す概略構成図である。同図に示すエンジン10は、は、当該エンジン10のみを動力発生源とする車両、あるいは当該エンジン10に加えてモータジェネレータを含むハイブリッド車両である車両1に搭載される。本実施形態において、エンジン10は、エンジンブロック11に形成された複数の燃焼室(気筒)12における炭化水素系燃料と空気との混合気の燃焼に伴うピストン13の往復運動をクランクシャフト(出力軸)14の回転運動へと変換する多気筒ガソリンエンジン(例えば、直列4気筒エンジンあるいはV型6気筒エンジン)である。
(【0011】以降は省略されています)

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