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公開番号2025039799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025004365
出願日2025-01-10
発明の名称建築材料および建築材料の製造方法
出願人旭興進株式会社
代理人個人
主分類E04C 2/08 20060101AFI20250313BHJP(建築物)
要約【課題】より薄く耐候性に優れた建築材料およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一観点に係る建築材料1は、中空アルミニウム合金基材2と、中空アルミニウム合金基材を被覆する樹脂層4と、アルミニウム合金基材と樹脂層を接着するためにアルミニウム合金基材と樹脂層の間に設けられる接着層3を有する建築材料であり、また、樹脂層及び接着層は木粉を含まず、接着層は厚さ0.1mm以上0.3mm以下、好ましくは0.2mmであり、樹脂層は厚さ0.1mm以上1mm以下、好ましくは0.7mmとする仕様である。また本発明の他の一観点に係る建築材料の製造方法は、中空アルミニウム合金基材上に接着層を形成するステップ、接着層の上に樹脂層を形成するステップを有する建築材料の製造方法であって、樹脂層及び接着層は本仕様に基づき形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
中空アルミニウム合金基材と、
前記中空アルミニウム合金基材を被覆する樹脂層と、
前記中空アルミニウム合金基材と前記樹脂層を接着するために前記中空アルミニウム合金基材と前記樹脂層の間に設けられる接着層と、を有する建築材料であり、
前記樹脂層及び前記接着層は木粉を含まず、
前記接着層は厚さ０．１ｍｍ以上０．３ｍｍ以下、好ましくは０．２ｍｍであり、
前記樹脂層は厚さ０．１ｍｍ以上１ｍｍ以下、好ましくは０．７ｍｍである建築材料。
続きを表示（約 590 文字）【請求項２】
前記接着層は、ＰＯＥ（ポリオレフィンエラストマー）、ＬＬＤＰＥ（線形低密度ポリエチレン）及び、ＥＡＡ（エチレン-アクリル酸共重合体）等の少なくともいずれかを含む請求項１記載の建築材料。
【請求項３】
前記樹脂層は、サーリン樹脂、ポリプロピレン及び無水マレイン酸相溶剤の少なくともいずれかを含む請求項１記載の建築材料。
【請求項４】
前記中空アルミニウム合金基材は、アルミ部各箇所の厚み０．１ｃｍ以上０．５ｃｍ以下、板幅５ｃｍ以上２２ｃｍ以下、板厚０．９ｃｍ以上５ｃｍ以下、長さ２００ｃｍ以上である請求項１記載の建築材料。
【請求項５】
前記中空アルミニウム合金基材は、一対の平面部と、前記一対の平面部に対して間隙をおいて支持するための側壁部及び中柱部と、を有するものである請求項１記載の建築材料。
【請求項６】
中空アルミニウム基材上に接着層を形成するステップ、
前記接着層の上に、樹脂層を形成するステップ、を有する建築材料の製造方法であり、
前記樹脂層及び前記接着層は木粉を含まず、
前記接着層は厚さ０．１ｍｍ以上０．３ｍｍ以下、好ましくは０．２ｍｍで形成され、
前記樹脂層は厚さ０．１ｍｍ以上１ｍｍ以下、好ましくは０．７ｍｍで形成される建築材料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建築材料および建築材料の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
一般に家屋だけでなく、インテリアやエクステリアにおいて、その主要部材に板状部材を用いることが非常に多い。一般に板状部材は木粉であるが、木粉は腐食が生じやすく耐候性において課題があり、また、その重量も用いる板状部材のサイズによって重くなってしまうといった課題がある。
【０００３】
これに対し、中空の部材を用い、その中空の部材の周囲に樹脂層を塗布することで板状の建築材料を軽量化しようとする技術が下記特許文献１に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－７９０９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記特許文献１では、木粉を含み、木粉の耐候性に関してはまだ課題を残す。また、木粉を含むためその厚さを薄くするなどの調整が難しいといった課題がある。
【０００６】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、より薄く耐候性に優れた建築材料およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決する本発明の一観点に係る建築材料は、中空アルミニウム合金基材と、中空アルミニウム合金基材を被覆する樹脂層と、アルミニウム合金基材と樹脂層を接着するためにアルミニウム合金基材と樹脂層の間に設けられる接着層と、を有する建築材料であり、また、樹脂層及び接着層は木粉を含まず、接着層は厚さ０．１ｍｍ以上０．３ｍｍ以下、好ましくは０．２ｍｍであり、樹脂層は厚さ０．１ｍｍ以上１ｍｍ以下、好ましくは０．７ｍｍである。
【０００８】
また、本観点において、限定されるわけではないが、接着層は、ＰＯＥ（ポリオレフィンエラストマー）、ＬＬＤＰＥ（線形低密度ポリエチレン）及び、ＥＡＡ（エチレン－アクリル酸共重合体）等の少なくともいずれかを含むことが好ましい。
【０００９】
また、本観点において、樹脂層は、サーリン樹脂、ポリプロピレン及び無水マレイン酸相溶剤の少なくともいずれかを含むことが好ましい。
【００１０】
また、本観点において、限定されるわけではないが、中空アルミニウム合金基材は、アルミ部各箇所の厚み０．１ｃｍ以上０．５ｃｍ以下、板幅５ｃｍ以上２２ｃｍ以下、厚み０．９ｃｍ以上５ｃｍ以下、長さ２００ｃｍ以上であることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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