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公開番号2025111108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005293
出願日2024-01-17
発明の名称非接触充電装置の配置構造
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 53/22 20190101AFI20250723BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリの搭載スペースを確保しながら非接触充電装置を配置することが可能な非接触充電装置の配置構造を提供する。
【解決手段】車両に搭載されるバッテリ4を非接触で充電可能な非接触充電装置1の配置構造は、非接触充電装置1は、給電装置の一次コイルに対向して設けられる二次コイル11と、一次コイルから二次コイル11に伝送された交流電力を、バッテリ4を充電可能な直流電力に変換する電力変換部12と、を備え、車両は、バッテリ4からの電力により駆動される走行用モータMと、走行用モータMを収容するハウジングHと、ハウジングHの底部に設けられ、走行用モータMを冷却するオイルが貯留されるオイルパンHPと、を有する車両用駆動装置5を備え、オイルパンHPは、底部が水平面に対して傾斜する傾斜面70を含んでおり、電力変換部12の少なくとも一部が、傾斜面70に対向して設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されるバッテリを非接触で充電可能な非接触充電装置の配置構造であって、
前記非接触充電装置は、給電装置の一次コイルに対向して設けられる二次コイルと、前記一次コイルから前記二次コイルに伝送された交流電力を、前記バッテリを充電可能な直流電力に変換する電力変換部と、を備え、
前記車両は、前記バッテリからの電力により駆動される走行用モータと、前記走行用モータを収容するハウジングと、前記ハウジングの底部に設けられ、前記走行用モータを冷却するオイルが貯留されるオイルパンと、を有する車両用駆動装置を備え、
前記オイルパンは、底部が水平面に対して傾斜する傾斜面を含んでおり、
前記電力変換部の少なくとも一部が、前記傾斜面に対向して設けられる非接触充電装置の配置構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記電力変換部は、通電に応じた発熱量が所定値以上の発熱部と、前記発熱量が前記所定値未満の非発熱部とを含み、
前記車両用駆動装置は、前記オイルパンの鉛直下方側領域に配置されたオイルポンプを有しており、
前記発熱部は、前記傾斜面における鉛直上方側領域に対向して設けられる請求項1に記載の非接触充電装置の配置構造。
【請求項3】
前記電力変換部は、前記オイルパンと離間した状態で設けられている請求項1又は2に記載の非接触充電装置の配置構造。
【請求項4】
前記非接触充電装置を支持する支持部材は、前記オイルパンと一体化されている請求項1又は2に記載の非接触充電装置の配置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるバッテリを非接触で充電可能な非接触充電装置の配置構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるバッテリを非接触で充電する技術が検討されている。このような技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
【0003】
特許文献1には、非接触で充電可能なバッテリを備えた車両について記載されている。この車両は、給電装置の送電ユニットから非接触で受電する受電ユニットと、受電ユニットにより受電した電力を用いて車両推進の駆動力を発生する電気駆動装置と、を備えている。受電ユニットの受電コイルの内側にはオイルパンが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-268664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の車両では、送電ユニットから受電ユニットに給電されている間に、受電コイルの周囲に生じる電磁場によりオイルパンのオイルを温めるように構成されている。しかしながら、車両の走行中にオイルが温められると、車両が停車した場合であっても、オイルの温度が冷えるまで受電コイルが温められることになる。受電コイルは温度が高くなると許容電流が小さくなるため、オイルの温度が冷えるまで給電ユニットにおける給電効率が低下し、効率よくバッテリを充電することができない。また、受電コイルからオイルへの熱伝達効率を向上するには、受電ユニットをオイルパンに対向して配置する必要があり、スペースを確保しなければならない。このようなスペースを確保する方法の一つとして、例えばバッテリのサイズを縮小することが考えられるが、バッテリのサイズを縮小すると、バッテリの電力量が少なくなり、車両の航続距離が短くなる。したがって、特許文献1に記載の技術は、検討の余地がある。
【0006】
そこで、バッテリの搭載スペースを確保しながら非接触充電装置を配置することが可能な非接触充電装置の配置構造が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る非接触充電装置の配置構造の特徴構成は、車両に搭載されるバッテリを非接触で充電可能な非接触充電装置の配置構造であって、前記非接触充電装置は、給電装置の一次コイルに対向して設けられる二次コイルと、前記一次コイルから前記二次コイルに伝送された交流電力を、前記バッテリを充電可能な直流電力に変換する電力変換部と、を備え、前記車両は、前記バッテリからの電力により駆動される走行用モータと、前記走行用モータを収容するハウジングと、前記ハウジングの底部に設けられ、前記走行用モータを冷却するオイルが貯留されるオイルパンと、を有する車両用駆動装置を備え、前記オイルパンは、底部が水平面に対して傾斜する傾斜面を含んでおり、前記電力変換部の少なくとも一部が、前記傾斜面に対向して設けられる点にある。
【0008】
オイルパンの底部を傾斜させることでオイルを貯留しやすくなる一方、オイルパンの傾斜面の下部領域は、水平面に対する傾斜面の角度によっては、車両機器類を配置し難く、デッドスペースとなることがある。しかしながら、本構成によれば、傾斜面に対向して電力変換部の少なくとも一部を配置することで、上述したデッドスペースを有効に活用できる。また、電力変換部を傾斜面と対向して設けることで、バッテリを設けることが可能な領域をより広げることができるので、バッテリ容量を確保することが可能となる。また、電力変換部と、バッテリと、車両用駆動装置とを互いに近接させることができるので、これらを電気的に接続するハーネスを短くすることができる。したがって、電力損失を低減することができ、ハーネスの重量を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
非接触給電装置を備えた車両の側面図である。
非接触給電装置と車両用駆動装置との配置関係を示す図である。
非接触給電装置と車両用駆動装置とを下方から見た図である。
別実施形態の配置関係を示す図である。
別実施形態の配置関係を示す図である。
別実施形態の配置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る非接触充電装置の配置構造では、車両に搭載されるバッテリの搭載スペースを確保しながら、当該バッテリを非接触で充電可能な非接触充電装置を配置することが可能である。以下、本実施形態の非接触充電装置の配置構造(以下「配置構造」とする)について説明する。ただし、配置構造は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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