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公開番号
2025039733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2025002995,2021016804
出願日
2025-01-08,2021-02-04
発明の名称
腎障害、非感染性炎症及び血管疾患を予防又は治療するための医薬
出願人
学校法人自治医科大学
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
A61K
31/663 20060101AFI20250313BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、カルシプロテイン粒子の形成に関連する疾患、症状又は障害を予防又は治療し得る手段を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、ビスホスホネート製剤若しくはその製薬上許容される塩、又はそれらの製薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する、腎障害、非感染性炎症及び血管疾患を予防又は治療するための医薬に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ビスホスホネート製剤若しくはその製薬上許容される塩、又はそれらの製薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する、腎障害、非感染性炎症又は血管疾患を予防又は治療するための医薬。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
腎障害が、慢性腎臓病、尿細管障害、腎線維化、間質への炎症細胞浸潤及びネフロカルシノーシスからなる群より選択される1種以上の障害である、請求項1に記載の医薬。
【請求項3】
非感染性炎症が、生活習慣病、癌及び老化からなる群より選択される1種以上の疾患、症状又は障害に関連する非感染性慢性炎症である、請求項1に記載の医薬。
【請求項4】
血管疾患が、動脈硬化症、血管内皮障害、血管石灰化、粥状硬化、大動脈又は冠動脈における炎症反応、及び平滑筋の骨芽細胞様形質変換からなる群より選択される1種以上の障害である、請求項1に記載の医薬。
【請求項5】
ビスホスホネート製剤若しくはその製薬上許容される塩、又はそれらの製薬上許容される溶媒和物が、Toll様受容体とカルシプロテイン粒子との結合を阻害することによって腎障害、非感染性炎症及び血管疾患を予防又は治療する、請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、腎障害、非感染性炎症及び血管疾患を予防又は治療するための医薬に関する。特に、本発明の一態様は、血液凝固Xa因子阻害薬及びビスホスホネート製剤からなる群より選択される1種以上の化合物若しくはその製薬上許容される塩、又はそれらの製薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する、腎障害、非感染性炎症又は血管疾患を予防又は治療するための医薬に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
腎障害の一種である慢性腎臓病は、慢性糸球体腎炎等の腎疾患だけでなく、糖尿病及び高血圧等の生活習慣病の腎合併症として起きる場合が多い。慢性腎臓病の進行を抑制するためには、腎障害の原因となった疾患を個々の患者で同定し、その疾患の治療を徹底する以外に方法がない。このため、慢性腎臓病患者に共通する普遍的な治療標的の同定及び治療法の開発が望まれている。
【0003】
慢性腎臓病患者の主な死因は心血管イベントであり、その危険因子として血管石灰化が同定されている。例えば、非特許文献1は、ビスホスホネート製剤であるアレンドロン酸が血管石灰化に対して治療効果を有することを記載する。しかしながら、血管石灰化に対する有効な治療法は、現時点では確立していない。また、明らかな感染症がないにもかかわらず炎症所見が認められる病態は、非感染性炎症と呼ばれている。非感染性炎症は、生活習慣病及び/又は老化に関連しており、これらを加速することが指摘されている。しかしながら、非感染性炎症の原因となる「病原体」は、同定されていない。
【0004】
慢性腎臓病の進行過程で普遍的に認められる病態は、機能的なネフロン数の減少である。ネフロンは、尿細管及び糸球体からなる腎臓の機能単位である。ネフロン数が減少すると、尿中に排泄すべき物質のネフロンあたりの排泄量を増やす代償機構が働く。この際に問題となるのがリンである。ネフロンあたりのリン排泄量が増えると、原尿中のリン濃度が上昇し、尿細管管腔内にリン酸カルシウム結晶を含む微粒子(以下、「カルシプロテイン粒子」とも記載する)が形成される。カルシプロテイン粒子は、リン酸カルシウム結晶と血清タンパク質であるフェチュインAとの複合体ナノ粒子である。カルシプロテイン粒子は、尿細管細胞を傷害する活性を有することが知られている。このため、カルシプロテイン粒子の形成は、腎障害の原因となる。
【0005】
また、カルシプロテイン粒子は、血中にも出現することが知られている。このため、カルシプロテイン粒子の形成は、血管内皮障害及び血管石灰化のような血管疾患、並びに非感染性炎症の原因となる。
【0006】
例えば、特許文献1は、カルシプロテイン粒子の測定方法及び慢性腎臓病の検査を補助する方法を記載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6566697号公報
【非特許文献】
【0008】
Okamoto M, Yamanaka S, Yoshimoto W, Shigematsu T, Alendronate as an effective treatment for bone loss and vascular calcification in kidney transplant recipients. Journal of transplantation. 2014年, 第2014巻, p. 269613
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記のように、カルシプロテイン粒子の形成に関連する疾患、症状又は障害についての知見は得られているものの、これらの疾患、症状又は障害を予防又は治療し得る手段は現在のところ開発されていない。
【0010】
それ故、本発明は、カルシプロテイン粒子の形成に関連する疾患、症状又は障害を予防又は治療し得る手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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