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公開番号
2025063466
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172688
出願日
2023-10-04
発明の名称
バッテリーの支持構造
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01M
10/658 20140101AFI20250409BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】バッテリーモジュールの温度管理を容易にするバッテリーの支持構造を提供する。
【解決手段】金属製のフレーム体Fの内側に位置するバッテリー収容空間にBSに配置されたバッテリーBを、フレーム体Fに支持する支持ユニットCを備えている。フレーム体Fには、バッテリー収容空間BSに突出する突出部26が形成され、支持ユニットCは、バッテリーBを支持する金属製の支持ブラケット21aと、支持ブラケット21aに固定された介在部材25と、当該介在部材25を突出部に締結し、支持ブラケット21aとは離間している締結部材28とを有し、介在部材25の熱伝導率が、締結部材28の熱伝導率よりも低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
金属製のフレーム体の内側に位置するバッテリー収容空間に配置されたバッテリーを、前記フレーム体に支持する支持ユニットを備えたバッテリーの支持構造であって、
前記フレーム体には、前記バッテリー収容空間に突出する突出部が形成されており、
前記支持ユニットは、前記バッテリーを支持する金属製の支持ブラケットと、当該支持ブラケットに固定された介在部材と、当該介在部材を前記突出部に締結し、前記支持ブラケットとは離間している締結部材とを有し、
前記介在部材の熱伝導率が、前記締結部材の熱伝導率よりも低いバッテリーの支持構造。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記支持ブラケットの熱伝導率よりも前記介在部材の方が低く、かつ前記フレーム体の熱伝導率よりも前記介在部材の方が低い請求項1に記載のバッテリーの支持構造。
【請求項3】
前記介在部材は、車両幅方向に延びるように樹脂インサート成形により前記支持ブラケットと一体的に形成されており、
前記締結部材は、前記介在部材の貫通孔に車両上下方向に挿通された状態で前記介在部材を前記突出部に締結している請求項2に記載のバッテリーの支持構造。
【請求項4】
前記バッテリー収容空間の下側に、前記フレーム体に支持されたシェアパネルが配置されており、
前記バッテリーを支持する底板は、冷却流体が流通する流路空間を有する状態で前記支持ブラケットと一体的に形成されており、
前記シェアパネルの上面と前記底板の下面との間に断熱支持体が介在している請求項1~3のいずれか一項に記載のバッテリーの支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリーの支持構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
EV(電動自動車)のように電力を必要とする車両では、特許文献1にも記載されるように重量物となるバッテリーモジュール(文献では電池モジュール)を車体のフロアの下側に配置する構成が多く採用されている。
【0003】
特許文献1には、一対の車体フレームの間にパネル状のガード部材を配置し、このガード部材の締結部を一対の車体フレームに連結することによりガード部材を車体フレームに固定する構成が示されている。
【0004】
この特許文献1では、バッテリーモジュールが収容されるケース体をガード部材の上面に支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-183222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
複数のバッテリーセルを有するバッテリーモジュールでは、例えば、バッテリーセルの温度が低下した場合に、バッテリーモジュールの出力が低下し、車両の航続可能距離の低下を招くものであった。
【0007】
バッテリーモジュールは最適な温度に維持されることが、出力性能を高く維持する観点から重要である。しかしながら、特許文献1に記載されるように車体フレームに対し締結部によって支持されたガード部材に、バッテリーモジュールを載置する構成では、車体フレームとバッテリーモジュールとの間で熱が伝わることにより、バッテリーモジュールの温度管理が困難になるものであった。
【0008】
このような理由から、バッテリーの温度管理を容易にするバッテリーの支持構造が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るバッテリーの支持構造の特徴構成は、金属製のフレーム体の内側に位置するバッテリー収容空間に配置されたバッテリーを、前記フレーム体に支持する支持ユニットを備えたバッテリーの支持構造であって、前記フレーム体には、前記バッテリー収容空間に突出する突出部が形成されており、前記支持ユニットは、前記バッテリーを支持する金属製の支持ブラケットと、当該支持ブラケットに固定された介在部材と、当該介在部材を前記突出部に締結し、前記支持ブラケットとは離間している締結部材とを有し、前記介在部材の熱伝導率が、前記締結部材の熱伝導率よりも低い点にある。
【0010】
本構成によると、バッテリーを支持する金属製のブラケットに形成された介在部材と、フレーム体の突出部とを締結部材で締結することにより、バッテリーをフレーム体に支持できる。このように支持した状態で介在部材が、金属製のブラケットと、突出部との中間に配置され、締結部材が支持ブラケットから離間するため、突出部とブラケットとの間における熱伝導を抑制し、フレーム体から伝えられる熱の影響を抑制してバッテリーの温度を管理できる。特に、介在部材の熱伝導率が、締結部材の熱伝導率より低いため、例えば、締結部材の締結力によって介在部材がブラケットと密着する状況にあっても、熱伝導の抑制を維持できる。従って、バッテリーの温度管理を容易にするバッテリーの支持構造が得られた。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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