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公開番号
2025074132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2025028750,2023202778
出願日
2025-02-26,2018-04-27
発明の名称
ガラス板および窓
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03C
3/091 20060101AFI20250502BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】電波利用機器の使用において電波送受信の障害となりにくい、窓材用のガラス板
そのガラス板を備える窓、およびそのガラス板を備える無線通信機器を提供することを課
題とする。
【解決手段】18mm厚さに換算した周波数100GHzにおける電波透過率が20%以
上であるガラス板、そのガラス板を備える窓、およびそのガラス板を備える無線通信機器
が提供される。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
18mm厚さに換算した周波数100GHzにおける電波透過率が20%以上であり、
酸化物基準のモル百分率表示で、各成分を下記含有量:
55≦SiO
2
≦75
1.44≦Al
2
O
3
≦9
0.5≦B
2
O
3
≦13
0≦MgO≦15
0≦CaO≦20
0≦SrO≦15
0≦BaO≦1
0.01≦Li
2
O≦19.1
0≦Na
2
O≦16
0.9≦K
2
O≦16
0≦ZrO
2
≦2
0.001≦Fe
2
O
3
≦5
0.001≦TiO
2
≦5
0.91≦R
2
O≦20
0≦RO≦20
85≦SiO
2
+Al
2
O
3
+MgO+CaO+SrO+BaO+Li
2
O+Na
2
O
+K
2
O+Fe
2
O
3
+TiO
2
≦100
10<7Al
2
O
3
+3MgO-4Li
2
O≦66
0≦Na
2
O/R
2
O≦0.8
0≦PbO<0.001
0≦ZnO≦3
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
18mm厚さに換算した周波数100GHzにおける電波透過率が25%以上である請
求項1に記載のガラス板。
【請求項3】
18mm厚さに換算した周波数100GHzにおける電波透過率が84%以下である、
請求項1または2に記載のガラス板。
【請求項4】
周波数10GHz、電界強度1V/mの平面波を、開口から2λ離れた波源より、厚さ
1.2λのガラス板に入射した場合に、開口から10λ離れた観測点での電界強度をy(
V/m)、開口面積S(mm
2
)をλ
2
で割った値をxとして、線形近似がy>(0.0
607×x)である、請求項1~3のいずれか一項に記載のガラス板。
【請求項5】
周波数100GHzにおける近似透過率をy’、ガラス板の厚さをx’(mm)として
、指数近似がy’>exp(-0.081×x’)である、請求項1~4のいずれか一項
に記載のガラス板。
【請求項6】
18mm厚さに換算した、周波数6~20GHzにおける周波数x’’と電波透過率y
’’との関係をy’’=[定数1]×e
[定数2]×x’’
という関数に近似した指数近
似において、
y’’>0.8619e
-0.015x’’
である、請求項1~5のいずれか一項に記載のガラス板。
【請求項7】
面積が900mm
2
以上である、請求項1~6のいずれか一項に記載のガラス板。
【請求項8】
比重が2.40~3.00であり、ヤング率が60GPa~100GPaであり、50
℃~350℃の平均線膨張係数が35×10
-7
~120×10
-7
/℃である、請求項
1~7のいずれか一項に記載のガラス板。
【請求項9】
耐水性試験でのNa
2
Oの溶出量が0.001mg~0.6mgである、請求項1~8
のいずれか一項に記載のガラス板。
【請求項10】
T
2
が1750℃以下、T
4
が1350℃以下、T
4
-T
L
が-150℃以上である、
請求項1~9のいずれか一項に記載のガラス板。
(但し、T
2
はガラス粘度が10
2
(dPa・s)となる温度であり、T
4
はガラス粘
度が10
4
(dPa・s)となる温度であり、T
L
はガラスの液相温度である。)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物、建物などの窓材として使用されるガラス板に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車をはじめとする乗物や、建物の室内で、レーダー、携帯電話など、電波を利用す
る機器(以下、「電波利用機器」という)が用いられることが日常的になっている。特に
最近、高周波数帯(マイクロ波~ミリ波)、より具体的にはギガヘルツ周波数帯、例えば
3~300GHz領域の電波を使用する機器が積極的に開発されるようになってきている
。
【0003】
自動車や建物の窓材として使用されるガラスは、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1には、可視光透過率が高く、紫外線および日射の遮蔽性能が高く、視覚的にも
良好であるガラスが得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
日本特開2002-348143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、窓材用のガラスにおいて、電波利用機器の使用という観点での適性を特
に考慮した例はこれまで見当たらなかった。
【0006】
本発明は、窓ガラスが存在する環境での電波利用機器の使用において当該機器による電
波送受信の障害となりにくい、窓材用のガラス板および窓を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、18mm厚さに換算した周波数100GHzにおける電波透過率が20%以
上であるガラス板、該ガラス板を備える窓、及び該ガラス板を備える無線通信機器を提供
する。
【発明の効果】
【0008】
本発明のガラス板および窓によって、高周波数帯の電波を利用する電波利用機器を、自
動車や建物の室内でも支障なく使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電波透過率を決定するための条件の概要を示す概略構成図である。
厚さ18mmにおける、比較例1および実施例1~6のガラス板の電界強度比を示すグラフである。
厚さ18mmにおける、比較例1および実施例7~12のガラス板の電界強度比を示すグラフである。
厚さ18mmにおける、比較例1および実施例13~17のガラス板の電界強度比を示すグラフである。
厚さ18mmにおける、比較例1および実施例18~20のガラス板の電界強度比を示すグラフである。
比較例1および実施例1~6の近似透過率を示すグラフである。
比較例1および実施例7~12の近似透過率を示すグラフである。
比較例1および実施例13~17の近似透過率を示すグラフである。
比較例1および実施例18~20の近似透過率を示すグラフである。
比較例1の合わせガラスの電波透過量の測定値と指数近似により求められる電波透過量の計算値を示すグラフである。
比較例1、実施例3、実施例4、実施例11および実施例25の合わせガラスの電波透過量の測定値と指数近似により求められる電波透過量の計算値を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
特に示されない限り、以下に提供される用語の定義が本明細書、図面、および特許請求
の範囲を通じて適用される。
数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値をそれぞれ下限値および上限値と
して含むことを意味する。ガラスがある成分を「実質的に含まない」とは、不純物として
不可避的に混入する場合を除き、その成分は積極的には添加されないことを意味する。ガ
ラス中の各成分の含有量は、酸化物基準のモル百分率として表す。
(【0011】以降は省略されています)
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