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公開番号2025106628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2022056527
出願日2022-03-30
発明の名称鞍乗型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 35/00 20060101AFI20250709BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】鞍乗型車両に搭載される複数の気筒を有する内燃機関おいて、排気ガスセンサの保護性能を十分に確保しつつ排気ガスセンサを排気浄化用触媒の上流側に好適に配置することを可能にする構成を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両10は、各気筒の排気ポートに接続される複数の排気管68が集合する集合排気管70と、その下流側に配置される排気浄化用触媒54aと、その上流側に設けられる排気ガスセンサ60とを備える。複数の前記排気管の各々は、クランク軸よりも上側に位置する対応する排気ポートから延び、触媒は、クランク軸の下側に配置されるとともに、車両の前後方向においてクランク軸と重なる位置に配置されていて、排気ガスセンサの少なくとも一部は、複数の排気管68とエンジン本体34Bとの間の領域に延びるように設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の気筒を有する内燃機関(34)を搭載した鞍乗型車両(10)であって、
各気筒の排気ポート(39c)に接続される複数の排気管(68)が集合する集合排気管(70)と、
前記集合排気管(70)の下流側に配置される排気浄化用触媒(54a)と、
前記排気浄化用触媒(54a)の上流側に設けられる排気ガスセンサ(60)と
を備え
複数の前記排気管(68)の各々は、前記内燃機関(34)のクランク軸(35)よりも上側に位置する対応する前記排気ポート(39c)から延び、
前記触媒(54a)は、前記クランク軸(35)の下側に配置されるとともに、前記車両(10)の前後方向において前記内燃機関(34)の前記クランク軸(35)と重なる位置に配置されていて、
前記排気ガスセンサ(60)の少なくとも一部は、複数の前記排気管(68)と前記内燃機関(34)のエンジン本体(34B)との間の領域(R)に延びるように設けられている
ことを特徴とする鞍乗型車両(10)。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記排気ガスセンサ(60)は前記集合排気管(70、170)に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(10)。
【請求項3】
前記触媒(54a)の上流側に2つの前記集合排気管(70)があり、
前記車両(10)の側面視において2つの前記集合排気管(70)は少なくとも一部が重なり合う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両(10)。
【請求項4】
2つの前記集合排気管(70)の各々に前記排気ガスセンサ(60)を配置し、
2つの前記排気ガスセンサ(60)は、車幅方向において、互いに同一方向に向けて配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両(10)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関を搭載した自動二輪車などである鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動二輪車において、多気筒エンジンつまり、複数の気筒を有する内燃機関を備えることが行われている。例えば、特許文献1の自動二輪車は、多気筒エンジンの各気筒の排気口に接続される複数の排気管と、連通孔を介して対となる排気管同士を連結する連結管と、排気管の前方に配置されるラジエータとを備える。特許文献1が開示するエンジンは、4つの気筒を有し、その気筒配列は、左から右に向けて1番気筒、2番気筒、3番気筒及び4番気筒が直列に並ぶ。1番気筒の排気管と2番気筒の排気管が合流部で合流し、3番気筒の排気管と4番気筒の排気管が合流部で合流する。更に、それら合流部が相互に合流することで、1番気筒から4番気筒の4本の排気管が最終的に単一の集合管に集合する。この集合管にはマフラーが接続され、このマフラーから排気ガスが排出される。連結管は、1番気筒及び4番気筒の排気管を連結する第1の連結管と、2番気筒及び3番気筒の排気管を連結する第2の連結管とを含み、第1の連結管は、第2の連結管よりも上方に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-2840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の自動二輪車でも、内燃機関の排気通路に排気浄化用触媒が配置されることが望まれるが、それに関する記載は特許文献1にない。一方で、排気浄化用触媒を設ける場合、その上流側に酸素センサなどの排気ガスセンサを設けて例えば燃料噴射制御が行われることが望まれる。しかし、自動二輪車における各種装置のレイアウトには種々の制約があり、例えば排気ガスセンサの保護性能を十分に確保しつつ排気ガスセンサを排気浄化用触媒の上流側に配置することは容易でない。本発明の目的は、例えば自動二輪車である鞍乗型車両に搭載される複数の気筒を有する内燃機関おいて、排気ガスセンサの保護性能を十分に確保しつつ排気ガスセンサを排気浄化用触媒の上流側に好適に配置することを可能にする構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
複数の気筒を有する内燃機関を搭載した鞍乗型車両であって、
各気筒の排気ポートに接続される複数の排気管が集合する集合排気管と、
前記集合排気管の下流側に配置される排気浄化用触媒と、
前記排気浄化用触媒の上流側に設けられる排気ガスセンサと
を備え
複数の前記排気管の各々は、前記内燃機関のクランク軸よりも上側に位置する対応する前記排気ポートから延び、
前記触媒は、前記クランク軸の下側に配置されるとともに、前記車両の前後方向において前記内燃機関の前記クランク軸と重なる位置に配置されていて、
前記排気ガスセンサの少なくとも一部は、複数の前記排気管と前記内燃機関のエンジン本体との間の領域に延びるように設けられている
ことを特徴とする鞍乗型車両
を提供する。
【0006】
上記構成によれば、複数の排気管とエンジン本体との間の領域を有効に活用して排気ガスセンサを配置することができ、また、排気管の後側に排気ガスセンサを隠すように配置することができる。これにより、例えば前輪により跳ね上げられる石等から排気ガスセンサを保護することができる。このように、鞍乗型車両に搭載される複数の気筒を有する内燃機関おいて、排気ガスセンサの保護性能を十分に確保しつつ排気ガスセンサを排気浄化用触媒の上流側に好適に配置することが可能になる。
【0007】
好ましくは、前記排気ガスセンサは前記集合排気管に配置されている。この構成によれば、その排気ガスセンサを用いて、集合排気管内で各排気管から排出された排気ガスが混ざり合った排気ガスをセンシングすることが可能になり、排気ガスセンサにおける検出精度を向上させることができる。
【0008】
好ましくは、前記触媒の上流側に2つの前記集合排気管があり、前記車両の側面視において2つの前記集合排気管は少なくとも一部が重なり合う。この構成によれば、排気管の集合部をコンパクトに配置することができる。
【0009】
好ましくは、2つの前記集合排気管の各々に前記排気ガスセンサを配置し、2つの前記排気ガスセンサは、車幅方向において、互いに同一方向に向けて配置されている。この構成によれば、2つの排気ガスセンサの組み付け時の相互干渉を防ぐことができ、それらの組み付けの効率を高めることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記一態様によれば、上記構成を備えるので、鞍乗型車両に搭載される複数の気筒を有する内燃機関おいて、排気ガスセンサの保護性能を十分に確保しつつ排気ガスセンサを排気浄化用触媒の上流側に好適に配置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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