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公開番号
2025037416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144337
出願日
2023-09-06
発明の名称
アンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
H01Q
1/22 20060101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】アンテナ特性の良好なアンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両を提供する。
【解決手段】アンテナ付き車両用窓ガラスは、アンテナエレメントと、前記アンテナエレメントに接続される信号線と、グランド導体と、前記グランド導体に接続されるグランド線とを有するアンテナ装置と、車体の窓枠に取り付けられ、車室外側の主面と車室内側の主面との間を貫通する第1貫通孔と、前記車室内側の主面に形成される導電膜とを有するガラス板であって、前記車室外側の主面のうちの前記第1貫通孔と重なる部分に前記アンテナ装置が取り付けられるガラス板とを含み、前記アンテナ装置のアンテナエレメントに接続される信号線と、前記アンテナ装置のグランド導体に接続されるグランド線とは前記第1貫通孔を介して前記車室内に通されており、前記導電膜は、前記グランド導体と容量結合している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンテナエレメントと、前記アンテナエレメントに接続される信号線と、グランド導体と、前記グランド導体に接続されるグランド線とを有するアンテナ装置と、
車体の窓枠に取り付けられ、車室外側の主面と車室内側の主面との間を貫通する貫通孔と、前記車室内側の主面に形成される、又は、前記車室内側の主面に沿って形成される導電膜とを有するガラス板であって、前記車室外側の主面のうちの前記貫通孔と重なる部分に前記アンテナ装置が取り付けられるガラス板と
を含み、
前記アンテナ装置のアンテナエレメントに接続される信号線と、前記アンテナ装置のグランド導体に接続されるグランド線とは前記貫通孔を介して前記車室内に通されており、
前記導電膜は、前記グランド導体と容量結合している、アンテナ付き車両用窓ガラス。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記導電膜は、前記車室内側の主面のうちの平面視で前記アンテナ装置と重なる部分に形成されている、請求項1に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項3】
前記導電膜は、Low-E膜である、請求項1又は2に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項4】
前記導電膜は、前記グランド線と電気的に接続されている、請求項1又は2に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項5】
前記導電膜は、前記車体と電気的に接続されている、請求項1又は2に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項6】
前記導電膜に電気的に接続される一端と、前記車体に電気的に接続される他端とを有する接続導体をさらに含む、請求項5に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項7】
前記導電膜は、前記車体と容量結合している、請求項5に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項8】
前記ガラス板は、強化ガラスである、請求項1又は2に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項9】
前記ガラス板は、
前記車室外側の第1主面と、前記車室内側の第2主面とを有する第1ガラス板と、
前記第1ガラス板よりも車室内側に位置し、前記車室外側の第3主面と、前記車室内側の第4主面とを有する第2ガラス板と、
前記第1ガラス板及び前記第2ガラス板の間に設けられる中間膜と
を有する、合わせガラスである、請求項1又は2に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
【請求項10】
前記導電膜は、前記第4主面に形成されている、請求項9に記載のアンテナ付き車両用窓ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に取り付けられるアンテナとして、例えば、車両のルーフに突起状のカバー内に種々のアンテナ素子を格納したアンテナ装置、いわゆるシャークフィンアンテナが知られている。また、車両のルーフに開口部を有し、該開口部にルーフガラスを配置する車種もある。開口部にルーフガラスを配置する場合、ルーフガラスには貫通孔が形成されており、該貫通孔を介して、シャークフィンアンテナへの電源線、信号線などが車両内部の電源や信号源と接続される。ルーフガラスには貫通孔を形成し、シャークフィンアンテナを取り付けた車両用窓ガラスとして、アンテナ装着体を備えた車両用窓ガラスであって、外側ガラス板、中間層、および内側ガラス板からなる複合ガラス板内の開口部であって、内側ガラス板が、開口部に隣接する凹部を有する開口部と、開口部の周りの領域内で外側ガラス板の上部に配設された接着剤および接着剤上に配設され固定された装着プレートと、を備える車両用窓ガラスがある。車両用窓ガラスは、開口部内ならびに凹部内および/または凹部下方のロッド形状のアンテナ装着体を備えた、装着プレート上のアンテナ収容部と、凹部の下方または凹部内のアンテナ装着体上のナットまたはクリップと、を備える車両用窓ガラスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-533169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両のルーフの開口部に取り付けられるルーフガラスとして、熱線反射膜やLow-E(Low Emissivity:低反射)コート、等の導電膜がガラス面に設けられた車両用窓ガラスが知られている。従来の車両用窓ガラスは、ルーフガラスの導体膜をアンテナ収容部内のアンテナのグランド層として利用する構成を有していない。このため、アンテナ収容部内のグランド層の面積が狭くなり、十分なアンテナ特性が得られなかった。
【0005】
そこで、アンテナ特性の良好なアンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態のアンテナ付き車両用窓ガラスは、アンテナエレメントと、前記アンテナエレメントに接続される信号線と、グランド導体と、前記グランド導体に接続されるグランド線とを有するアンテナ装置と、車体の窓枠に取り付けられ、車室外側の主面と車室内側の主面との間を貫通する第1貫通孔と、前記車室内側の主面に形成される導電膜とを有するガラス板であって、前記車室外側の主面のうちの前記第1貫通孔と重なる部分に前記アンテナ装置が取り付けられるガラス板とを含み、前記アンテナ装置のアンテナエレメントに接続される信号線と、前記アンテナ装置のグランド導体に接続されるグランド線とは前記第1貫通孔を介して前記車室内に通されており、前記導電膜は、前記グランド導体と容量結合している。
【発明の効果】
【0007】
アンテナ特性の良好なアンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のアンテナ付き車両用窓ガラスの断面構成の一例を示す図である。
実施形態の車両用窓ガラスのアンテナ装置のグランド導体の半径に対するアンテナ装置50の共振周波数及び最大ゲインのシミュレーション結果の一例を示す図である。
実施形態の車両用窓ガラスのLow-E膜のシート抵抗に対するアンテナ装置の最大ゲインのシミュレーション結果の一例を示す図である。
実施形態の車両用窓ガラスの合わせガラスの厚さに対するアンテナ装置の最大ゲインのシミュレーション結果の一例を示す図である。
実施形態の変形例のアンテナ付き車両用窓ガラスの断面構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示のアンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両を適用した実施形態について説明する。以下では、同一の要素に同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。
【0010】
以下では、XYZ座標系を定義して説明する。X軸に平行な方向(X方向)、Y軸に平行な方向(Y方向)、Z軸に平行な方向(Z方向)は、互いに直交する。また、以下では、説明の便宜上、-Z方向側を下側又は下、+Z方向側を上側又は上と称す場合があるが、普遍的な上下関係を示すものではない。また、平面視とはXY面視することをいう。また、以下では構成が分かりやすくなるように各部の長さ、太さ、厚さ等を誇張して示す場合がある。また、平行、直角、直交、水平、垂直、上下等の文言は、実施形態の効果を損なわない程度のずれを許容するものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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